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言葉の魔法でピアノが上達できちゃう夢や希望を叶える言い方とは?

2017-03-26 : ピアノレッスン
言葉の魔法でピアノが上達できちゃう夢や希望を叶える言い方とは?
先生、うちの子、なかなかハッキリしない子なんです……。
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


ピアノの先生に、自分の目標や、やりたい曲などをお話したことはありますか? お子さんは、自分の希望を先生にちゃんと伝えられていますか?


なかなか自分の意思を言葉に出さない子って、確かにいます。どうしたいの? って聞いてもハッキリ表現せず、「うぅん」とか「まぁ」など曖昧な言葉で濁したり、頷きや小首をかしげる仕草だけとか。


もちろん性格や気質が大きく影響しているんですが、だからといって何も考えを持っていないわけではないので、あまり急かしたり念を押したりすると、余計に言葉に出したがりません。


でも自分の意思を言葉に出して伝えることで、物事が実現に向かって進むんだということを知ると、ちょっとずつ変わってくるんですよね。






ピアノで実現したいことは言葉に出して


例えば、

「トトロの曲が弾きたい」
「ショパンが弾けるようになりたい」

とか、

「コンクールで入賞したい」

あるいは、

「音大に行きたい」

とか。


何でもいいのですが、自分の希望ややりたいことを、自分の意志と言葉でしっかり言語化する、誰かに伝える、というのはとても大切なことなんです。


「有言実行」とか「口は災いの元」など、言葉に関する格言があるように、自分の言葉が自分の人生を形作っていく面が、少なからずありますからね。


s

ピアノでも同じで、希望や目標を語ってくれることで、この子はこんな志向を持っているんだなぁって、進むべき方向のヒントとなるんです。だから私は積極的に聞くようにしています。


発した言葉は、地図の上に刺したピンみたいなものなんですね。




自分を縛る「できたらいいなぁ~」


しかしほとんどの場合、語尾に「~たい」ってついてしまっていることが多いんですよね。「弾きたい」とか「やりたい」などです。


ニュアンスとしては、

「○○○を弾けるようになりたいなぁ~」
「○○○をやってみたいなぁ~」
「○○○になれればいいなぁ~」

に近いものがありますよね。
「○○○できたらいいなぁ~」みたいな。


この「○○○できたらいいなぁ〜」という言葉には、願望や希望、夢が含まれてはいますが、まだちょっと積極性に欠けています。フワフワした夢物語といったところでしょうか。まだまだ現実味や実現性が弱いですよね。


ひっとしたら心の深~いところでは……

(でも、やっぱりムリかな。)
(な~んちゃって。)
(ま、できなくてもいいもんね。)

なんていう、呪縛の魔法にかかっているかも。自分で自分の可能性を縛ってしまう、緩いけどジワジワ効いてくる呪いなのです。






未来を引き寄せ、夢を実現させる言葉


「言葉の魔法」ってあるんですよね。魔法使いが呪文を唱えるように、自分の口から発した言葉にも効力が宿っているんです。


先ほどの「できたらいいなぁ〜」という言葉には、出来るかもしれないという効力と同時に、出来ないかもしれないという効力もコッソリ隠れています。


肯定と否定、成就と不成就。2つの相反する思いが同時に入っているので、「かもしれない」というあやふやな効力になってしまうわけです。


  • もしかすると弾けるかもしれない
  • でもやっぱり弾けないかもしれない

結果はどちらに転ぶかハッキリしません。まだ自分の未来を決め切れていないわけです。


でも言葉をちょっと変えるだけで、「できちゃう」効力になるんです♪


そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

絶対に実現したいことは言い切ること!


  • やりたい
  • なりたい
  • したい
  • 行きたい

ではなく

  • やる!
  • なる!
  • する!
  • 行く!

という言葉に変えて心に誓うこと。


  • 弾きたい
  • 弾けるようになりたい

じゃなく、

  • 弾く
  • 弾けるようになる

と決意すること。


言い切る言葉には、非常に力強い意思が宿り、夢や希望を現実化しやすくします。と同時に、その言葉には責任も生じ、自分で背負った責任を自分で果たそうとする意識も芽生えるんですね。


小さな子でも、自分で言った言葉を自分で破るのは抵抗を感じていますよね。できる限り、自分の責任を果たそうとしています。


迷いや退路を断ち、力を一点に集中させることで、言葉の魔法は強力なパワーを発揮します。希望ややりたいことの実現へと向けて、時計の針をひとつ進め、足を一歩前に踏み出させる効果が現れるでしょう。





「今日はピアノの練習しよっかなぁ~」

よりは、

「今日はピアノの練習するゾ!」

と言った方が、決意も責任も生まれます。


「あ~あ、音大いけたらいいなぁ〜」

じゃなくて、

「私、音大いくことに決めたから!」キリッ

力強い言葉にテンションもあがりますし、周囲の人もそういうふうに見てくれるようになります。


  • ピアノが弾けるようになりたいなぁ~
  • ピアノが弾けたらいいなぁ~

から

  • ピアノが弾けるようになる

へ。


強い言い切りの言葉は、未来へ向かって投擲する鋭い錨(いかり)。夢を引き寄せる鋼の鎖なのです。


【関連書籍】

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)
世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てバイブル、待望の文庫化。子育てでもっとも大切なことは何か、どんな親になればいいのかというヒントが、この本にあります。(Amazonより引用)
Kindle版


いかがでしたか?
魔法の呪文は声に出して、ビシッと言い切りましょう。


ただし、本当に実現したことだけに使うこと。何でもかんでも使っていたら、効果がなくなってしまいますからね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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