初めてのピアノコンクール、ココが大切!演奏の印象が大きく変わるこの2音
2016-08-21 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
今週末に近くの楽器店さんのホールで、ピアノコンクール(フレッシュ横浜音楽コンクール予選)があり、私のピアノ教室からも数名の生徒さんが参加することになっています。
それぞれの生徒さんに、コンクールでの留意点をいくつかお伝えしたんですが、その中でもとても大切なこと2つあります。
今回参加する生徒さんはみんな、はじめてのピアノコンクールとなりますから、途中で間違えないように、途中で真っ白にならないように、途中でミスしないように……。
……と、演奏の途中で起こりそうなネガティブイメージばかりを心配して、とにかく必死に練習してるんですよね。
って。^^;
もちろん、途中で失敗せずに最後まで演奏するのは、ピアノコンクールではとても大切なことなんですよ。ミスタッチや演奏が止まっていまうと、大きな減点になってしまいますから。
しかし、演奏の途中も大事なんですが、ほかにも重要な部分があるんですよね。初めてのコンクールであっても、ここは外しちゃいけないっていう、意外なポイントっていうのがあるんです。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
始め良ければ終わり良し。
終わり良ければすべて良し。
という言葉がありますが、ピアノの場合はどうなのでしょう? 始めと終わりには、一体何があるというのでしょうか?
ピアノの演奏における始めと終わりには、もちろん音があります。最初の1音、終わりの1音、それぞれに意味や役割があるんです。
ピアノの演奏では、始まりの最初の1音で、その曲の強弱のレベルがほぼ決まってしまいます。
弱い音で弾きはじめてしまうと、その弱い音が基準となり、全体的に弱い音・小さな音になってしまいます。
そして元々弱く弾く部分では、本当にか細い音で弾かなければならないので、弾いてても聴いていても辛くなります。
逆に、強い音で弾きはじめてしまうと、終始、強い音・大きな音になり、本来強く弾かなければいけない箇所が、必要以上に強く大きくなり、これも辛いですよね。
演奏の途中で本来の強弱レベルに戻すことが出来ればまだいいですが、ほとんどの場合は弾きはじめの音を引きずったまま最後までいくか、ムリヤリ軌道修正して不自然なことになってしまいます。
もしかしたら、自分が弾いた始まりの音が、弱いのか強いのかすら気づいていないってこともあるかもしれません。
それだけに、始まりの音、弾きはじめの最初の音というのは、本当に大事なんですね。
ピアノ演奏の終わりの音で、その曲のドラマが終わる、といっても過言ではありません。
そこまでの演奏で何を表現してきたのか、どんな曲だったのか、そういったことを締めくくる役割があるんですね、弾き終わりの音には。
そっと静かに、ペダルの余韻を残し終わるとき。注意して耳を澄ませながら、すぅーっと力を抜くように切る……。
ジャン! と終わるとき。腕だけでなく、全身のエネルギーを肩から指へ流し込んで、そして切る。
というように、最後の音をどう弾くかで、音の余韻や曲の印象、そしてピアノを通して何が表現されたのかが変わってきます。どうドラマを終わらせるかで、会場の空気を操ることだってできちゃいます。
ここがチグハグだと、あれ、何の曲だっけ? ん、そんな曲だったっけ? なーんてことになりかねません。
なので最後の1音まで気を抜かずに、しっかりとピアノを弾き切るということが大切なんですね。
始まりの音と終わりの音の弾き方次第で、曲の印象どころか、演奏者の印象までもが決まってしまいます。
聴き手の記憶に残る演奏ができるかどうかは、始まりと終わりにかかっているんですね。
初めてのピアノコンクールであっても、
この2つの音は大切に弾いいてくださいね。
【関連書籍】
渡部由記子ブックス2 魔法のピアノレッスン コンクールで育つ「生きる力」
そしてもうひとつ、さらに大切なことが。
それは最初と最後の挨拶。緊張の中なかなか難しいと思いますが、笑顔を忘れないでね。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
今週末に近くの楽器店さんのホールで、ピアノコンクール(フレッシュ横浜音楽コンクール予選)があり、私のピアノ教室からも数名の生徒さんが参加することになっています。
それぞれの生徒さんに、コンクールでの留意点をいくつかお伝えしたんですが、その中でもとても大切なこと2つあります。
演奏の“途中”が気になる、初めてのピアノコンクール
今回参加する生徒さんはみんな、はじめてのピアノコンクールとなりますから、途中で間違えないように、途中で真っ白にならないように、途中でミスしないように……。
……と、演奏の途中で起こりそうなネガティブイメージばかりを心配して、とにかく必死に練習してるんですよね。
間違えちゃダメだ! 間違えちゃダメだ! 途中で間違えちゃダメだ!
って。^^;
もちろん、途中で失敗せずに最後まで演奏するのは、ピアノコンクールではとても大切なことなんですよ。ミスタッチや演奏が止まっていまうと、大きな減点になってしまいますから。
しかし、演奏の途中も大事なんですが、ほかにも重要な部分があるんですよね。初めてのコンクールであっても、ここは外しちゃいけないっていう、意外なポイントっていうのがあるんです。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
始まりと終わりの音をたいせつに弾く♪
始め良ければ終わり良し。
終わり良ければすべて良し。
という言葉がありますが、ピアノの場合はどうなのでしょう? 始めと終わりには、一体何があるというのでしょうか?
始まりの音と終わりの音でピアノの演奏が変わる!?
ピアノの演奏における始めと終わりには、もちろん音があります。最初の1音、終わりの1音、それぞれに意味や役割があるんです。
1.始まりの音 - 弾きはじめの最初の音
ピアノの演奏では、始まりの最初の1音で、その曲の強弱のレベルがほぼ決まってしまいます。
弱い音で弾きはじめてしまうと、その弱い音が基準となり、全体的に弱い音・小さな音になってしまいます。
そして元々弱く弾く部分では、本当にか細い音で弾かなければならないので、弾いてても聴いていても辛くなります。
逆に、強い音で弾きはじめてしまうと、終始、強い音・大きな音になり、本来強く弾かなければいけない箇所が、必要以上に強く大きくなり、これも辛いですよね。
演奏の途中で本来の強弱レベルに戻すことが出来ればまだいいですが、ほとんどの場合は弾きはじめの音を引きずったまま最後までいくか、ムリヤリ軌道修正して不自然なことになってしまいます。
もしかしたら、自分が弾いた始まりの音が、弱いのか強いのかすら気づいていないってこともあるかもしれません。
それだけに、始まりの音、弾きはじめの最初の音というのは、本当に大事なんですね。
2.終わりの音 - 弾き終わりの最後の音
ピアノ演奏の終わりの音で、その曲のドラマが終わる、といっても過言ではありません。
そこまでの演奏で何を表現してきたのか、どんな曲だったのか、そういったことを締めくくる役割があるんですね、弾き終わりの音には。
そっと静かに、ペダルの余韻を残し終わるとき。注意して耳を澄ませながら、すぅーっと力を抜くように切る……。
ジャン! と終わるとき。腕だけでなく、全身のエネルギーを肩から指へ流し込んで、そして切る。
というように、最後の音をどう弾くかで、音の余韻や曲の印象、そしてピアノを通して何が表現されたのかが変わってきます。どうドラマを終わらせるかで、会場の空気を操ることだってできちゃいます。
ここがチグハグだと、あれ、何の曲だっけ? ん、そんな曲だったっけ? なーんてことになりかねません。
なので最後の1音まで気を抜かずに、しっかりとピアノを弾き切るということが大切なんですね。
始まりの音と終わりの音の弾き方次第で、曲の印象どころか、演奏者の印象までもが決まってしまいます。
聴き手の記憶に残る演奏ができるかどうかは、始まりと終わりにかかっているんですね。
初めてのピアノコンクールであっても、
- 弾きはじめの最初の音
- 弾き終わりの最後の音
この2つの音は大切に弾いいてくださいね。
【関連書籍】
渡部由記子ブックス2 魔法のピアノレッスン コンクールで育つ「生きる力」
コンクールは心を育てる究極の場です。本書では、コンクールに出場する目的や心構え、目標を達成するための方法などをまとめました。実際の生徒さんの成長過程や、モチベーションを保つための小道具も写真入りで紹介しています。(Amazonより引用)
そしてもうひとつ、さらに大切なことが。
それは最初と最後の挨拶。緊張の中なかなか難しいと思いますが、笑顔を忘れないでね。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!
更新: | 公開: |
深い〜お話ですね。
私もピアノを習ってましたが、やはり、「途中で曲を忘れたらどうしよう!」というのが気になったりしてました。
わかっていても、実際はなかなか難しいことですよね。