ピアノと塾と - 中学受験でピアノや習い事を辞めさせて塾通いはもったいない? ~ ご相談メールより ~
2017-01-23 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
さて今回は、メルマガ読者の方からいただいたご相談メールから。
ピアノと塾、習い事と中学受験。親御さんにとっては、なかなか両立させるのが難しい課題ですよね。
子ども将来の進路を見据えて、中学受験に集中させるために塾通いを取るか? 小さい頃から続けてきた習い事を続けさるか? あるいはどちらも両立させるか?
キッパリと受験に関係ないものは全部削り、学校と塾での勉強だけに集中させる方もいれば、非常に悩まれて決めかねる方もいます。最後は子ども本人に、どれかひとつだけに決めさせるという人もいるんですね。
一方の当事者であり、ピアノを教える立場でこのご質問に答えるのは、どうしても偏りや公平さに欠ける部分が出てきてしまいます。ピアノを辞めないこと、続けることの正当性や理由を、ひいき目に語ってしまうからです。
しかしピアノ教室で日常的に起こっている課題でもありますので、なんとか私なりに答えてみたいと思います。
この記事の目次
ピアノだけに限ったことではありませんが、お子さんの習い事は、塾やクラブ活動などとの両立で、辞めるか、続けるかの岐路に立たされる時期がきます(こない子もいますが)。
小学3~4年生になると、中学受験をにらんでの学習塾通いはもちろん、地域や学校でのスポーツ活動も盛んになりますよね。
私がいる横浜でも、伝統的に公立の中学より私立の中学の方が評価が高いようで、塾通いから中学受験へと進んでいく子も多いです。
一方ピアノは3歳~4歳、早ければ2歳からと、幼少期からはじめていることが多く、ちょうどスラスラ弾けるようになってピアノがおもしろく感じてくるころに、塾とバッティングします。
だんだんと時間的、体力的、そして経済的にも、両立・並立させることが難しくなりますから、後からはじめる塾やクラブ活動と対立項になりやすい面があるんですよね、ピアノって。
このままではキツイ、何かを辞めなければ大変だってなると、先にやっていたピアノが辞める対象になるのは当然といえば当然です。新しいことをはじめるには、古い方を捨てることも大切。息は吐かなければ吸えないですもんね。
また小学4年生~6年生という局面では、中学受験はとても大きな山場となり、近い将来の進路を占うという意味でも、最重要なライフイベントであることは疑いようがありません。
ですから、親御さんにとって
塾>>>[越えられない壁]>>>ピアノとなるのも理解できるのです。
もちろん中学受験を控えて塾を選択しない、なんてことは現実的ではないのはわかっています。塾に行かずに合格できるほど、中学受験は甘くはありませんよね。
ピアノを教える立場ではあっても、受験に挑む生徒さんには本当に頑張ってほしい、合格してパッピーな春を向かえてほしいと、心から思います。長年一緒にピアノに向かい合ってきた仲ですから。
でも、それでも尚、「ピアノ、辞めます」と決める前にちょっとだけ、ほんの少しだけでも考えていただけたらなぁということがあります。
塾に通いはじめるお子さんは、新しい情報をたくさんインプットしていきます。新しい場所、新しい環境、新しい友だち、新しい先生、新しい学び、新しい体験。すべてが新鮮で、すべてが慣れてなくて、すべてが緊張の連続。
そして中学受験に向けて結果を出すことを強く求められます。新たな経験を得る反面、プレッシャーとストレスも生み出し、それを越えた先のゴールを目指して突き進みます。
一方、小さいころから通い続けたピアノ教室は、慣れ親しんだ環境で心は安定しています(先生が厳しい場合は、そうではないかもしれませんが……)。
そこは難しいことを少しずつ解決してきた、成功体験のいっぱい詰まった場所。指は自由に動くようになり、好きな曲も弾けるようになってどんどん楽しさがドンドン増してきている場所。
ピアノの先生との信頼関係も築き、小さな相談に乗ってもらったり、宿題を見てもらったり、一緒にやりたい方向性を見つけてもらったりと、本人の中では意外と大きなウエイトを占めていることもあります。
精神的な支柱、ですね。
この支柱を取り外してしまうということは、一体どういうことを意味するのか? 果たしてその先に何が起こるのか?
一方親御さんとしては、時間がない中で送り迎えしたり、経済的な負担も増える中、あんまり練習もしない(ように見える)、上手くもならない(ように見える)、そんなピアノを続けさせることに疑問を抱きはじめます。
音大に行くわけでもなければ、ピアニストなんてなれるわけがない。果たしていつまで続けさせればいいのか、いつが辞め時なのか……。
ピアノが楽しくなる時期、中学受験を考える時期、そしてピアノの辞めさせ時。3つの思惑がクロスする一点に岐路が訪れます。
精神的な支柱を取り去り、プレッシャーとストレスの中でゴールを目指させるのか、それとも……。
「継続は力なり」という言葉があります。何かをやり続けた先に身につく力があります。と同時に、やり続けるという力も身につく。途中で辞めない、投げ出さない、諦めない、やり続けるんだという意思の力。
人生というのは、やり続けることで継続性が生まれます。やり続けることでキャリアを獲得します。やり続けてきたことが、履歴として意味を持つものです。
どんな道でも簡単ではありません。しかし、ひとつでもいいのです。小さい頃にピアノを習うと決めたのなら、親子でやり続けてみてほしいのです。
別にピアニストや作曲家などのプロになるということではなく、ただやり続けるという選択をする。それだけでまた違った道が現れてくるものなんです。
受験という山場が終われば、塾には行かなくなります。でもピアノは違いますよね。一生を通して続けられることなんです。
30代40代になっても学習塾に通い続けている人は聞いたことがありませんが、30代40代、いや50代、60代、70代だって、それぞれのやり方とペースで、ピアノを楽しんでいる方は多いんですよね。
子どもの習い事、というだけでは収まりきれない広がりが、そこにはあるんです。
気がつくのは、大人になってからかもしれません。気がつくころには、自分が父や母になってるかもしれません。でも、やらせてもらった子はいつか絶対にこう気が付きます。
「お母さんは時間のない中、私を送り迎えしてくれた。習いごとへ行かせ続けてくれた。私も自分の子どもにもそうしよう!」
継続が力に変わったとき、はじめて遺伝子に刻まれます。
親から子へ、子からその子へ。
遺伝子は受け継がれていくんです。
時間を越える、遺伝子という名の意志の力。
私自身も、雨の中でも雪の中でも傘をさしてピアノ教室へ送り迎えしてくれた、祖母と母の遺伝子を……
何も言わずお金を出し続けてくれた上、2台もピアノを買ってくれて、音大まで行かせてくれた父の意志を、しっかり受け継いでいます(父はごく平凡なサラリーマンです)。
どんなに疲れてても、
どんなに時間がなくても、
どんなに経済的に苦しくても、
どんなに私が憎まれ口叩いても、
どんなに私がワガママいっても、
どんなに私がバカで愚かでも、
ピアノだけは続けさせてくれた祖母と両親。
その意志と遺伝子のおかげで、今こうしてたくさんの方にピアノを教えさせてもらっています。
私に音楽の才能があったわけじゃない。天賦の才でピアノが弾けるわけじゃない。むしろ怠け者で努力が嫌い、屁理屈を吐いてはすぐサボる、才能の欠片もない落ちこぼれだった私。
ただただ、祖母と両親が辛抱強く遺伝子と意志を、こんなダメな私に与え続けてくれただけなんです。
大人になって気がつくのは、その意志と遺伝子は「親の愛」だったんだということですね。
もちろん、辞めさせたからといって愛がないというわけではありません。中学受験を目指してピアノをスッパリ辞めさせるという、熟慮の上での決断にも、親御さんの愛が詰まっています。
しかし辞めない、とりあえず続けるんだという選択肢もあることに気がついていただけたらと思います。
月3~4回のレッスンが、月1回になってもいいと思います。少しペースダウンするだけで、辞めずに続けていくことができます。受験前の1~2ヶ月はお休み、というのもありでしょう。
辞めて縁を断ち切ることがなければ、ピアノを習い続けていくことができるんですよね。
しかし一旦辞めてから、中学に合格した後もう一度考えます、というパターンだと、復帰は難しくなることが多いです。中学に入ったら入ったで、新しい環境、慣れない生活パターンが待っているからです。
学校行事がまだ見えなかったり、通学距離が長くなったとか、部活必須で習い事をやる時間がなくなったりするのは定番です。がんばって合格したものの、同級生の学力レベルが高くてついていくのがやっと、ピアノを再開する余裕はない、なんてケースも。
でも続けてさえいれば、状況に合わせてペースを調整することもできますし、変則的なレッスンを組むことも考えられますよね。私のピアノ教室でもそうやって対応しています。
今は塾の方でも、習い事や部活などとバランスを取りながら、学習を進めていくところも増えたと聞きますから、ピアノの先生や塾の先生とご相談されてみるといいかもしれませんね。
【関連書籍】
まちがえない! 子どもの習い事―選び方から生かし方まで (Como子育てBOOKS)
いかがだったでしょうか?
ピアノを教えるという立場ですから、どうしてもピアノがひいき目になってしまいます。でも、これもひとつの意見として参考にしていただければと思います。
いずれにしても、最終的に決断するのはご家族と本人です。その結果、ピアノを辞めて塾に専念させることになったとしても、粛々と受け入れることしか、私にはできません。
今その岐路に立っている方、そしてこれから岐路を迎える方へ、どうかこのメッセージが届きますように。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
さて今回は、メルマガ読者の方からいただいたご相談メールから。
中学受験を目指して子どもを学習塾に行かせようと思っています。毎日塾に通うことになるので、費用や時間確保の面から、これを機会にピアノをはじめ、習い事を辞めさせようかと考えています。
でもこれまで続けてきたことが無駄になってしまうのも、なんだかもったいないような気もしています。
どうすればいいと思われますか?
でもこれまで続けてきたことが無駄になってしまうのも、なんだかもったいないような気もしています。
どうすればいいと思われますか?
ピアノと塾、習い事と中学受験。親御さんにとっては、なかなか両立させるのが難しい課題ですよね。
子ども将来の進路を見据えて、中学受験に集中させるために塾通いを取るか? 小さい頃から続けてきた習い事を続けさるか? あるいはどちらも両立させるか?
キッパリと受験に関係ないものは全部削り、学校と塾での勉強だけに集中させる方もいれば、非常に悩まれて決めかねる方もいます。最後は子ども本人に、どれかひとつだけに決めさせるという人もいるんですね。
一方の当事者であり、ピアノを教える立場でこのご質問に答えるのは、どうしても偏りや公平さに欠ける部分が出てきてしまいます。ピアノを辞めないこと、続けることの正当性や理由を、ひいき目に語ってしまうからです。
しかしピアノ教室で日常的に起こっている課題でもありますので、なんとか私なりに答えてみたいと思います。
この記事の目次
ピアノを習っている子にいつか訪れる、“塾”という名の岐路
ピアノだけに限ったことではありませんが、お子さんの習い事は、塾やクラブ活動などとの両立で、辞めるか、続けるかの岐路に立たされる時期がきます(こない子もいますが)。
小学3~4年生になると、中学受験をにらんでの学習塾通いはもちろん、地域や学校でのスポーツ活動も盛んになりますよね。
私がいる横浜でも、伝統的に公立の中学より私立の中学の方が評価が高いようで、塾通いから中学受験へと進んでいく子も多いです。
一方ピアノは3歳~4歳、早ければ2歳からと、幼少期からはじめていることが多く、ちょうどスラスラ弾けるようになってピアノがおもしろく感じてくるころに、塾とバッティングします。
だんだんと時間的、体力的、そして経済的にも、両立・並立させることが難しくなりますから、後からはじめる塾やクラブ活動と対立項になりやすい面があるんですよね、ピアノって。
このままではキツイ、何かを辞めなければ大変だってなると、先にやっていたピアノが辞める対象になるのは当然といえば当然です。新しいことをはじめるには、古い方を捨てることも大切。息は吐かなければ吸えないですもんね。
また小学4年生~6年生という局面では、中学受験はとても大きな山場となり、近い将来の進路を占うという意味でも、最重要なライフイベントであることは疑いようがありません。
ですから、親御さんにとって
塾>>>[越えられない壁]>>>ピアノとなるのも理解できるのです。
もちろん中学受験を控えて塾を選択しない、なんてことは現実的ではないのはわかっています。塾に行かずに合格できるほど、中学受験は甘くはありませんよね。
ピアノを教える立場ではあっても、受験に挑む生徒さんには本当に頑張ってほしい、合格してパッピーな春を向かえてほしいと、心から思います。長年一緒にピアノに向かい合ってきた仲ですから。
でも、それでも尚、「ピアノ、辞めます」と決める前にちょっとだけ、ほんの少しだけでも考えていただけたらなぁということがあります。
ピアノを辞めて塾を取る?その岐路でクロスするいろんな思惑
塾に通いはじめるお子さんは、新しい情報をたくさんインプットしていきます。新しい場所、新しい環境、新しい友だち、新しい先生、新しい学び、新しい体験。すべてが新鮮で、すべてが慣れてなくて、すべてが緊張の連続。
そして中学受験に向けて結果を出すことを強く求められます。新たな経験を得る反面、プレッシャーとストレスも生み出し、それを越えた先のゴールを目指して突き進みます。
一方、小さいころから通い続けたピアノ教室は、慣れ親しんだ環境で心は安定しています(先生が厳しい場合は、そうではないかもしれませんが……)。
そこは難しいことを少しずつ解決してきた、成功体験のいっぱい詰まった場所。指は自由に動くようになり、好きな曲も弾けるようになってどんどん楽しさがドンドン増してきている場所。
ピアノの先生との信頼関係も築き、小さな相談に乗ってもらったり、宿題を見てもらったり、一緒にやりたい方向性を見つけてもらったりと、本人の中では意外と大きなウエイトを占めていることもあります。
精神的な支柱、ですね。
この支柱を取り外してしまうということは、一体どういうことを意味するのか? 果たしてその先に何が起こるのか?
一方親御さんとしては、時間がない中で送り迎えしたり、経済的な負担も増える中、あんまり練習もしない(ように見える)、上手くもならない(ように見える)、そんなピアノを続けさせることに疑問を抱きはじめます。
音大に行くわけでもなければ、ピアニストなんてなれるわけがない。果たしていつまで続けさせればいいのか、いつが辞め時なのか……。
中学受験もあることだし、もういっそのこと辞めさせてしまおうかしら
ピアノが楽しくなる時期、中学受験を考える時期、そしてピアノの辞めさせ時。3つの思惑がクロスする一点に岐路が訪れます。
精神的な支柱を取り去り、プレッシャーとストレスの中でゴールを目指させるのか、それとも……。
やり続けることで伝わることがあります
「継続は力なり」という言葉があります。何かをやり続けた先に身につく力があります。と同時に、やり続けるという力も身につく。途中で辞めない、投げ出さない、諦めない、やり続けるんだという意思の力。
人生というのは、やり続けることで継続性が生まれます。やり続けることでキャリアを獲得します。やり続けてきたことが、履歴として意味を持つものです。
どんな道でも簡単ではありません。しかし、ひとつでもいいのです。小さい頃にピアノを習うと決めたのなら、親子でやり続けてみてほしいのです。
別にピアニストや作曲家などのプロになるということではなく、ただやり続けるという選択をする。それだけでまた違った道が現れてくるものなんです。
受験という山場が終われば、塾には行かなくなります。でもピアノは違いますよね。一生を通して続けられることなんです。
30代40代になっても学習塾に通い続けている人は聞いたことがありませんが、30代40代、いや50代、60代、70代だって、それぞれのやり方とペースで、ピアノを楽しんでいる方は多いんですよね。
子どもの習い事、というだけでは収まりきれない広がりが、そこにはあるんです。
気がつくのは、大人になってからかもしれません。気がつくころには、自分が父や母になってるかもしれません。でも、やらせてもらった子はいつか絶対にこう気が付きます。
「お母さんは時間のない中、私を送り迎えしてくれた。習いごとへ行かせ続けてくれた。私も自分の子どもにもそうしよう!」
継続が力に変わったとき、はじめて遺伝子に刻まれます。
親から子へ、子からその子へ。
遺伝子は受け継がれていくんです。
時間を越える、遺伝子という名の意志の力。
私自身も、雨の中でも雪の中でも傘をさしてピアノ教室へ送り迎えしてくれた、祖母と母の遺伝子を……
何も言わずお金を出し続けてくれた上、2台もピアノを買ってくれて、音大まで行かせてくれた父の意志を、しっかり受け継いでいます(父はごく平凡なサラリーマンです)。
どんなに疲れてても、
どんなに時間がなくても、
どんなに経済的に苦しくても、
どんなに私が憎まれ口叩いても、
どんなに私がワガママいっても、
どんなに私がバカで愚かでも、
ピアノだけは続けさせてくれた祖母と両親。
その意志と遺伝子のおかげで、今こうしてたくさんの方にピアノを教えさせてもらっています。
私に音楽の才能があったわけじゃない。天賦の才でピアノが弾けるわけじゃない。むしろ怠け者で努力が嫌い、屁理屈を吐いてはすぐサボる、才能の欠片もない落ちこぼれだった私。
ただただ、祖母と両親が辛抱強く遺伝子と意志を、こんなダメな私に与え続けてくれただけなんです。
大人になって気がつくのは、その意志と遺伝子は「親の愛」だったんだということですね。
形を変えてピアノを続けていくという選択も
もちろん、辞めさせたからといって愛がないというわけではありません。中学受験を目指してピアノをスッパリ辞めさせるという、熟慮の上での決断にも、親御さんの愛が詰まっています。
しかし辞めない、とりあえず続けるんだという選択肢もあることに気がついていただけたらと思います。
月3~4回のレッスンが、月1回になってもいいと思います。少しペースダウンするだけで、辞めずに続けていくことができます。受験前の1~2ヶ月はお休み、というのもありでしょう。
辞めて縁を断ち切ることがなければ、ピアノを習い続けていくことができるんですよね。
しかし一旦辞めてから、中学に合格した後もう一度考えます、というパターンだと、復帰は難しくなることが多いです。中学に入ったら入ったで、新しい環境、慣れない生活パターンが待っているからです。
学校行事がまだ見えなかったり、通学距離が長くなったとか、部活必須で習い事をやる時間がなくなったりするのは定番です。がんばって合格したものの、同級生の学力レベルが高くてついていくのがやっと、ピアノを再開する余裕はない、なんてケースも。
でも続けてさえいれば、状況に合わせてペースを調整することもできますし、変則的なレッスンを組むことも考えられますよね。私のピアノ教室でもそうやって対応しています。
今は塾の方でも、習い事や部活などとバランスを取りながら、学習を進めていくところも増えたと聞きますから、ピアノの先生や塾の先生とご相談されてみるといいかもしれませんね。
【関連書籍】
まちがえない! 子どもの習い事―選び方から生かし方まで (Como子育てBOOKS)
さまざまな「習い事」の魅力、メリットなどを紹介しつつ、親が陥りがちなワナなども伝えていく。さらに、子どもの成長にも影響を与える、いい親子関係を築くためのアドバイスも満載。(Amazonより引用)
いかがだったでしょうか?
ピアノを教えるという立場ですから、どうしてもピアノがひいき目になってしまいます。でも、これもひとつの意見として参考にしていただければと思います。
いずれにしても、最終的に決断するのはご家族と本人です。その結果、ピアノを辞めて塾に専念させることになったとしても、粛々と受け入れることしか、私にはできません。
今その岐路に立っている方、そしてこれから岐路を迎える方へ、どうかこのメッセージが届きますように。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ
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