伴奏のすゝめ - ピアノの上達に伴奏が役立つ3つの理由とメリット
2017-09-18 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
さて今回は、ピアノの伴奏がテーマです。伴奏といっても左手の、ではなく、歌やほかの楽器が主旋律を奏でるときの、伴奏としてのピアノのことですね。
普段はソロ楽器として主役を張っているピアノですが、他の楽器のサポートとしても、なくてはならない楽器です。音域がとても広いので、どんな楽器とも合わせられますからね。
しかしピアノを長く学んでいても、「伴奏はどうも苦手で……」という人も少なからずいます。そういう人でも、一度は伴奏にチャレンジしてみてください。
オススメのピアノ上達法のひとつ、それが伴奏だからです。
なぜ伴奏はピアノの上達につながるのでしょうか? ここでは3つの理由をご紹介します。
ピアノを演奏する上で、メロディ、ハーモニー、リズムという音楽の三要素はとても大切ですが、伴奏をすることで客観的に意識しながら、ピアノを弾くようになります。
もちろんソロで弾くときも意識していますが、他の人と合わせることによって、より強く意識するようになるんですね。
ソロの場合は自分ひとりだけですから、ズレようがハズそうが自分だけの問題です。でも誰かと合わせるとなるとそうはいきません。
お相手の人と歩調を合わせるために、メロディ、ハーモニー、リズムを、よりハッキリと意識するようになっていくんですね。
楽曲の全体像を意識してピアノを弾くことも大切。今弾いている1小節だけじゃなくて、全体を理解した上での今の一小節。これがいい演奏につながるわけです。
伴奏というのは主役じゃなくて、一歩引いた立場。これまた客観的に楽曲全体が見えてくるようになるんですよね。
すると、どこをどう盛り上げたらいいのか見えてくるようになったり、メインのパートを引き立てるために、全体を考えて音量のコントロールをするようにもなります。
そうやって、楽曲全体を考えられるようになっていくんですね。
上記2と通じる部分もありますが、伴奏をすることで、出来上がっていく音楽全体のクオリティーというものも意識できます。
リハーサルや合わせを経て本番へ。その過程で上手くいったとき、あまり上手くいかなかったときを何回か経験し、完成度というのが見えてくるんですね。
バシッと決まった感覚を知ると、演奏にはクオリティーというものがあることに気がつきます。そしてそれが、ひとりでピアノを弾くことへの意識にも、つながっていくんです。
これはとても貴重な経験となるんですよ。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
伴奏は裏で音楽を支え、主役である主旋律を持ち上げ、そして全体を整える、言わば演出家のようなもの。演奏する上での役割は、決して小さくはありません。
合奏・合唱・独唱・独奏……。何でもよいので、一度伴奏をしてみてください。きっと違った世界が見えてくると思います。
特に、ピアノにちょっと行き詰まりを感じている方は是非。
伴奏はピアノの上達につながるだけでなく、ほかにもいろんなメリットがありますよ。
ヴァイオリンやフルートなど、他の楽器の方と合わせることで、ピアノにはない、それぞれの楽器の事情にふれることができます。
ピアノの楽譜には出てこないような、記号や指示を目にすることもあったりして、音楽的な知識や見識が深まるんですよね。ああ、こうなっているんだって。
得られる経験値は、とても大きいのです。
それになにより、誰かと一緒になって音楽を奏でることの喜び! これを感じられることが大きなメリットです。
独奏としてのピアノだけだと、ついついひとりの世界に閉じこもりがち。自己完結的に音楽を捉えてしまいます。
もちろん音楽というのは一人で作るのも楽しいんですが、みんなで一緒に作り出すのもまた、とっても楽しいもの。サポートとしての伴奏を越えて、アンサンブルともなると楽しさ倍増です。
音楽仲間。素敵ですよね。
それまでは先生にサポートされる側だったのが、伴奏では誰かをサポートする側にまわります。すると意識も変わり、人を支えることをおぼえていくんです。
特に小学校の高学年や中高生の場合は、小さい子の伴奏としてピアノを弾くことで、お兄さんお姉さんとしての自覚や、「しっかりしなきゃ!」という、メンタル面での成長が得られるんですね。
私のピアノ発表会でも、以前は私が伴奏することが多かったのですが、今ではお兄さんお姉さんたちが大活躍。小さい子に慕われながら、しっかり伴奏してくれています。
伴奏としてピアノを弾くことで、人としての成長があるんですね。
【関連書籍】
クラス合唱用 MY SONG 6訂版
というわけで、演奏も楽しいし絆(きずな)が深まる伴奏は、オススメのピアノ上達法なんです、ホントに。
「いや~伴奏はちょっと……」なんて食わず嫌いせず、ぜひ積極的にチャレンジしてくださいね。きっと得られるものも大きいと思います。
あ、それと、学校で合唱の伴奏をされる方は、こちらをどうぞ。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
さて今回は、ピアノの伴奏がテーマです。伴奏といっても左手の、ではなく、歌やほかの楽器が主旋律を奏でるときの、伴奏としてのピアノのことですね。
普段はソロ楽器として主役を張っているピアノですが、他の楽器のサポートとしても、なくてはならない楽器です。音域がとても広いので、どんな楽器とも合わせられますからね。
しかしピアノを長く学んでいても、「伴奏はどうも苦手で……」という人も少なからずいます。そういう人でも、一度は伴奏にチャレンジしてみてください。
オススメのピアノ上達法のひとつ、それが伴奏だからです。
伴奏がピアノの上達につながる3つのワケ
なぜ伴奏はピアノの上達につながるのでしょうか? ここでは3つの理由をご紹介します。
1.メロディ、ハーモニー、リズムをより意識できる
ピアノを演奏する上で、メロディ、ハーモニー、リズムという音楽の三要素はとても大切ですが、伴奏をすることで客観的に意識しながら、ピアノを弾くようになります。
もちろんソロで弾くときも意識していますが、他の人と合わせることによって、より強く意識するようになるんですね。
ソロの場合は自分ひとりだけですから、ズレようがハズそうが自分だけの問題です。でも誰かと合わせるとなるとそうはいきません。
お相手の人と歩調を合わせるために、メロディ、ハーモニー、リズムを、よりハッキリと意識するようになっていくんですね。
2.楽曲全体を考えられるようになる
楽曲の全体像を意識してピアノを弾くことも大切。今弾いている1小節だけじゃなくて、全体を理解した上での今の一小節。これがいい演奏につながるわけです。
伴奏というのは主役じゃなくて、一歩引いた立場。これまた客観的に楽曲全体が見えてくるようになるんですよね。
すると、どこをどう盛り上げたらいいのか見えてくるようになったり、メインのパートを引き立てるために、全体を考えて音量のコントロールをするようにもなります。
そうやって、楽曲全体を考えられるようになっていくんですね。
3.クオリティーも意識するようになる
上記2と通じる部分もありますが、伴奏をすることで、出来上がっていく音楽全体のクオリティーというものも意識できます。
リハーサルや合わせを経て本番へ。その過程で上手くいったとき、あまり上手くいかなかったときを何回か経験し、完成度というのが見えてくるんですね。
バシッと決まった感覚を知ると、演奏にはクオリティーというものがあることに気がつきます。そしてそれが、ひとりでピアノを弾くことへの意識にも、つながっていくんです。
これはとても貴重な経験となるんですよ。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
名伴奏は名演出家♪
伴奏は裏で音楽を支え、主役である主旋律を持ち上げ、そして全体を整える、言わば演出家のようなもの。演奏する上での役割は、決して小さくはありません。
合奏・合唱・独唱・独奏……。何でもよいので、一度伴奏をしてみてください。きっと違った世界が見えてくると思います。
特に、ピアノにちょっと行き詰まりを感じている方は是非。
ほかにもメリットたくさんの伴奏経験
伴奏はピアノの上達につながるだけでなく、ほかにもいろんなメリットがありますよ。
1.音楽の知識が深まる
ヴァイオリンやフルートなど、他の楽器の方と合わせることで、ピアノにはない、それぞれの楽器の事情にふれることができます。
ピアノの楽譜には出てこないような、記号や指示を目にすることもあったりして、音楽的な知識や見識が深まるんですよね。ああ、こうなっているんだって。
得られる経験値は、とても大きいのです。
2.みんなで一緒に奏でる喜び
それになにより、誰かと一緒になって音楽を奏でることの喜び! これを感じられることが大きなメリットです。
独奏としてのピアノだけだと、ついついひとりの世界に閉じこもりがち。自己完結的に音楽を捉えてしまいます。
もちろん音楽というのは一人で作るのも楽しいんですが、みんなで一緒に作り出すのもまた、とっても楽しいもの。サポートとしての伴奏を越えて、アンサンブルともなると楽しさ倍増です。
音楽仲間。素敵ですよね。
3.人間としての成長
それまでは先生にサポートされる側だったのが、伴奏では誰かをサポートする側にまわります。すると意識も変わり、人を支えることをおぼえていくんです。
特に小学校の高学年や中高生の場合は、小さい子の伴奏としてピアノを弾くことで、お兄さんお姉さんとしての自覚や、「しっかりしなきゃ!」という、メンタル面での成長が得られるんですね。
私のピアノ発表会でも、以前は私が伴奏することが多かったのですが、今ではお兄さんお姉さんたちが大活躍。小さい子に慕われながら、しっかり伴奏してくれています。
伴奏としてピアノを弾くことで、人としての成長があるんですね。
【関連書籍】
クラス合唱用 MY SONG 6訂版
いつまでも心に残る歌声を... 「ふるさと」(youth case 作曲) 「愛をあげよう」(三宅悠太 作曲) 「Cantare 〜歌よ大地に響け〜」(高橋晴美 作曲)など、新規掲載曲が 16 曲!(学校での合唱曲をピアノ伴奏譜付きで掲載)(教育芸術社Webサイトより引用)
まとめ - チャレンジには得られるものがあります
というわけで、演奏も楽しいし絆(きずな)が深まる伴奏は、オススメのピアノ上達法なんです、ホントに。
「いや~伴奏はちょっと……」なんて食わず嫌いせず、ぜひ積極的にチャレンジしてくださいね。きっと得られるものも大きいと思います。
あ、それと、学校で合唱の伴奏をされる方は、こちらをどうぞ。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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