スムーズな運指でピアノが弾けるシンプルな方法と5つの指運び基本テクニック
2017-04-10 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
子どもでも大人でも、運指が上手くいかなくて困っているっていう人、多いんですよね。スムーズな指運びは、ピアノの演奏に欠かせません。
フィーリングや我流、弾いているその瞬間の思いつきで指を運んでいると、指が足りなくなったり届かなかったり、強引で無理やりなポジション移動があったりで、どこかで行き詰まってしまいます。
ひどいと、出来の悪いツイスターゲームのように、アクロバティックでありえない指運びになっていることも。考えなしにピアノを弾いていると、運指が破綻していまうんですね。
そこでスムーズな運指でピアノを弾くための、基本的でシンプルな方法をご紹介します。
新しい曲が与えられとき、一番最初に譜読みをしますよね。大譜表だと上段(右手)と下段(左手)の音を、順番に読んでいき、楽譜全体を確認していくんじゃないでしょうか。
ひと通り譜読みが終わるやいなや、おもむろに弾きはじめる……。
お~っと、そこでストップ!
運指、考えてないですよね。^^;
そのままではいつものように、指運びがヘンテコなことになってしまいます。はやる気持ちを抑えつつ一旦立ち止まって、ちゃんと運指を考えてみましょう。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
譜読みのときから意識して、自分が使いやすい指運びを、指番号で楽譜の上の方に、自分で記入していきましょう。
このクセをつけるのが大切なのです。
人は書いてあるモノを見たら、そのように実行するようにプログラムされているそうです。
たとえば学校の時間割やおつかいの買い物リスト、トレーニングのプログラムなどなど、書いてある通りに実行しようとしますよね。
楽譜だって同じ。譜面に書かれてある通りに演奏するのが基本で、そうやって後世まで受け継いでいこうとするわけですから。
しかし運指はというと、書いてない場合がほとんど。
ごく稀に指使いが指定されている楽譜や、セオリーとされている指運びがある楽曲もありますが、多くは書かれていませんよね。その場合、各自が自分に合った運指を決めて、ピアノを弾く必要があります。
というと、自分で決めていいんですか? って聞かれるんですが、いいんです。
子どもと大人、1年生と6年生、男性と女性、あるいは人種よっても、手や指の大きさ長さはまちまちです。一律に同じ指運びを強制するのは、どう考えても無理がありますよね。
合わせようとして、変な癖がついてしまっては元も子もありません。自分に合った指運びでスムーズに弾けることが基本なのです。
運指を考える上で、両手の指番号と、ポジション移動のための基本的な指運びのテクニックを知っておきましょう。
運指を決めるにあたっては、どの指が何番なのかをしっかり覚えてから、番号を記入していきましょう。
両手とも同じ呼び方ですよ。
▲右手・左手の指番号
指運びには、いくつかの基本的なテクニックがありますので、それらを組み合わせて運指を考えてきます。
※以下のいくつかの名称は、私が言っているだけのものです
▲指かえの例
▲指越えの例
▲指くぐりの例
▲指ひらきの例
▲指寄せの例
2番(人差し指)に、4番(薬指)が寄っていています。3番(中指)は余っています。(※わかりやすくするため、2番の指は鍵盤を押さえたままにしています。)
ほかにも、単純に手のポジションを移動するなどして、無理のないスムーズな運指を組み立てていきましょう。
【関連書籍】
ピアノを習いはじめのころは、先生が記入してくださると思います。でも、子どもの場合は文字が書けるようになったら、大人だったら慣れてきたらバトンタッチして、自分で運指番号を書いてみましょう!
このステップは、何より重要な練習のひとつなんですよね。それでももしヘンな指運びになっていたら、そのときは先生に聞いてみましょう。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
子どもでも大人でも、運指が上手くいかなくて困っているっていう人、多いんですよね。スムーズな指運びは、ピアノの演奏に欠かせません。
フィーリングや我流、弾いているその瞬間の思いつきで指を運んでいると、指が足りなくなったり届かなかったり、強引で無理やりなポジション移動があったりで、どこかで行き詰まってしまいます。
ひどいと、出来の悪いツイスターゲームのように、アクロバティックでありえない指運びになっていることも。考えなしにピアノを弾いていると、運指が破綻していまうんですね。
そこでスムーズな運指でピアノを弾くための、基本的でシンプルな方法をご紹介します。
運指は譜読みのときから意識しておこう
新しい曲が与えられとき、一番最初に譜読みをしますよね。大譜表だと上段(右手)と下段(左手)の音を、順番に読んでいき、楽譜全体を確認していくんじゃないでしょうか。
ひと通り譜読みが終わるやいなや、おもむろに弾きはじめる……。
お~っと、そこでストップ!
運指、考えてないですよね。^^;
そのままではいつものように、指運びがヘンテコなことになってしまいます。はやる気持ちを抑えつつ一旦立ち止まって、ちゃんと運指を考えてみましょう。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
自分に合った運指を記入!
譜読みのときから意識して、自分が使いやすい指運びを、指番号で楽譜の上の方に、自分で記入していきましょう。
- 自分が一番弾きやすい指運びを
- 自分で楽譜に書き込む
このクセをつけるのが大切なのです。
自分に合った指運びでスムーズに弾く
人は書いてあるモノを見たら、そのように実行するようにプログラムされているそうです。
たとえば学校の時間割やおつかいの買い物リスト、トレーニングのプログラムなどなど、書いてある通りに実行しようとしますよね。
楽譜だって同じ。譜面に書かれてある通りに演奏するのが基本で、そうやって後世まで受け継いでいこうとするわけですから。
しかし運指はというと、書いてない場合がほとんど。
ごく稀に指使いが指定されている楽譜や、セオリーとされている指運びがある楽曲もありますが、多くは書かれていませんよね。その場合、各自が自分に合った運指を決めて、ピアノを弾く必要があります。
というと、自分で決めていいんですか? って聞かれるんですが、いいんです。
子どもと大人、1年生と6年生、男性と女性、あるいは人種よっても、手や指の大きさ長さはまちまちです。一律に同じ指運びを強制するのは、どう考えても無理がありますよね。
合わせようとして、変な癖がついてしまっては元も子もありません。自分に合った指運びでスムーズに弾けることが基本なのです。
両手の指番号と基本的な指運びのテクニック
運指を考える上で、両手の指番号と、ポジション移動のための基本的な指運びのテクニックを知っておきましょう。
指番号
運指を決めるにあたっては、どの指が何番なのかをしっかり覚えてから、番号を記入していきましょう。
- 1番=親指
- 2番=人差し指
- 3番=中指
- 4番=薬指
- 5番=小指
両手とも同じ呼び方ですよ。
▲右手・左手の指番号
指運びの基本テク
指運びには、いくつかの基本的なテクニックがありますので、それらを組み合わせて運指を考えてきます。
※以下のいくつかの名称は、私が言っているだけのものです
1.指かえ
同じ音が続くとき、同じ鍵盤を別の指に弾き替える。連打するときなどによく使います。▲指かえの例
2.指越え
主に親指の上を、人差し指や中指が越えていく指運び。スケール(音階)&アルペジオ(分散和音)の練習に必要となる必須テク。▲指越えの例
3.指くぐり
主に人差し指や中指の下を、親指がくぐっていく指運び。スケール(音階)&アルペジオ(分散和音)の練習に必要となる必須テク。▲指くぐりの例
4.指ひらき
文字通り、指と指の間を空けて移動する指運び。上手く使うと尺取り虫のようにポジションの移動ができます。▲指ひらきの例
5.指寄せ
文字通り、指を寄せる指運び。2番(人差し指)のとなりの鍵盤を4番(薬指)で弾くなど、その後のポジション移動に幅をもたらします。▲指寄せの例
2番(人差し指)に、4番(薬指)が寄っていています。3番(中指)は余っています。(※わかりやすくするため、2番の指は鍵盤を押さえたままにしています。)
ほかにも、単純に手のポジションを移動するなどして、無理のないスムーズな運指を組み立てていきましょう。
【関連書籍】
ピアノを習いはじめのころは、先生が記入してくださると思います。でも、子どもの場合は文字が書けるようになったら、大人だったら慣れてきたらバトンタッチして、自分で運指番号を書いてみましょう!
- 自分で理解して(譜読み)
- 書いてみて(運指)
- そして実行する(弾く)
このステップは、何より重要な練習のひとつなんですよね。それでももしヘンな指運びになっていたら、そのときは先生に聞いてみましょう。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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私は習っていた頃、先生の言うとおりじゃないといけないと思っていたんですが、手が他の人よりちっちゃかったので無理ぽいことが・・
自分で決めてもいいんでしょうか??