ピアノの黒鍵のお話:黒檀という素材から黒鍵のためのピアノ曲まで♪
2011-04-02 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
今日はピアノの黒鍵(コッケン)のお話しです。
黒鍵とは、1オクターブの中に5つある黒い鍵盤のことですね。
※「ド」から高い「ド」までの幅(ドレミファソラシド)が1オクターブです。
従来、黒鍵の素材には黒檀(コクタン)が用いられていました。
黒檀はインドなど熱帯地方で生育する木材で、
芯がとても硬くて工芸用の貴重な素材として重宝されています。
ピアノの黒鍵やヴァイオリンの指板など楽器はもちろん、
家具やインテリア、仏壇などいろんなものに使われているんですよね。
しかし乱伐が進んでしまったため
現在は自然保護のために、特別な樹脂で作られていることがほとんど。
多くの国で保護対象となっていて、取引が制限されているそうです。
「The Harpsichord Lesson」 - ヤン・ステーン(1626 - 1679)
バッハやモーツァルトの生きていたバロックから古典派の時代には、
今とは黒鍵と白鍵が反対になっているピアノやチェンバロも作られていました。
チェンバロとは、ピアノの一代前の祖先です。
ピアノが誕生したのは300年以上前の1709年...。
そちらのお話しはホームページの第1回のコラム(ピアノの誕生)で見てみてね♪
その他、
ショパンがエチュード(練習曲) Op.10 第5番『黒鍵』という
黒鍵のための、黒鍵だけで弾くピアノ曲を残しています。
私もショパンのエチュード、大好きです!
そこで今回の魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
黒鍵だけで即興ピアノ弾き♪
黒鍵のスゴイところは、それだけで音楽になること。
アジアンな音楽や、中華的なステキな曲ができること間違いなし!
ペダルを踏みっぱなしにすると幻想的よん♪
さぁ みなさん!
今日も楽しいピアノレッスンを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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【関連書籍】
ピアノピースー064 黒鍵のエチュード/ショパン