作品番号Op.(オーパス) 〜 よく見かける音楽用語の意味を知っておこう!
2011-04-03 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
さて今回は、私のピアノ教室の生徒さんから「Op.ってなんですか?」という質問を頂きましたので、「Op.」についてのお話しです。
「Op.」とはラテン語のopusの略で、「オーパス」と発音するんですね。日本語での意味は「作品」、あるいは「作品番号」です。
「opus number」ともいいます。
主にクラシックの楽曲に対して、作曲者別に順序立てて整理するために、作品名の後ろに続けて付けられています。
コンサートや演奏会、あるいはコンクールや発表会などで演目が読み上げられるときは、「○○○作曲、○○○協奏曲 Op.127」とか「オーパス127」、「作品番号127」などどいいますよね。
何気に聞き流しているかもしれませんが、Op.やop.、オーパス、作品番号は、どれも同じ意味を表しているんですよ。
作品番号は当然作曲された順番に番号が付けられている、と思いきや、正確には楽譜が出版された順番に番号が付けられ、作曲者の死後出版された作品には「遺作」とつきます。
いくつもの曲が1冊に掲載されている「曲集」の場合は、作品番号の後にさらに数字がつきます。
前回ご紹介したショパンの「黒鍵のエチュード 」はOp.10-5、つまり作品番号10番の曲集の中の“5つ目”の曲ということですね。「Op.10 No.5」と書くときもあります。
この様に、Op.作品番号の付け方にはいくつかのパターンがあるので気をつけましょう。
実は「出版された順番に作品番号が付けられる」というのが曲者で、これは必ずしも作曲された順ではありません。そのため、ひとりの作曲家の作風の変化などを知る上ではとっても不便。
また出版社ごとに付けられてしまうので、同じ作曲家の楽曲同士で整合性が取れてなかったり、出版されない限り作品番号が付かないという結果も招きます。
作曲家自身がしっかり整理して作品番号を付けてくれていればいいのですが、古い時代になるほど不明瞭になっていきますし、作曲家によって随分と差があります(近現代の作品はしっかりしてますが)。
作曲家自身で作品番号を付けた最初の人はベートーヴェンだと言われていますが、必ずしも一貫性があるわけでなく、発表した曲にしか付けなかったり、発表しても付けないとか、気分に左右(?)されたりもして、余計な混乱になってたりもします。
そのためOp.という作品番号による楽曲の整理は完璧ではなく、いろんな作品整理番号が登場してくる原因ともなっているんですね。
さて、そこで今回の魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
楽曲の番号は、作曲家によって違う表記の仕方もあるので注意してね!
【オススメ書籍】
ドラえもんの音楽おもしろ攻略 楽ふがよめる (ドラえもんの学習シリーズ)
作品番号はまた次回に続きます♪
(下の関連記事へのリンクからも読むことができまーす。)
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
Op.以外の作品番号についてはコチラも。^^
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
さて今回は、私のピアノ教室の生徒さんから「Op.ってなんですか?」という質問を頂きましたので、「Op.」についてのお話しです。
「Op.」の意味
「Op.」とはラテン語のopusの略で、「オーパス」と発音するんですね。日本語での意味は「作品」、あるいは「作品番号」です。
「opus number」ともいいます。
主にクラシックの楽曲に対して、作曲者別に順序立てて整理するために、作品名の後ろに続けて付けられています。
コンサートや演奏会、あるいはコンクールや発表会などで演目が読み上げられるときは、「○○○作曲、○○○協奏曲 Op.127」とか「オーパス127」、「作品番号127」などどいいますよね。
何気に聞き流しているかもしれませんが、Op.やop.、オーパス、作品番号は、どれも同じ意味を表しているんですよ。
「Op.」の付けられ方
作品番号は当然作曲された順番に番号が付けられている、と思いきや、正確には楽譜が出版された順番に番号が付けられ、作曲者の死後出版された作品には「遺作」とつきます。
いくつもの曲が1冊に掲載されている「曲集」の場合は、作品番号の後にさらに数字がつきます。
前回ご紹介したショパンの「黒鍵のエチュード 」はOp.10-5、つまり作品番号10番の曲集の中の“5つ目”の曲ということですね。「Op.10 No.5」と書くときもあります。
この様に、Op.作品番号の付け方にはいくつかのパターンがあるので気をつけましょう。
「Op.」のちょっと困ったところ
実は「出版された順番に作品番号が付けられる」というのが曲者で、これは必ずしも作曲された順ではありません。そのため、ひとりの作曲家の作風の変化などを知る上ではとっても不便。
また出版社ごとに付けられてしまうので、同じ作曲家の楽曲同士で整合性が取れてなかったり、出版されない限り作品番号が付かないという結果も招きます。
作曲家自身がしっかり整理して作品番号を付けてくれていればいいのですが、古い時代になるほど不明瞭になっていきますし、作曲家によって随分と差があります(近現代の作品はしっかりしてますが)。
作曲家自身で作品番号を付けた最初の人はベートーヴェンだと言われていますが、必ずしも一貫性があるわけでなく、発表した曲にしか付けなかったり、発表しても付けないとか、気分に左右(?)されたりもして、余計な混乱になってたりもします。
そのためOp.という作品番号による楽曲の整理は完璧ではなく、いろんな作品整理番号が登場してくる原因ともなっているんですね。
さて、そこで今回の魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
作品番号の表記はもっとあるかもよ♪
楽曲の番号は、作曲家によって違う表記の仕方もあるので注意してね!
【オススメ書籍】
ドラえもんの音楽おもしろ攻略 楽ふがよめる (ドラえもんの学習シリーズ)
学年別の音楽では記号が少しずつ出て来て系統的に理解できにくい。ここでは小学校で学ぶ音符や記号をわかりやすくまとめて解説していますので、楽譜がよくわかり音楽が大すきになります。(小学館Webサイトより引用)
作品番号はまた次回に続きます♪
(下の関連記事へのリンクからも読むことができまーす。)
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
Op.以外の作品番号についてはコチラも。^^