• 【連載開始!】障がいを持つ子どものためのピアノレッスン - ムジカノーヴァ2017年1月号

人生の長調と短調!ピアノの表現力UPに欠かせない感動体験と共感する力とは?

2013-05-23 : ピアノレッスン
#人生楽ありゃ苦〜もあるさぁ〜♪
「ああ人生に涙あり」 By 水戸黄門




・・・というわけで、こんにちは。

FUKUON 福田音楽教室 ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/


人生にも楽しみや苦しさ、明と暗があるように、
音楽にも明と暗があります。


それがご存知「調」。
英語ではキー(Kye)と言います。


この曲は「長調」、あの曲は「短調」なーんて言ったりしますよね。




「長調」「短調」をごく簡単に説明すると・・・


長調は、明るく感じたり楽しく感じる曲調。

英語ではメジャー(major)、ドイツ語ではドゥア(dur)。



短調とは、暗く感じたり悲しく感じる曲調。

英語ではマイナー(minor)、ドイツ語ではモール(moll)。




さて、本日のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

人生の長調や短調は人間力を高め共感力を育てる♪



ピアノや楽器の演奏で長調や短調という調の本質を、
本当の意味で表現することって、実はすごく難しいのです。^^;


「短調」の悲しい気持ちを表現しようにも、
辛く悲しい思いをした経験が足りなければ、
それがどんな辛さや悲しさなのか実感できませんよね。




たとえば
ショパンのピアノソナタ第2番第3楽章 変ロ短調『葬送』


27歳のころの失恋がもとになっているとか、
当時のポーランドの悲惨な状況※を反映したものではないか、
とも言われています。


「ワルシャワ武器庫の奪取」マルチン・ザレスキ
※当時ポーランド・リトアニア共和国はロシア帝国の支配下にあり、
何度かの独立を目指した武装隆起にも失敗。多くの犠牲を出しています。





また1798年に出版されたベートヴェンの
ピアノソナタ第8番ハ短調作品13『大ソナタ悲愴』


1798年というのは、
ちょうど聴覚障害があらわれはじめたころだと言われています。


産業革命
また社会的にも市民革命や産業革命などにより
昔ながらの価値観が大きく転換する激動の時代だった、
ということも影響しているのかもしれません。




失恋、祖国の惨状、病魔、価値観の揺らぎ・・・。


いずれにしても、大きな痛みや悲しみ、苦しさ、辛さなどを
作品のバックボーンに抱えているんですね。


それらをすくい上げてピアノで表現することで
作品の持つ「調」の本質がわかってくるというわけです。




わけなんですが・・・
これが一番難しいんですよね〜実際。^^;


本人やその時代のその国の人にしかわからないことは、
なかなかわからないですからね、やっぱり。


資料などを調べることである程度の知識や理解は得られますが、
実感として自分のことにように捉えることはかなり難しいと思います。


唯一の方法は自分の器を広げること、
これしかないかもしれません。


自分の器



とても悲しくて、悔しくて、耐えられないことが起こったら、
その時はとても苦しいものです。


でもそれを乗り越えたときに、
自分の感情や表現力の幅も広がります。


とはいっても、

悲しい出来事や辛くて苦しい体験を自分で作ることは難しいですが、
その反対の感動経験は自分で求めることもできます。


山や海、異国の街、絶景の眺めなど日常を離れた場所に身をおく。


「やったー!スゴーイ!楽しいー!嬉しい!」といった
感動経験も同じように感情や表現力の幅を広げてくれますよね。


感情の振れ幅の大きい体験の積み重ねが、
ピアノ演奏の表現力の幅もグイグイと押し広げてくれます。


まさに「酸いも甘いも噛み分けた」という状態。


かつて日本人に元気を与えてくれた美空ひばりさんの歌声には、
酸いも甘いも噛み分けた器の大きなパワーが宿っているようでしたね。




入力された感覚というのは、表現として出力されます。


入力された情報の量や質が人としての器のサイズになるとすれば、
人としての器のサイズが大きいほど表現も豊かになりますよね。


曲の裏に隠された喜びや悲しみも100%は実感できなくても、
自分の器を広げることで「共感」できるようになるのかもしれません。


他の人の思いや感情を共に感じる力、共感。
自分の思いや感情を他の人と分かち合う力、共感。


優れた共感力が身につけばつくほど、
楽譜の表面からは読み取ることが難しい作曲家の思いも、
しっかり汲み取って自分なりに表現できるようになりますよね。







かつて、詩人で劇作家、脚本家、映画監督の寺山修司さんは、
『書を捨てよ、町へ出よう』といいました。


だから「楽譜を捨て、山へ登ろう」とはいいませんが、^^;

ピアノの演奏力や表現力をアップさせるためにも、
ピアノの前で楽譜にかじりつくだけではなくて、
感動体験をたくさんして「共感する力」を養っておきたいものですね。




さぁ みなさん!
今日も楽しいピアノレッスンを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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