ね、噴水って知ってる?ピアノ演奏に生きてくる体験や体感、経験、観察を忘れないで♪
2013-09-21 : ピアノレッスン
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
以前、ヤマハリトルピアニストコンサートの
アドバイスピアノレッスンに生徒さんと参加したときのこと。
昭和音楽大学ピアノ科教授の杉本安子先生から、
幼少期の子どもに対して教えるべきことをお聞きしました。
- 古典の曲をしっかり教えること。
- 基本的な音楽の構成や和声、そして用語。
- 基本的なカラダの動きのこと。
これらがしっかり身に付くように指導することが大切だ、
とおっしゃっていました。
まずは基本と古典を、ということですね。
さて、
そのとき杉本先生にレッスンしていただいた曲は
ギロックの『雨の日の噴水』だったのですが、
先生の言葉がとても印象的でした。
「ね、噴水って知ってる?
下から水がフワーって上がるって感覚、わかるかな?
自分の腕で表現してごらん。」
聞かれた生徒さんはというと、
「???」。^^;
大きな噴水を見たことがなかったらしく、
うまくイメージできなかったみたいです。
私もYouTubeで噴水を探して見せておけばよかった、
と後になって後悔しました。トホホ
▲これがギロック『雨の日の噴水』。
さぁ、本日のピアノ魔法は!
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
モチーフの動きがピアノの音に、そして腕の動きに連動する♪
これって大切なことですよね。
ついつい楽譜や音ばかり追ってしまい、
間違えなくなったからOK!
って・・・私も反省点が多々ありました。

テーマや題名がついている曲というのがあります。
そういう曲をピアノで弾く場合はそのテーマが表現できるように、
モチーフへの観察や実際の体験や経験が大切になってきます。
例えばショパンの『小犬のワルツ』だったら、
しっかり子犬を観察したり、実際に犬と一緒に走ったり遊んでみたり。
とにかく体験や体感、経験、観察というのが
ピアノの演奏に生きてくるわけですね。
普段のピアノ教室でのレッスンは時間も限られていたり、
次の生徒さんが来たりしてバタバタしてしまいますが、
やっぱり音の表現を伝えられるように
モチーフへの体験や観察を忘れないようにしたいものです。
そんな基本に戻ったアドバイスレッスンでした。
さぁ みなさん!
今日も楽しいピアノレッスンを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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