• 【連載開始!】障がいを持つ子どものためのピアノレッスン - ムジカノーヴァ2017年1月号

ピアノコンクールに出て何かなるの!?その経験から得られる価値と意義、そして3つの留意点♪

2014-07-25 : ピアノレッスン
ピアノコンクールで得られる価値
いよいよ夏休みに入り、ピアノコンクールもシーズン(?)を向かえましたネ!
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


私のピアノ教室でも、すでにいくつかのピアノコンクールへチャレンジしました。




この後も、グレンツェンピアノコンクールや日本クラシック音楽コンクール、それに演奏会への出場なども控えています。


まさに「キンチョーの夏、日本の夏、ピアノの夏」といった感じです。^^




親御さんの疑問:ピアノコンクールに出たら何がある?


ピアノコンクールに出たら何がある?

ところでピアノコンクールに関して、生徒の親御さん方からよく聞かれることがあります。


それは
「コンクールに出て何かなるのでしょうか?」
ということです。(^-^)




何が得られるのか?
何が受け取れるのか?


そうですよね、初めはなかなか価値を見い出し難いですし、お金も手間もかかりますから効果や成果、対価を求めたくなるものです。


また幼い生徒さんに「コンクールに出るとこんな効果が得られるんだよ。」と話しても、その真意はなかなか理解できないかもしれません。


だから尚のこと、親御さんの理解あるご了承やご協力が不可欠になってきます。


ピアノコンクールで得られる価値とはいったい何なのか、ということに関しての理解が大切なんですね。




結果に関係なく誰もが等しくピアノコンクールで得られるものとは?


トロフィー

ピアノコンクールで得られるものには色んなものがあります。


もし入賞すれば賞状や盾、トロフィーといった実態のある物が得られたり、本選など上のステージへ進むための権利などが得られます。


仮に優勝でもすれば名誉も得られるかもしれませんし、コンクールによっては上位入賞者のためのコンサートといったような特典が付いてくることもあります。


参加者の結果に応じてそれぞれ具体的に得られるものは違ってくるわけですね。


では、もし入賞できなかった場合は?




ご心配なく。


どんな結果であったとしても、参加した人全員が等しく得られるものがあるんです。

それは「経験」です。


ピアノコンクールに参加し、上手くいったにせよ上手くいかなかったにせよ、何らかの結果を出したという経験。


これだけは誰もが等しく得られるものなんですね。


入賞できなくったって、しっかり経験は得られるんです。




しかもこの経験というものは、ステージ上で演奏した本人だけではなく、私たちピアノ講師や親御さん、応援しに来た人たちも等しくみんな得ることができます。


我が子の演奏を客席でハラハラしながら観ているだけでも、それは貴重な経験となります。


ステージから戻ってきた我が子に言葉をかけてあげるというのも、これもひとつの経験なんですね。


応援しに来たおじいちゃんやおばあちゃんも、孫のコンクールへの挑戦を通じて何がしかの経験を得ているわけです。


それぞれの立場で、それぞれの結果に応じた経験をみんな得ているんですね。




ピアノコンクールの経験から価値を生み出す金の卵


経験から価値を生み出す金の卵

ピアノコンクールに参加するだけで、みんな等しく貴重な経験を得ることができます。


でもせっかく得られた貴重な経験も、そのまま何もしなければ「ただの思い出」になってしまいます。


やがてセピアに色あせた1枚の写真が残るだけ。
(今はデジタルだからそんなことはないかもしれませんけど。^^;)




でも経験から何かを学び、そこからどんなことに取り組み、どう次へつなげていくのかに焦点を当てれば、経験は価値を生み出す金の卵へと変わっていくんですね。


そこで本日のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

ピアノコンクールとは人生においての目標設定と事後分析の練習♪


ピアノコンクールで得られる経験というのは本番だけではなく、実はそれ以前からスタートしています。


まず参加するかしないかという「選択」と「決断」を経験しますよね。


本人も親御さんも、まずこの経験からスタートしているんです。




そしていざ参加するとなったら、ピアノコンクール本番という目標に対して、どれだけ、どんな練習をするのか?


1日何分、何回、片手ずつ○回、両手で○回、録画しつつ後でチェックするかなどなど計画を立て、実行に移していきます。


ありがちなことですが、コツコツ練習を積み上げる子もいれば、なかなか練習に身が入らない子もいます。


しっかり練習するときもあれば、怠けたりサボったり、中途半端な練習で済ませることもありますよね。


これもまた経験なんです。^^;


サボったらサボったなりに何か思うところがあるはずですし、その思いは本番へとつながっていくわけです。




そして最大の経験値が得られるコンクール本番当日。


その目標は達成できたのか?
できなかった場合には何が足りなかったのか?


その事後の分析がとても重要になってきます。




ピアノコンクールに参加するという決断からスタートした、一連の大きな流れ全体を通じて得た経験の数々。

そして経験を価値あるものに変えるための事後の分析。

その分析にもとずいた次への取り組み。


これは後の人生で大切となる「目標設定と計画と実行、その結果の分析」というプロセスを疑似体験、いや予行演習をしているということでもあるんですね。


単に入賞できた出来なかったという点としての結果だけではなく、大きなプロセス全体を通じて得た経験から価値を見出すことに意義があるんです。




ピアノコンクールを経験する上での3つの留意点


ピアノコンクールの留意点

とはいっても、やみくもにコンクールを経験させることが必ずしもプラスになるというわけではありません。


いくつか留意しておきたいことがありますので、心に留めておいていただければと思います。



1.事後のフォロー


小さい子は事後の分析があまり得意ではなかったり、上手くいかなかった場合は投げ出したりすることもありますから、講師や親御さんをはじめ周囲の大人がサポートしてあげる必要があります。


アフターケアやフォローは周囲の大人にとっての大切な経験、というわけなんですね。



事後の分析はというのは上手くいかなかった原因を追求して叱責したり、「だからあなたには無理だと言ったでしょ」と、終わった後に突き放すようなことでもありません。


一緒に振り返り、そして一緒に前を向いて歩くことそのものです。



ここでひとつの出来事を。


以前、視覚障害のあるお子さんが予選落ちしたとき、彼は自暴自棄になり「コンクールなんてもう2度と受けない!どうなってもいい!」といって会場のロビーを走りまわったことがありました。


そのとき直感でこのまま家に返したらダメだと思い、彼と1時間ほど向き合って、お互いに決めた約束があります。


それは「絶対に諦めない」ということです。


ロビーの片隅でお互いしっかり向き合ってじっくり話し合い、しっかり確認し合ったことで、その後の彼はものごとを簡単には諦めなくなりました。


詳しくはコチラの記事に書いてあります。
諦めない約束★ピアノコンクールでのメンタルケアやサポートのこと


予選落ちという生々しい結果の後だっただけに、余計に意識に刻み込まれたように思います。




2.遮らない・駆り立てない


「あなたには出来ないわよ」とか「どうせ投げ出すんでしょ」といって本人の意思を遮ったり、「もう次はやめましょう」というような親御さんの一方的な終了宣言は、大きなプロセスを寸断し、ご自分も子どもも貴重な経験を得る機会を奪ってしまうことになりかねません。


よく親子で話し合って決断するというプロセスを経てくださいね。
(言い聞かせるのではなくて「話し合う」ですよ。^^;)



逆に無理にコンクールに駆り立てたりしないでくださいね。


そうすると自らの意思で参加するという「決断」を経験することができませんから、あくまで本人の意思を尊重し、一緒にプロセスを歩んでくださいね。



3.その子に合ったコンクールを


ひと口にピアノコンクールといっても、プロや専門の道を目指す人のためのものから、ピアノ愛好家のためのもの、あるいは初等教育としてのものまで、実にいろんなタイプがあります。


また参加の仕方にも違いがあることを知っておいてください。


将来専門へと進むような子はいくつものコンクールを経験できるように、旅行バッグと一緒に全国を「ロード」していたりもします。


子どもには大変なことですが、しっかりとステージ慣れしキャリアを積み重ねるためには、大切な修行でもあるんですね。


それとは反対に、夏休みの思い出として一家総出で見守る中、楽しいイベントとして参加している子もいます。


まさに十人十色なんですよね。


【関連書籍】

はじめてのピアノコンクール~先生と保護者のコンクール活用法~
コンクールを受けることのメリット、実際の申し込み方法からそのための練習、 生徒さん本人や周囲とのコミュニケーション、 そしてうまく日々のレッスンに取り入れる方法までを、わかりやすく解説します。(ヤマハミュージックメディアWebサイトより引用)


ピアノの先生とよくご相談されて、その子にとって一番最適で意味のあるピアノコンクールを選んであげてくださいね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・


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