• 【連載開始!】障がいを持つ子どものためのピアノレッスン - ムジカノーヴァ2017年1月号

譜読みをあきらめないで!ピアノの世界が大きく広がるカンタン譜読みチェック法♪

2014-10-05 : 譜読み・楽譜
譜読み、できる!?
譜読みをあきらめるのは、まだ早いですョ!
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


2013年の11月6日、アメブロにこんな記事を投稿しました。
ピアノ歴4年の自閉症T君ショパン国際ピアノコンクールへ


第15回となるショパン国際ピアノコンクール in ASIAの神奈川予選に、私のピアノ教室のT君がチャレンジした、という記事です。


そして結果はコチラの記事……残念ながら本選出場とはなりませんでした。


しかし丸4年T君のピアノを見てきましたが、正直ここまで一緒にいけるとは思ってもみなかったんですよね。


自閉症の特性をつかみながらピアノレッスンをやってきましたので、それなりに成長してくれると思っていましたが、人の可能性って本当に無限大なんだなぁ、と感じます。




何がピアノ上達の原動力になったのか?


ピアノ上達の原動力

ところで、T君のピアノの上達にはいくつかの要因があります。


音楽やピアノが楽しくなったこと、バッハやショパンの楽曲が好きになったこと、そしてご家族の深い愛情など。


その中でも大きなウエイトを占めているのが、譜読みができるようになったことです。


譜読み、つまり楽譜に何が書いてあるのかがハッキリ理解できるようになったことが、T君の気持ちをピアノに向かわせる大きな力になったんですね。




今では自分ひとりでスラスラ譜読みできるT君ですが、実は小学1年生のときお母さんが担任の先生にピアノを習わせていることを伝えると...

「自閉症のお子さんが楽譜が読めるようになったなんて聞いたことないですね。」

というようなことを言われたそうです。



自閉症の子どもは楽譜は読めないのか...。



教育現場であっても発達障害ごとの特性がまだまだ知られていないケースもあるということなんですが、それでもT君は一生懸命に音符を読もうとしていました。


T君にとって「自閉症の子どもは譜読みが出来ない」ことなんてどうでもよかったんです。


ただ目の前にある、何んだか面白そうな世界の秘密を解き明かそうと、ひとつひとつ音符の意味を探っていったんですね。


その結果T君の前に素晴らしいピアノの世界が開けたというわけです。




譜読みが出来るか出来ないか、それが問題だぁ!?


譜読みが出来るか出来ないか

T君のケースからもわかるように、譜読みが出来るか出来ないかというのは、その後の音楽人生において大きな違いを生み出します。


ある大人の方のお話ですが、その人は小学生のころ音楽の授業が本当に大嫌いだったそうで、特にリコーダーや鍵盤ハーモニカ、オルガンなどの実技テストが憂鬱で憂鬱で仕方がなかったといいます。


それは何故か?

そう、譜読みができなかったからだそうです。


教科書に載っている楽譜に何が書いてあるのか読めないために、毎回実技のテストでは音を丸暗記(=暗譜)して臨んでいました。


暗譜にはまずお手本の演奏が必要となるんですが、それ以上に苦痛だったのは、次の曲に進むとまた一から暗譜し直しだということ。


「こ、これじゃキリがない...。」と、虚無感を感じていたそうです。


またクラスには譜読みができる女子が何人かいて、音楽の先生は彼女たちに合わせて授業を進めるため、楽譜が読めない子はドンドン置いて行かれるという有り様。


その差は中学に上がるとより大きくなり、もう暗譜なんかじゃどうにもならないくらいだったと、苦々しく語っています。^^;




もし譜読みができれば、毎回音を丸暗記し直す必要はありませんよね。


どんな曲でも楽譜を見ながら練習できますし、その後に暗譜することだって可能になります。


音の丸暗記(=暗譜)と、楽譜が読めた上での暗譜とはまったく別物なんです。




譜読みが出来るようになることは言語の習得と同じ


譜読みがは言語の習得

楽譜が読めるようになるということは、ひとつの言語をマスターすることと同じです。


日本語がわかれば日本語で書かれた物語を読むことができます。


物語を読むことができれば、豊かなイマジネーションが湧きます。


古文や漢文がわかれば昔の人の思いや暮らしを知ることができます。


もしヒエログリフが読めれば、古代エジプト人の知恵を学ぶことだってできます。

〜ここから引用〜
ヒエログリフとは、古代エジプトで使われた3種の文字のうちの1つ。エジプトの遺跡に多く記されており、紀元4世紀頃までは読み手がいたと考えられているが、その後使われなくなり、読み方は忘れ去られてしまった。
ヒエログリフ | Wikipedia より
〜ここまで引用〜




それらの言語と同じように、楽譜を読むことができればその楽曲をイメージすることができますから、演奏する上でとても大きなパワーになるんですよね。


しかし音符や休符などを見て音楽がイメージできないと、人の演奏したものを見聞きして模倣をすることしかできません。


譜読みが出来る出来ないというのは、それほどまでに大きな差を生み出すものなんですね。


本当に大切です。




そこで、本日のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

短い曲で譜読みをチェックしてみよう♪


まず短い曲の楽譜を使い、音符や休符の音価などがしっかり反映されたメロディが頭の中で流れるようにトレーニングします。

※音価(おんか)=音がもつ時間の長さ


その次に伴奏や和音が頭の中で流れるようにトレーニングを進めていきましょう。


イメージができたら鼻歌でもいいので声に出して歌ってみてください。


もし歌にあやふやなところがあれば、それはまだ楽譜が正しく読めていないということになります。




知識ではなくイメージ=楽譜を読むということ


譜読みは知識ではなくイメージ

楽譜を読むということは、音符や休符、いろんな記号の意味を知っているというだけでは足りません。


楽譜を見て、読んで、曲をしっかりイメージできること。しっかりとイメージがあるからこそピアノで演奏ができる、これが譜読みできるということなんですよ。


譜読みが上達すれば、はじめて見た楽譜でもそれなりに演奏できるようになります。これを初見演奏といいますよね。


【関連書籍】

CD付 いちばんやさしい楽譜の読み方-イラスト解説で見てわかる! (CD BOOK)
CDの音楽を聴きながら楽しく「感じて」楽譜の学習ができるよう構成しました。また各項目のポイントをイラストを用いて解説。重要項目が「見てわかる」ようにもなっています。(池田書店Webサイトより引用)


昔から「読み書きそろばん」は基礎的な学力とされてきましたが、それと同様に譜読みというのはピアノを楽しく弾き続けていく上で、とても大切な基礎となります。


もし楽譜が読めなければ音の丸暗記となり、暗記には限界もあり忘れてしまうこともありますから、弾ける曲も限られてしまいますよね。


たくさんの曲と出会い、レパートリーを増やし、豊かな音楽人生を楽しむために、譜読みをあきらめないでくださいね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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