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ピアノ演奏として1曲を仕上げ完成させるための譜読みとイメージ固めのステップ

2014-11-23 : ピアノレッスン
ピアノ演奏として1曲を仕上げ完成させるためのステップ
譜読みの前に曲を聴く派ですか? それとも譜読みが終わってから曲を聴く派ですか?
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/


ピアノを弾けるようになる、というのと、演奏として1曲を仕上げて完成させる、というのとでは少し意味合いがちがってきますよね。


「ピアノを弾けるようになる」というのはどちらかというと広い意味で使い、どんな曲を弾くかに関わらず、だいたい練習すれば弾けるようになっている状態ではないでしょうか。


トータルの意味でのピアノのスキルが高いというニュアンスがあり、達成するには長いスパンで取り組む必要があります。




それとは反対に「演奏として1曲を仕上げる完成させる」という場合、1つの曲を隅々まで理解し、自分の演奏として丹念に弾きこなせる状態をいいますよね。


ピアノコンクールや発表会などの近い目標に向けて、特定の楽曲だけにみっちりと取り組み、みんなの前で堂々と披露できる状態です。




で今回は後者である、ピアノでひとつの楽曲が演奏として仕上がって完成するまでの流れを考えてみましょう。




ピアノの演奏としてひとつの楽曲を仕上げるステップ




ひとつの楽曲を演奏として人前で披露できるレベルまで仕上げるには、いくつかのステップがあります。


  1. 楽譜を読む

  2. 右手・左手・両手で弾く

  3. 強弱をつける

  4. テンポを理想に近づける

  5. 曲の完成へもっていく


ごくごく単純に考えると、だいたいこのようなステップですね。


まず楽譜を読んで分析、つまりアナリーゼを行い、メロディーと伴奏がちゃんと弾けるように練習しながら、強弱やテンポも楽譜の意図通りに近づけていきます。


また楽譜上の細部だけでなく、楽曲全体を通して曲の持つ意味やテーマを、ピアノの演奏として表現できているかどうかも確認しながら完成へと向かいます。


「神は細部に宿る」という諺がありますが、部分の積み重ねが全体になり、全体のテーマはひとつひとつの細かい部分に込められています。


1曲を仕上げるためのステップのそれぞれが、曲を完成へと導く大切なパーツなんですね。




演奏完成の流れにもうひとステップ加えてみる


演奏完成の流れにもうひとステップ

ところで、先ほどの楽曲を仕上げる流れにもうワンステップ加えるとしたらどうでしょう。

たとえば...


A.譜読みの前に曲を聴く


自分が弾く曲が決まったら、楽譜を読む前にまずCDやDVD、YouTubeなどでその曲の演奏を聴いてみたり、ピアノの先生にお手本を弾いてもらいます。


そして先生と話し合いながら一曲のイメージを先に固め、それから楽譜を読み、ピアノの練習に取り組んでいく方法です。


もうひとつ



B.譜読みが終わってから曲を聴く


あらかた譜読みができたところで実際の演奏を聴き、そこからさらにイメージを膨らましていく方法です。



AもBも、実際の演奏を聴いて曲のイメージをつかむところは同じですが、そのタイミングが異なっています。


Aは楽譜を読む前、Bは譜読みが終わった後。


AとBでどんな違いがあるのでしょうか?




曲のイメージを固めるタイミングの差


曲のイメージを固めるタイミング

AとB、それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。



A.譜読みの前に曲を聴く方法のメリット・デメリット


メリット

どんなイメージなのかを固めてから練習に取りかかれることで、曲の仕上がりがスムーズかつ早くなります。


デメリット

曲を耳で覚えてしまう癖がつき、楽譜を読まなくなる、読めなくなるという可能性もあります。




B.譜読みが終わってから曲を聴く方法のメリット・デメリット


メリット

読譜の力がつきます。


デメリット

曲のイメージがなかなかつかめず、曲の仕上がりが遅くなってしまう可能性もあります。




AもBもどちらも一長一短。

理想は楽譜も読め、イメージ固めも早い方が好ましいですし、読譜力も聴く力も同時に鍛えていきたいところなんですが...。




理想は楽譜からイメージできること


楽譜からイメージ

現代では楽曲の演奏を聴くことはそれほど難しくありません。


もしCDやDVDが手に入らなくても、YouTubeなどで探せばだいたいの楽曲を聴くことができてしまいますから、それを参考にピアノの練習をすることだって不可能ではありません。


日本語で探して見つからなければ、原曲名の英語、ドイツ語、イタリア語などで検索すると、海外での演奏が見つかります。


とても便利な反面、耳コピに頼って楽譜を読まなくなったり、楽譜への興味自体が薄れることもあります。


譜読みができることの重要性を考えれば、元も子もないですよね。




もちろん理想は楽譜を読むことだけで、その曲のイメージをしっかりとつかめるようになることです。


なぜなら、楽譜にはその曲の演奏に必要な情報がすべて詰まっているからなんですね。


だからどんなに時間がかかってでも、楽譜を読んで曲のイメージをつかめるようになる方がいいんです。


その上で、自分より上級者の方の演奏を聴くなどして、イメージの補完を行ったり、表現の仕方の参考にするという使い方はありなのかもしれません。




しかしピアノコンクールや発表会みたいな短期的な目標がある場合、弾く曲のイメージをできるだけ早く固めて、それに向かって練習を積み重ねていきたいところです。


短い曲ならば「B.譜読みが終わってから曲を聴く」でもよいのですが、長い曲となると完成形にもっていくのに時間がかかってしまい、本番までに仕上がるかどうか不安にもなります。


そいうときはチャンクダウンという考え方を使い、少しずつ完成させていくことで仕上がりも早くなります。


右手を全部、左手を全部、それから両手で...というと、気が遠〜くなる長い曲でも、2〜8小節ずつ完成させていく、あるいはフレーズごとに完成させることで、音楽をつかみ取ることが早くなります。


【関連書籍】

黒河好子のさぷりキッズ 「楽譜の間違い探し レベル1」~譜読みが速くなる! 譜読みが楽しくなる! 楽譜に慣れる!
これは画期的!将来読譜が楽にできるように、まだピアノがそんなに弾けないうちからトレーニングできる、業界初のアイディア商品が登場!(ヤマハミュージックメディアWebサイトより引用)


それでも本番までの時間がない、あるいはどうしても曲のイメージがつかめないという場合は、緊急避難的にお手本となる演奏を探して聴いてみるといいでしょう。

その場合でも、楽譜と併用するように心がけてくださいね。


さて本日のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

・・・あ、あれ!?

今回のピアノ魔法は書いている内になくなっちゃいまいました。^^;


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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