ピアノでブレス!自然で無理のない息継ぎのための基本的で簡単な方法

2015-02-22 : ピアノレッスン
ブレス(息継ぎ)
ちゃんと息継ぎしながら、ピアノ弾いてますか?
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/


今回はピアノを弾く上で見落としがちな「ブレス」、つまり息継ぎについてお届けします。


ブレスについては以前にも書きましたが、人は息をしないと窒息するという根本的な問題から、音楽表現としての呼吸まで、様々なレベルで関わってくる大切なことなんですよね。


生きていくためにも、そして音楽を表現するためにも、息を忘れちゃいけなんです。




楽譜上のブレス記号


まず楽譜上のブレスの位置は、次のような記号で書かれています。

ブレス01
ブレス02


息を吐きながら音を鳴らす管楽器の場合は、必然的に息を吸うポイントにブレス記号が書かれることになります。


しかしピアノ譜の場合はブレス位置は特に指定されていませんから、じゃ息継ぎも必要ないのかというと、それは違いますよね〜。




ピアノは息継ぎの必要がない楽器!?


息を止めて泳いでいる女の子の写真

ピアノとブレスって聞くと、「えっ、ピアノに息継ぎって必要なの?」って思う方もいるかもしれませんね。


フルートやトランペットなどの管楽器、あるいは歌などと違い、本来ピアノはブレスや息継ぎがなくても音が出る楽器で、調律さえ狂っていなければ、叩いた鍵盤の音を正確に出してくれます。


息をピタッと止めたままでも、鍵盤を叩けば音が出ますよね。




しかしその反面、演奏時無呼吸症候群に陥る方も。


レッスン中に横から生徒さんを見て「今、息してた?」って聞くと、「ハッ!止まってました...」ということも少なくありません。


テンポの早い曲や音符の密度が高い曲など、一気に弾いてしまいたい、間違わずに乗り切りたい、という気持ちの表れなんでしょうね。


ただそれだと演奏中に酸欠になってしまいますよ〜。^^;




また反対にブレスや息継ぎを意識し過ぎて、過呼吸みたいになることもあります。


次で息を吸わなきゃ、ここで息継ぎしなきゃ、という思いから、過剰に息を吸うことを意識してしまい、「スゥ〜、スゥ-、スゥ...」って吸ってばかりで、過呼吸みたいに苦しくなってしまうんですね。

も、もう、これ以上、す、吸えない...、って。^^;


これではちょっと演奏どころではありませんし、またピアノを弾いている人だけの問題ではなくなってしまいます。




まわりも巻き込むピアノのブレス


プールサイドの観客

呼吸のあり方は弾いている人だけの問題ではありません。


ステージでピアノを演奏するとき、観客席にいる聴衆も、無意識にその演奏に合わせて呼吸しているんですよ。


ステージ上のピアノ演奏の呼吸がとてもスムーズで心地よいものなら、聴いいている人も心地よく息ができますが、演奏者の呼吸が乱れていれば、聴いている方の呼吸も乱れるんです。


また連弾やアンサンブル、伴奏としてピアノを弾く場合、お互いの呼吸を合わせないと、チグハグな演奏になってしまいます。




ピアノや音楽だけに限らず、スポーツや武道、演芸、伝統芸能、曲芸など、いろんな場面で呼吸を合わせることが重要視されていますよね。


またヨガや禅、それに一部の伝統的な武術では、呼吸そのものに焦点が当たっているものもあります。


古今東西、呼吸のあり方は物事の本質に関わる存在なんですね。




自然な呼吸と自律神経の働き


水面で大きな息継ぎをする写真

呼吸というのは「吸って吐いて」でワンセットですが、ブレスというとどうしても吸ってばかりになってしまうので、息を吐くことも忘れないようにしないといけません。


吐かなければ吸えませんし、吸わなきゃ吐けませんから。^^




また息を「吸う」と「吐く」にはそれぞれ役割というか、次のような自律神経のスイッチがあるんです。


  • 吸う = 交感神経(緊張)
  • 吐く = 副交感神経(リラックス)

そのため呼吸のやり方によっては、こんな効果もあるようですよ。




本来呼吸は吸って吐いてを規則正しく行うことで、自律神経を安定させることができます。


しかしブレスを意識するあまり、吸ってばかりだと交感神経を刺激して不要な緊張を招きます。


吸ったまま吐かずに息を止めてピアノを弾いていると、肩や腕、背筋、首筋など筋肉がこわばって緊張状態になっているものです。


それでは柔軟性のある演奏ができませんから、ほどよく脱力するためにもごく自然に呼吸する必要があるんですね。

ごく自然に、です。




自然なブレスのための処方箋は?


水泳で自然な息継ぎをする少年

しかし緊張を伴うステージ上や、慣れない楽曲では自然に呼吸することすら難しかったりします。


一体どうすれば自然に呼吸ができ、スムーズなブレスができるようになるのでしょうか?



そこで今回のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

スムーズなブレスには歌ってみるのが一番!


このブログでも度々書いていますが、やっぱり歌ですよ、歌。^^


その楽曲のメロディーラインを声を出して歌ってみる、可能であればドレミで歌ってみる。そうすると自然に息継ぎしながら歌いますよね。


ブレス位置を意識するというより、歌いながら息を吐いたり吸ったりするポイントを自然に見つけられるようになります。


歌うことはクラシックの曲でも有効ですが、ポピュラーなど歌詞のある曲の場合はさらに効果倍増ですゾ。


さらに以前もご紹介したフレージングを掴むことに役立つという別の効果もありますよ。


歌以外の方法としては、ピアニカなど鍵盤ハーモニカを使っても面白いでしょう。


息を吹くことで音が鳴る鍵盤ハーモニカは、必然的に息を吸うブレスを必要とするので、私のピアノ教室でもよく取り入れているんですよ。


【関連書籍】


ブレスも単なる息継ぎではなく、ピアノの表現方法のひとつとして十分に使える技法となりますから、まずは自然で無理のない呼吸を心がけ、歌うように弾いてみてくださいね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・


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