譜読みから遠ざかってしまう2つの要因と五線ノートを使う初歩的な譜読みトレーニング

2015-03-29 : 譜読み・楽譜
譜読みの回り道
実は私も楽譜が読めない子どもでした。
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/


さて今回のテーマは「譜読み」。


どんな曲が来たってピアノでスラスラ弾けるようになるには、ます楽譜が読めなければいけませんよね。


でも楽譜を楽して読もうとした結果、逆に遠回りしてしまうことだってあるんです。


そんな譜読みから遠ざかってしまう2つの要因と、そうならないための初歩的な譜読みトレーニングをご紹介しちゃいます。




譜読みができないという無限ループにハマり込んでいた幼少期の私


夕日に佇む少女の写真

私もご多分にもれず、小さな頃からピアノを習っていたわけなんですが、当時を振り返ってみて何が一番難しくて苦労したかというと、とにもかくにも「譜読み」だったことを思い出します。


ピアノが弾けるという楽しさがあったのは習い始めのほんの最初の頃だけで、あとはもう楽譜が読めないことによる苦悶と苦闘の無限ループにハマり込んでいったのでした。トホホ


楽譜が読めない ⇒ ピアノが弾けない ⇒ 弾けないから練習できない ⇒ レッスンで怒られる ⇒ 練習が宿題に ⇒ 楽譜が読めない ⇒ ピアノが弾けない ⇒ 弾けないから練習できない...以下無限ループ。


当時のピアノの先生は、私が読譜できていない状態というのをまったく理解できないようで、「いつも練習して来ないのはどうして?」と疑問を投げかけるだけ。


{練習しないんじゃなくて、楽譜が読めないから練習できないんだもん...}という心の叫びが虚しく響きます。


そして「しょうがない、次も同じ宿題ね!」という感じでレッスンは終わり、また無限ループが繰り返されるのでした。

ア〜レ〜^^;




楽譜が読めるようになることからスタートしよう


読書する少年の写真

私のピアノ教室でも、いつも一定の割合で譜読みができない、もしくは苦手だと感じている生徒さんがいます。


もちろん習い始めでまだそこまで学習が進んでいない場合や、視覚障害や学習障害などのハンデがある場合は除きますが、常に何割かの生徒さんは楽譜が読めない状態です。


これまたもちろんのことですが、ちゃんと音楽の学習を続けていけばやがてちゃんと読めるようになるものなんですよね、楽譜って。




ピアノが弾けるのと同じくらい、あるいは場合よってはそれ以上に、楽譜が読めることが重要なんじゃないか、と私は思っています。


江戸時代の寺子屋での教育は「読み書きそろばん」と呼ばれる基礎的な読み方や習字、算数の習得に始まり、さらに地理、人名、書簡の作成法などを教えました。


音楽も同じく、楽譜が読めるようになることからスタートした方が理解が深まりやすいと思います。


文字が読めなければ声に出して読むことができないのと同じく、楽譜が読めなければ音を出して演奏することはできないですよね。


それに楽譜に何が書かれているか理解ができなければ、何をどう表現するべきなのか理解も深まらないのです。


サッと理解できる人もいますが、なかなか出来ない人もいますから、個人差はあるものです。


しかし、時間をかければ必ずどんな人でもできます。楽譜は読めるようになるんですよ。


小さいころ楽譜が読めないという無限ループにハマり込んでいた私にだって、ちゃんと読めるようになったんですからね!




楽譜が読めなくなってしまう2つの要因


寂しげな少女の写真

ただし学習の過程で、譜読みから遠ざけてしまう要因というのがいくつかあります。


それをやってしまうと、楽譜が読めるようになることから遠ざかり、大きな回り道を余儀なくさせてしまうというものです。


遠回りすぎて、読譜を諦めてしまうほどだったりします。^^;



譜読みの遠回り1:音を耳でおぼえてしまう


不思議なことにピアノは弾けてそこそこテクニックもあるけど、楽譜はサッパリ読めないという生徒さんもいるんですよね。


そういう子は耳に頼って弾いちゃっているんです。


音楽を耳から入ってきた音で憶え、耳を頼りに自分のピアノで再現する。いわゆる耳コピです。


耳コピはとても有効な技能のひとつで、たとえばライブなど楽譜を確認している余裕のない場面では、とても重宝することもあります。


しかし、小さい頃から耳コピだけに頼って演奏していると、楽譜を読むということを避ける癖がつき、自分で練習するときもついつい参考になる動画などを楽譜より先に頼るようになってしまいます。


弾く曲が単純な内はそれも通用しますが、曲が複雑高度になってくると追い付かなくなり、いつか限界が来てしまいますよね。


また音だけを耳でおぼえているので、その他の演奏記号や曲想の表現に必要な楽譜上の指示について無頓着なままになってしまいます。


やがて記憶は歪み、独自の解釈や都合の良いフレージングが加わったりして原曲から逸脱しても、立ち返るべき楽譜が読めないのでは修正は難しいですよね。


そしてそこが限界点となり、成長にブレーキがかかってしまうことになりかねません。




譜読みから遠回り2:階名でおぼえてしまう


自宅で譜読みに四苦八苦している我が子を見かねた親御さんが階名を教えたり、楽譜に階名を書き込んでしまったりすることがあります。


あるいは、自分で楽譜に階名を振ってしまう人もいますよね。


階名というのはいわゆる「ドレミ」のことで、譜読みを楽にするために単純なドレミファソラシドを楽譜上に書き込んでいくわけです。


確かに楽になったような気になるのですが、楽譜の音符や音価などを読むのではなく、書き込んだ「ドレミ」の文字だけを追っていくので、リズムなど楽譜に含まれる要素を無視することになりかねません。


一旦このやり方が身についてしまうと、ピアノをドレミのフリガナだけで弾いくことが癖になってしまいます。楽ですからね。


これではいけません。耳コピだけで演奏するのと同じく、すぐに限界が来てしまいますから。




まずは五線ノートを使った譜読みのトレーニングからはじめよう


たんぽぽを飛ばす少女の写真

楽譜が読めるようになるための第一歩は、音符を見てそれがどういう音なのか、翻訳や変換なんかしなくてもパッとイメージできることです。


スムーズな英会話のためには、英単語は英語の単語そのまま意味を受け止められるようになることが大切ですが、同じようにスムーズな譜読みには音符そのまま音をイメージできるようになることが大切。


譜読みも英会話も、ひとつひとつ翻訳してたら日が暮れてしまいますよね。^^;


そのためにはまず、音符を自分の中にしっかりと刷り込むための訓練が必要となってきます。



そこで今回のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

大きめの五線ノートを使って音符を自分の中にインストール♪


まずひとつずつの音をゆっくり読む訓練からスタート。


この練習には「大きめの五線ノート」が役立ちます。



五線ノートを使った音符の刷り込みトレーニング



1.音符だけが一列に書かれた五線譜
▲1.五線ノートに音符だけを一列に書きます。



2.音符の読みだけが一列に書かれた五線譜
▲2.別の五線ノートに音符の読みだけを一列に書きます。



音符の読みを書き込んでいく
▲3.音符だけの五線ノートの下に、音符の読みを書き込んでいきましょう。



音符を書き込んでいく
▲4.読みだけの五線ノートの上に、音符を書き込んでいきましょう。



▲5.完全に身に付くまで繰り返しトレーニング!



ランダムに音符が書かれた五線譜
ランダムに音符の読みだけが書かれた五線譜
▲6.慣れてきたらこんなのにも挑戦しよう!




とても単純で初歩的なトレーニングですが、これを繰り返し繰り返し行っていくことで、自分の潜在意識の中にしっかりと刷り込んでいくわけですね。


侮ってはいけませんよ。^^

一見すると遠回りに見える道こそ、実は一番の近道だったりするわけですから。


【関連書籍】


なお専用のワークブックでもよいのですが、こういう地道な反復練習には五線ノートが一番だと思います。


刷り込みが済んだら、次の譜読みステップに進んでいきますよ〜。
次回「譜読みの勘違いと不一致!書いて歌って身に付く五線ノートの譜読みトレーニング」へつづく



では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・


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