もう驚かない!?大譜表とピアノの鍵盤をつなげて音程感覚と一致させるトレーニング
2015-04-26 : 譜読み・楽譜こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
前回の記事では、
の2つを取り上げ、五線譜に音符を書いて歌うという譜読みトレーニングをご紹介しました。
今回は一歩進んで、大譜表になってヘ音記号が登場してきたときに起こる不一致と、その不一致を改善するための譜読みトレーニングをご紹介したいと思います。
これでもう「一緒なんですか!?」と驚かないで済みますよ〜。
それではまず、基本的な用語についての簡単なおさらいから。
大譜表というのは五線譜が2段組になっている楽譜のことをいい、別名「ピアノ譜」と呼ばれることもあります。
決して「大きな楽譜」という意味ではありませんよ〜。^^;
▲五線譜が2段組になったものが大譜表。
ではなぜ五線譜が2段になっているのでしょうか?
それは五線譜が2段になっていることで、高音から低音まで広い音域を記譜していくことができるからなんですね。
そのためピアノの様に、オーケストラに使われる多くの楽器の音域をまるまるっとカバーできるほど、広〜い音域を持っている楽器の楽譜として、大譜表は使われています。
※楽器別の音域の比較はこちらのサイトさんがとてもわかりやすく参考になります。⇒ オーケストラで主に使用される各楽器の通常音域(外部サイト)
さて大譜表には通常、上の段にト音記号、下の段にヘ音記号が付くのですが...。
楽譜の先頭部分には必ず「音部記号」が付いています。
※ト音記号ヘ音記号など音部記号について詳しく説明しはじめると、この記事だけでは収まり切らないので、おさらい程度に留めておきますね。^^;
普段楽譜など見ないような方でもよく知っている、音部記号の代表格がご存知「ト音記号」。
▲毎度お馴染みの「ト音記号」
ト音記号は「高音部記号」とも呼ばれるように、大譜表の上段、つまり高音部の五線譜につきます。
それに対して「低音部記号」とも呼ばれるヘ音記号は、大譜表の下段、つまり低音部の五線譜につきます。
▲「へ音記号」
これらのことからもわかるように、大譜表の2段の五線譜は、上段が高音部、下段が低音部を表していて、音階のつながりが保たれているというわけです。
▲上段が高音部、下段が低音部となる大譜表
しかし...。
「実は大譜表での高音部の下第1線と、低音部の上第1線は同じなんですよ〜。」
と言うと、
「えっ!一緒なんですか?」と驚かれる方が時々いますが、そーなんです、一緒なんです。^^
高音部の下第1線 = 低音部の上第1線
これが一致していないと、大譜表の上の段と下の段とのつながりがあやふやになるので、譜読みをする上ではとても重要なことなんですね。
では順を追って説明してきますネ。
五線譜には線(せん)と間(かん)があることは前回の記事でもご紹介しましたが、それにはまだ上下に続きがあったんです。
このように線(せん)と間(かん)は上下に続いているんですが、これは低音部も同じです。
高音部の下第1線と、低音部の上第1線に注目しておいてください。
大譜表での高音部の五線譜の下第1線と、低音部の五線譜の上第1線はこういう関係になっています。
(※高音部と低音部の五線譜を実際より近づけて描いています。)
そう、高音部の下第1線と低音部の上第1線は「同じ」であり、そこが接点となって、上下の五線譜の音階はつながっているんですね。
▲大譜表における音階のつながり
ところが実際の楽譜では、
そのために「高音部の下第1線 = 低音部の上第1線」がピンとこないかもしれません。
▲実際の楽譜ではなかなかピンとこないかも...。
わかりやすく抜き出して見てみると...。
▲この高音部の3音と、低音部の3音は同じ音階を表していて、実際のピアノ上でも同じ鍵盤を弾くことになります。
高音部の下第1線と、低音部の上第1線をつなげてみるとハッキリわかると思います。
(※上記図の薄い点線の部分)
ただ右の3音は高音部に属している音符なので高音部に書かれて(多くの場合)右手で弾き、左の3音は低音部に属している音符なので低音部に書かれ(多くの場合)左手で弾くことになるわけですね。
このように実際の楽譜に書かれた大譜表の高音部と低音部の間というのは、一見ゴチャゴチャと複雑そうに見えますが、よ〜く整理して考えてみると実はシンプルなつながりになっているんです。
それを理解するには、まずこの高音部の下第1線と低音部の上第1線をしっかりと一致させることが大切になります。
しかし大譜表を理解する上では、さらにもうひとつ一致させなければいけないことがあります。
それが...
楽譜上だけで、大譜表の高音部と低音部のつながりが分かっただけでは意味がありませんから、しっかりと実際のピアノの鍵盤上との関係を自分の中に刷り込んでおく必要がありますよね。
そこで問題。
ピアノの「真ん中のド」は、「中央ハ」とか「一点ハ」、「ミドルC」、「C4」とも言いますが、はたして大譜表のどこに当たるのでしょうか?
・・・
・・
・
正解は、先ほどから何回も出てきている「高音部の下第1線=低音部の上第1線」の部分、そこがピアノの「真ん中のド」なんです。
▲大譜表とピアノ鍵盤の真ん中のドの関係
このように大譜表の高音部と低音部、そして実際のピアノの鍵盤というのは、理路整然とした明確な関係性があり、楽譜とピアノとのつながりにおいて不明瞭で曖昧な部分というのはないんですね。
すべてキチンと合致するようになっているんです。
しかし、そうは言っても、これが体感的にピン!とくるようになるまでには、時間がかかってしまうことがあります。
やはり地道なトレーニングを重ねていき、考えなくてもスッと出てくるようになるまで、自分自身にしっかり刷り込んでいくことが、一番の近道になるんですよね。
急がば回れ、なんです。
五線譜が上下に並ぶ大譜表と、実際のピアノの鍵盤を体感的につなげていくには、自分の音程感覚と一致させながら繰り返しトレーニングするといいでしょう。
私のおすすめはミドルC、つまり真ん中のドからスタートして、大譜表の上下に弾き進めることです。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
▲まず大譜表に、真ん中のドから1オクターブ上のドと、1オクターブ下のドまで音符を書いていきます。
▲書いた楽譜をピアノの楽譜立てに置いて、右手だけで真ん中のドから1オクターブ上のドまで弾いて、次に左手だけで真ん中のドから1オクターブ下のドまで弾いてみましょう。
またピアノを弾くのと同時に、音程をつけながらドレミで歌ってみると、なお効果的ですよ。
▲次は右手で真ん中のドから1オクターブ上のドまで上がり、そのまま真ん中のドまで降りてきます。
▲左でも同じく、真ん中のドから1オクターブ下のドまで下がり、そのまま真ん中のドまで上がってきます。
▲慣れてきたら、右手と左手を続けて弾いて、大譜表を昇ったり降りたり、繰り返してトレーニングしていきましょう。
今度は趣向を変えて、誰かに右手「ソ」、左手「ミ」、右手「ファ」、左手「レ」と言う風にクイズを出してもらったり弾く。
あるいは音符カードを用意しておき、それをパッと出してもらって弾いたりしてみます。
それには「ポケモンおんぷカード」がオススメ。
ポケモンおんぷカード
▲カード一枚につきひとつだけ、大譜表上での音符が書いてあり、とても使いやすいんですよね。
(※写真は2011年版)
カードやクイズを使ったテストで、瞬時に該当する音を弾けるかどうか、ちゃんと身に付いているかどうかがわかりるようになりますよ。
真ん中のドを中心とした上下2オクターブに慣れたら、さらに範囲を上下に広げていきましょう。
▲まず高音部の上下の線(せん)と間(間)に音符を書き足してオクターブを広げていき、右手だけでピアノを弾いていきます。
▲次は低音部の上下の線(せん)と間(間)に音符を書き足してオクターブを広げていき、左手だけでピアノを弾いていきます。
▲最後は高音部と低音部を両手で弾いて練習しましょう。
特に高音部と低音部の重なっている範囲は意識しながら、音程のつながりを確認していってくださいね。
五線譜や音符に関しては最初はワークで学ぶことが多いと思いますが、「ワークはワーク」といった形で認識が進んでしまうと、実際の楽譜と分離してしまいキチンと譜読みできていないことが多々あります。
また今回のように大譜表になってくると、実際のピアノの鍵盤や、そこから発せられる音との一致が大切な課題となってきます。
なのでト音記号やヘ音記号といっしょに大譜表で読めたり弾けるように、実際のピアノを使いながらトレーニングしていきましょう。
【関連書籍】
<ひとこと編集後記>
楽譜や鍵盤を書くにはブログの横幅が...。orz
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
前回の記事では、
- ドレミの音の順番を勘違いしておぼえてしまっているケース
- 音符と実際の音程をともなった音とが一致していないケース
の2つを取り上げ、五線譜に音符を書いて歌うという譜読みトレーニングをご紹介しました。
今回は一歩進んで、大譜表になってヘ音記号が登場してきたときに起こる不一致と、その不一致を改善するための譜読みトレーニングをご紹介したいと思います。
これでもう「一緒なんですか!?」と驚かないで済みますよ〜。
大譜表とヘ音記号
それではまず、基本的な用語についての簡単なおさらいから。
大譜表とは?
大譜表というのは五線譜が2段組になっている楽譜のことをいい、別名「ピアノ譜」と呼ばれることもあります。
決して「大きな楽譜」という意味ではありませんよ〜。^^;
▲五線譜が2段組になったものが大譜表。
ではなぜ五線譜が2段になっているのでしょうか?
それは五線譜が2段になっていることで、高音から低音まで広い音域を記譜していくことができるからなんですね。
そのためピアノの様に、オーケストラに使われる多くの楽器の音域をまるまるっとカバーできるほど、広〜い音域を持っている楽器の楽譜として、大譜表は使われています。
※楽器別の音域の比較はこちらのサイトさんがとてもわかりやすく参考になります。⇒ オーケストラで主に使用される各楽器の通常音域(外部サイト)
さて大譜表には通常、上の段にト音記号、下の段にヘ音記号が付くのですが...。
ヘ音記号って?
楽譜の先頭部分には必ず「音部記号」が付いています。
※ト音記号ヘ音記号など音部記号について詳しく説明しはじめると、この記事だけでは収まり切らないので、おさらい程度に留めておきますね。^^;
普段楽譜など見ないような方でもよく知っている、音部記号の代表格がご存知「ト音記号」。
▲毎度お馴染みの「ト音記号」
ト音記号は「高音部記号」とも呼ばれるように、大譜表の上段、つまり高音部の五線譜につきます。
それに対して「低音部記号」とも呼ばれるヘ音記号は、大譜表の下段、つまり低音部の五線譜につきます。
▲「へ音記号」
これらのことからもわかるように、大譜表の2段の五線譜は、上段が高音部、下段が低音部を表していて、音階のつながりが保たれているというわけです。
▲上段が高音部、下段が低音部となる大譜表
しかし...。
一緒なの!?ヘ音記号が登場してくる大譜表で起こる不一致とは?
「実は大譜表での高音部の下第1線と、低音部の上第1線は同じなんですよ〜。」
と言うと、
「えっ!一緒なんですか?」と驚かれる方が時々いますが、そーなんです、一緒なんです。^^
高音部の下第1線 = 低音部の上第1線
これが一致していないと、大譜表の上の段と下の段とのつながりがあやふやになるので、譜読みをする上ではとても重要なことなんですね。
では順を追って説明してきますネ。
五線譜の下第1線と上第1線とは?
五線譜には線(せん)と間(かん)があることは前回の記事でもご紹介しましたが、それにはまだ上下に続きがあったんです。
このように線(せん)と間(かん)は上下に続いているんですが、これは低音部も同じです。
高音部の下第1線と、低音部の上第1線に注目しておいてください。
大譜表での下第1線と上第1線のつながりは?
大譜表での高音部の五線譜の下第1線と、低音部の五線譜の上第1線はこういう関係になっています。
(※高音部と低音部の五線譜を実際より近づけて描いています。)
そう、高音部の下第1線と低音部の上第1線は「同じ」であり、そこが接点となって、上下の五線譜の音階はつながっているんですね。
▲大譜表における音階のつながり
でも実際の楽譜はそんなに甘くない...
ところが実際の楽譜では、
- 高音部に属している音符は高音部の五線譜の線と間に書かれ
- 低音部に属している音符は低音部の五線譜の線と間に書かれている
そのために「高音部の下第1線 = 低音部の上第1線」がピンとこないかもしれません。
▲実際の楽譜ではなかなかピンとこないかも...。
わかりやすく抜き出して見てみると...。
▲この高音部の3音と、低音部の3音は同じ音階を表していて、実際のピアノ上でも同じ鍵盤を弾くことになります。
高音部の下第1線と、低音部の上第1線をつなげてみるとハッキリわかると思います。
(※上記図の薄い点線の部分)
ただ右の3音は高音部に属している音符なので高音部に書かれて(多くの場合)右手で弾き、左の3音は低音部に属している音符なので低音部に書かれ(多くの場合)左手で弾くことになるわけですね。
このように実際の楽譜に書かれた大譜表の高音部と低音部の間というのは、一見ゴチャゴチャと複雑そうに見えますが、よ〜く整理して考えてみると実はシンプルなつながりになっているんです。
それを理解するには、まずこの高音部の下第1線と低音部の上第1線をしっかりと一致させることが大切になります。
しかし大譜表を理解する上では、さらにもうひとつ一致させなければいけないことがあります。
それが...
ピアノの「真ん中のド」は大譜表のどこにある?
楽譜上だけで、大譜表の高音部と低音部のつながりが分かっただけでは意味がありませんから、しっかりと実際のピアノの鍵盤上との関係を自分の中に刷り込んでおく必要がありますよね。
そこで問題。
ピアノの「真ん中のド」は、「中央ハ」とか「一点ハ」、「ミドルC」、「C4」とも言いますが、はたして大譜表のどこに当たるのでしょうか?
・・・
・・
・
正解は、先ほどから何回も出てきている「高音部の下第1線=低音部の上第1線」の部分、そこがピアノの「真ん中のド」なんです。
▲大譜表とピアノ鍵盤の真ん中のドの関係
このように大譜表の高音部と低音部、そして実際のピアノの鍵盤というのは、理路整然とした明確な関係性があり、楽譜とピアノとのつながりにおいて不明瞭で曖昧な部分というのはないんですね。
すべてキチンと合致するようになっているんです。
しかし、そうは言っても、これが体感的にピン!とくるようになるまでには、時間がかかってしまうことがあります。
やはり地道なトレーニングを重ねていき、考えなくてもスッと出てくるようになるまで、自分自身にしっかり刷り込んでいくことが、一番の近道になるんですよね。
急がば回れ、なんです。
音程感覚と一致させながら大譜表とピアノ鍵盤をつなげるためのトレーニング法
五線譜が上下に並ぶ大譜表と、実際のピアノの鍵盤を体感的につなげていくには、自分の音程感覚と一致させながら繰り返しトレーニングするといいでしょう。
私のおすすめはミドルC、つまり真ん中のドからスタートして、大譜表の上下に弾き進めることです。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
真ん中のドから大譜表を昇って降って!
1.大譜表に音符を書こう
▲まず大譜表に、真ん中のドから1オクターブ上のドと、1オクターブ下のドまで音符を書いていきます。
2.右手だけ、左手だけで弾く
▲書いた楽譜をピアノの楽譜立てに置いて、右手だけで真ん中のドから1オクターブ上のドまで弾いて、次に左手だけで真ん中のドから1オクターブ下のドまで弾いてみましょう。
またピアノを弾くのと同時に、音程をつけながらドレミで歌ってみると、なお効果的ですよ。
3.右手だけで音階を昇り降り
▲次は右手で真ん中のドから1オクターブ上のドまで上がり、そのまま真ん中のドまで降りてきます。
4.左手だけで音階を昇り降り
▲左でも同じく、真ん中のドから1オクターブ下のドまで下がり、そのまま真ん中のドまで上がってきます。
5.大譜表を昇ったり降りたり
▲慣れてきたら、右手と左手を続けて弾いて、大譜表を昇ったり降りたり、繰り返してトレーニングしていきましょう。
6.クイズや音符カードを使って弾いてみよう
今度は趣向を変えて、誰かに右手「ソ」、左手「ミ」、右手「ファ」、左手「レ」と言う風にクイズを出してもらったり弾く。
あるいは音符カードを用意しておき、それをパッと出してもらって弾いたりしてみます。
それには「ポケモンおんぷカード」がオススメ。
ポケモンおんぷカード
▲カード一枚につきひとつだけ、大譜表上での音符が書いてあり、とても使いやすいんですよね。
(※写真は2011年版)
カードやクイズを使ったテストで、瞬時に該当する音を弾けるかどうか、ちゃんと身に付いているかどうかがわかりるようになりますよ。
7.さらにオクターブを広げていこう
真ん中のドを中心とした上下2オクターブに慣れたら、さらに範囲を上下に広げていきましょう。
▲まず高音部の上下の線(せん)と間(間)に音符を書き足してオクターブを広げていき、右手だけでピアノを弾いていきます。
▲次は低音部の上下の線(せん)と間(間)に音符を書き足してオクターブを広げていき、左手だけでピアノを弾いていきます。
▲最後は高音部と低音部を両手で弾いて練習しましょう。
特に高音部と低音部の重なっている範囲は意識しながら、音程のつながりを確認していってくださいね。
まとめ
五線譜や音符に関しては最初はワークで学ぶことが多いと思いますが、「ワークはワーク」といった形で認識が進んでしまうと、実際の楽譜と分離してしまいキチンと譜読みできていないことが多々あります。
また今回のように大譜表になってくると、実際のピアノの鍵盤や、そこから発せられる音との一致が大切な課題となってきます。
なのでト音記号やヘ音記号といっしょに大譜表で読めたり弾けるように、実際のピアノを使いながらトレーニングしていきましょう。
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<ひとこと編集後記>
楽譜や鍵盤を書くにはブログの横幅が...。orz
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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