ピアノコンクールの結果に影響?見通しを立ててピアノ演奏の前後の“間”を整えよう!
2015-07-26 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
夏休みに入りましたが、やはりこの時期のピアノと言えばコンクール。
「ピアノの夏、コンクールの夏」というと、何だかテレビコマーシャルみたいですが、実際私のピアノ教室でもこの夏、いくつかのコンクールが予定されています。
まさに「日本の夏、キンチョー(緊張)の夏」ですね。^^;
ところでコンクールはもちろん発表会やコンサートなど、大きなステージで演奏する子どもたちを見ていていつも感じていることがあります。
それはピアノを演奏する前後の“間”。
“あいだ”じゃなくて“ま”ですね。^^
この“間”の良し悪しって、それなりに演奏の出来に影響を与えるものなんですよね。
今回はその“間”について考えてみたいと思います。
そもそも“間”とは何なのでしょうか?
ちょっと辞書を引いてみましょう。
〜ここから引用〜
ピアノを演奏する前後の“間”というと、上記の4,5,6,7辺りが当てはまるのではないでしょうか。6などは特にピッタリですね。
他にも「間がいい」とか「間が悪い」、「間が抜ける」、「間延びする」なんて言い回しもありますよね。
どうやら“間”には良し悪しがあるようですが、ピアノ演奏の前後の“間”にも良し悪しがあって、演奏に影響を与えているとすれば、その“間”も演奏の一部に含めて考えてみる方がよさそうです。
特にコンクールでは演奏自体が評価されるわけですから、“間”も間接的に評価の対象と捉えて、少し気を配るのも悪いことではないでしょう。
結果にも少なからず影響があると思います。
まだステージ慣れしていない子どもたちは、どうしても演奏前後の間がギクシャクしがちです。
たとえば
微笑ましくも、よく見かけるシーンの数々ですよね。親御さんもヒヤヒヤしながら見ていたり、あちゃーやっちゃった〜と冷や汗タラリ、となっていることも。^^;
これらの行動は実際には審査の対象とはなっていない場合もありますが、問題はそこではなくて、本人が一番影響を受けてしまう点なんですよね。
いつもとは勝手の違う慣れない環境に放り込まれることで普段のペースを崩してしまい、何となく“間”の悪い行動が重なり、結果的にそれが演奏に影響を与える...。
“間”が悪いことで動揺してしまい、心理的にとても不安定になってしまうんですよね。
もちろん演奏自体に影響を与えない場合や、まったく動じない肝の座った子もいますが、意外な子が意外なほど不安定になってしまうこともあります。
ピアノ演奏の前後の“間”の良し悪しというのは、心理的にとても影響力があるものなんですよね。
ではどうすれば、本番のステージ上で調子を崩さずにすむようになるのでしょうか?
日常ではあまりない特殊な状況に置かれることが、“間”がおかしくなってしまう原因なのですが、だからといって練習用に同じ環境を用意してあげることもできません。
でもある程度見通しが利くように、小さくてもいいので予行演習をすることはできますよね。
私のピアノ教室でも、コンクールの数日前には参加者と親御さん方に集まってもらい、みんなで「弾き合い会」を開催します。(お菓子とドリンク付き!^^)
普段はなかなか会う機会のない子同士が集まり、お互いピアノを弾き合って、聴き合って、観合うことで、擬似的に本番の会場を再現します。
そこで
という一連の動作を何回かシミュレーションしてもらいます。
そのシミュレーションを通じて、本番のステージ上で自分が何をどういう順番で行うのか、その見通しが立つようにするんですね。
特に気恥ずかしさのあまり、お辞儀をしてすぐ座ってすぐピアノを弾くことのないように、他者の視線に慣れるという観点も大切にします。
人数は少なくなってしまうかもしれませんが、ご家庭でもできる方法なので、コンクールや発表会前に我が子に予行演習をさせて、本番への見通しが立つようにしてあげてくださいね。
そしてもうひとつ、“間”を保つために大切なことがあるんですよね。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
心を亡くすと書いて「忙(いそがしい)」。
やはり色々と忙しい動きは心が入りにくいもの。
心を込めた演奏にするためにも、動作に合間にひと呼吸おいて心の余裕を作りましょう。
ピアノを弾きだす前は特に意識して、すぅ〜っとひと呼吸。そうすることでリラックス効果もあり、演奏にも余裕が出てきますよ。
【関連書籍】
ステージ上は、焦らず、慌てず、ひと呼吸。間を大切にネ。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!
ピアノ講師☆福田りえです。 (*^-^)/
夏休みに入りましたが、やはりこの時期のピアノと言えばコンクール。
「ピアノの夏、コンクールの夏」というと、何だかテレビコマーシャルみたいですが、実際私のピアノ教室でもこの夏、いくつかのコンクールが予定されています。
まさに「日本の夏、キンチョー(緊張)の夏」ですね。^^;
ところでコンクールはもちろん発表会やコンサートなど、大きなステージで演奏する子どもたちを見ていていつも感じていることがあります。
それはピアノを演奏する前後の“間”。
“あいだ”じゃなくて“ま”ですね。^^
この“間”の良し悪しって、それなりに演奏の出来に影響を与えるものなんですよね。
今回はその“間”について考えてみたいと思います。
ピアノを演奏する前後の“間”とは?
そもそも“間”とは何なのでしょうか?
ちょっと辞書を引いてみましょう。
〜ここから引用〜
〜ここまで引用〜
- 物が並んでいるときの空間。あいだ。あい。すきま。「車と車との―を置く」
- 家のひと区切りをなしている部屋。「次の―に控える」
- 畳の大きさを表す名称。「京―」「江戸―」
- 連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。「食事をする―もない」
- 話の中に適当にとる無言の時間。「話は―が大切だ」
- 邦楽・舞踊・演劇などで、拍と拍、動作と動作、せりふとせりふなどのあいだの時間的間隔。転じて、リズムやテンポの意に用いる。「―をとる」「―を外す」
- ちょうどよい折。しおどき。ころあい。機会。「―を見計らう」
- その場のようす。その場のぐあい。
- 家などの柱と柱との間。けん。
ま【間】 | goo辞書より
ピアノを演奏する前後の“間”というと、上記の4,5,6,7辺りが当てはまるのではないでしょうか。6などは特にピッタリですね。
事と事のあいだの時間や
無言の時間、
時間的間隔、
ころあいなど、動作や行動の間の時間のあり方、みたいなものが“間”の正体なのでしょうか。
他にも「間がいい」とか「間が悪い」、「間が抜ける」、「間延びする」なんて言い回しもありますよね。
どうやら“間”には良し悪しがあるようですが、ピアノ演奏の前後の“間”にも良し悪しがあって、演奏に影響を与えているとすれば、その“間”も演奏の一部に含めて考えてみる方がよさそうです。
特にコンクールでは演奏自体が評価されるわけですから、“間”も間接的に評価の対象と捉えて、少し気を配るのも悪いことではないでしょう。
結果にも少なからず影響があると思います。
“間”の良し悪しがピアノの演奏に与える影響って?
まだステージ慣れしていない子どもたちは、どうしても演奏前後の間がギクシャクしがちです。
たとえば
- 名前が呼ばれても舞台袖からステージになかなか踏み出せない
- 舞台袖から直接椅子へと向かって歩いてしまう
- 歩き方がどこか不自然になってしまう
- 客席を見ながら歩いてしまう
- 笑顔が消え、何となく無表情
- お辞儀を忘れる
- お辞儀の立つ位置が大きくズレてしまう
- 中途半端だったり不自然なお辞儀
- 立ったままキョロキョロしてしまう
- 座るときにもたつく
- ステージの手前側から座るか奥側から座るかで迷う
- 座るときや立つときに鍵盤に触れて音が鳴ってしまう
- 座るとすぐ弾きだしてしまう
- 弾きだしていいのか判断できずに迷う
- 弾き終わるとすぐ立ち上がる
- 出てきたときと反対側(上手)にはけようとする
- 安堵感からか小走りに帰っていく
微笑ましくも、よく見かけるシーンの数々ですよね。親御さんもヒヤヒヤしながら見ていたり、あちゃーやっちゃった〜と冷や汗タラリ、となっていることも。^^;
これらの行動は実際には審査の対象とはなっていない場合もありますが、問題はそこではなくて、本人が一番影響を受けてしまう点なんですよね。
いつもとは勝手の違う慣れない環境に放り込まれることで普段のペースを崩してしまい、何となく“間”の悪い行動が重なり、結果的にそれが演奏に影響を与える...。
“間”が悪いことで動揺してしまい、心理的にとても不安定になってしまうんですよね。
もちろん演奏自体に影響を与えない場合や、まったく動じない肝の座った子もいますが、意外な子が意外なほど不安定になってしまうこともあります。
ピアノ演奏の前後の“間”の良し悪しというのは、心理的にとても影響力があるものなんですよね。
ではどうすれば、本番のステージ上で調子を崩さずにすむようになるのでしょうか?
見通しが利くようにピアノコンクールの予行演習を!
日常ではあまりない特殊な状況に置かれることが、“間”がおかしくなってしまう原因なのですが、だからといって練習用に同じ環境を用意してあげることもできません。
でもある程度見通しが利くように、小さくてもいいので予行演習をすることはできますよね。
私のピアノ教室でも、コンクールの数日前には参加者と親御さん方に集まってもらい、みんなで「弾き合い会」を開催します。(お菓子とドリンク付き!^^)
普段はなかなか会う機会のない子同士が集まり、お互いピアノを弾き合って、聴き合って、観合うことで、擬似的に本番の会場を再現します。
そこで
- 名前を呼ばれる
- 歩いて登場
- お辞儀
- 椅子に座る
- 膝に○秒置いて曲のシミュレーション
- ピアノに手を置いて曲をメージして拍子をカウントしてから弾く
- ピアノから手を膝に○秒置く
- 椅子からおりる
- お辞儀
- 歩いて戻る
- ※拍手が許されているコンクールの場合は、見ている子どもたちや親御さん方に拍手もしてもらいます。
- ※膝に○秒というのは“間”を理解出来ない小さなお子さんや障がいのある子にも分かりやすくした方法です。
という一連の動作を何回かシミュレーションしてもらいます。
そのシミュレーションを通じて、本番のステージ上で自分が何をどういう順番で行うのか、その見通しが立つようにするんですね。
特に気恥ずかしさのあまり、お辞儀をしてすぐ座ってすぐピアノを弾くことのないように、他者の視線に慣れるという観点も大切にします。
人数は少なくなってしまうかもしれませんが、ご家庭でもできる方法なので、コンクールや発表会前に我が子に予行演習をさせて、本番への見通しが立つようにしてあげてくださいね。
そしてもうひとつ、“間”を保つために大切なことがあるんですよね。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
動作はひと呼吸おいて!
心を亡くすと書いて「忙(いそがしい)」。
やはり色々と忙しい動きは心が入りにくいもの。
心を込めた演奏にするためにも、動作に合間にひと呼吸おいて心の余裕を作りましょう。
ピアノを弾きだす前は特に意識して、すぅ〜っとひと呼吸。そうすることでリラックス効果もあり、演奏にも余裕が出てきますよ。
【関連書籍】
ステージ上は、焦らず、慌てず、ひと呼吸。間を大切にネ。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!