【告知】『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』寄稿〜音楽療法&レッスンで使えるiPadアプリ5選!
2015-09-15 : お知らせこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
今回は書籍の紹介です。わたくし福田りえも執筆させていただきましたコチラの本。
今年はこれまで2回、ピアノレッスンで使えるiPadアプリというテーマで、ムジカノーヴァに寄稿させていただきましが、今回は音楽療法のセッションで使えるiPadアプリという切り口で書かせていただきました。
本のタイトルにもありますように、主に子どもたちを対象とした音楽療法でのセッションのネタ帳となっていています。
しかしひと口に子どもを対象とした音楽療法といっても、一般的にはなかなか想像がつかないのではないでしょうか?
どんな考え方に基づき、どんなセッションを行っているのか、伺い知る機会も少ないかもしれません。
その反面、ピアノ教室をはじめ保育の現場などでも、さまざまな発達障害を持っていたり、判別が難しいグレーゾーンの子どもたちに接する機会は増えています。
私のピアノ教室でも半数は、そういった子どもたちなんですね。
ほかのピアノの先生方からも、どう接してどう指導すればよいのか、というご相談もよくいただくようになりました。
といった、通常の音楽教育だけでは対処が難しいケースに悩まれている指導者の方も多いんですよね。
中には指導を投げ出してしまいたくなるような、シビアな状況に陥っているケースもあるようですが、それに対応した参考になる情報というのも、まだまだ少ないのが現状です。
もちろん音楽療法に関する詳しい文献や書籍もたくさん出ていますが、今すぐ現場で、明日のレッスンで、目の前のこの子に、ということになると、専門書はヘビー級すぎて小回りが効きません。
音楽療法を専門に学ばれていない先生方にとっては、取っつきにくい上に理論が先行しているので、クリティカルではないんですね。
実践ではすぐ使えない、となってしまいがちです。
しかし今回の『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』では、その名の通りネタ帳です。
音楽療法の現場で生み出されたセッションネタが満載、今すぐ使えるテクニックがテンコ盛り。^^
実践ですぐ使える、ネタの宝庫なんです。
▲今年の日本音楽療法学会学術大会の書籍コーナーに並んでいました!
音楽療法にもセオリーというものがありますが、個々の子どもたちにピッタリ合ったセッションをいかに組み立てるか、これが現場ではとても大切になってきます。
同じ自閉症、同じアスペルガー症候群だとしても、ひとりひとり性格も家庭環境もちがいますし、好き嫌いや“こだわり”も様々なんですよね。
共通するところもあれば異なるところもあるので、それを見極めてその子に最適化されたセッションにしていくことが大切です。
そのためにはたくさんの経験と多くの事例を学ぶことが大切になってきますが、それには時間もエネルギーも膨大に必要となってきます。
今すぐそちらに全力投球するというわけにもいきませんよね。
その点『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』には、時間もエネルギーも膨大に注ぎ込んだ結果、そこから抽出された生きたセッションネタが惜しげもなく掲載されています。
現場の音楽療法士の方や指導者の先生方が、頭を捻って工夫されてきたアイディアの数々が、実践で効果のあったセッションネタが、大公開されているんです。
しかも今すぐ現場で、明日のレッスンで、目の前のこの子に使える虎の巻として。^^
今回の『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』には、音楽療法に携わっている8名の指導者の先生方が、秘蔵のセッションアイディアを寄稿されています。(私もその末席に加えて頂きました。^^;)
それぞれの先生方のお名前と掲載テーマです。(掲載順)
▲著者のお一人、智田邦徳先生と。
では少しだけ私の掲載部分での内容をご紹介しますね。
今回は「その子にぴったり! アプリを使ったアセスメント&セッション」と題して、子どもたちへのセッションやレッスンで使えるiPadアプリを5つご紹介しています。
5つのアプリはそれぞれバラバラに選んだわけでなく、掲載順に沿って…
という具合に、成長の過程に合わせた順番とチョイスになっています。
■“さわる”を育てるiPadアプリ
発達障害の子どもたちの中には、物に触ることに躊躇する子も多く、まずここをスタート地点として「さわる」ことに慣れるアプリを選んでいます。
■“なぞる”を育てるiPadアプリ
その次に、お手本をまねしたり、自分の意図した通りに「なぞる」アプリをチョイス。「なぞる」ことは色んな技術を習得する上で大切な能力であり、「書く」ことにもつながりますから、ワークブックへの橋渡しになります。
■“かぞえる”を育てるiPadアプリ
「かぞえる」は数の概念を育てて、後々の楽譜を理解する基礎を作ります。また発達障害の子どもたちの中には数字が苦手な子も多いので、アプリで楽しみながら理解を進めていくようにします。
■“くらべる”を育てるiPadアプリ
もの事を比較してその違いに気がつくことは、本や楽譜を理解する上でも、また日常生活でも重要です。「くらべる」を育てるアプリで、比較し発見する力を養います。
■“つたえる”を育てるiPadアプリ
発達障害の子どもたちにとって音楽で自己を表現するということは、絶好の成長のチャンス。最後の「つたえる」を育てるアプリで表現力を育て、人に伝える喜びを学びます。
▲本書編集者の芹澤一美様と一緒に
それぞれのアプリでは、アセスメントのチェックポイントと、実際のセッションやレッスンを想定したアイディアも書いています。
■アセスメントのチェックポイント
アセスメントはピアノ教室でいう体験レッスンの当たるものですが、一番最初にチェックしておくべきポイントを箇条書きでまとめてありますので、参考にしてくださいね。
■セッション&レッスン・アイデア
またセッション&レッスン・アイデアでは、できるだけ具体的に紹介していますので、特にピアノレッスンでもお役に立てるのではないかと思います。
■サブで使えるアプリも
さらにメインのアプリ以外にも、それぞれサブで使えるアプリも紹介していますので、同じ意味合いを持つ複数のアプリを用意しておき、状況に合わせて使い分けると幅のあるセッション・レッスンになりますよ。
是非、実際に本をお手にとってご確認ください。
ちなみに、挿絵のイラストも自分で手描きしました。お恥ずかしい…。^^;
そしてさらに!
それぞれメインのアプリに関しては特設Webサイトを設け、実際にレッスンで生徒さんが使っているシーンを動画で紹介しています。
▲実際にレッスンで使っているシーンを動画で!
やっぱりアプリは動いてこそ、音が出てこそですよね。文章では上手く伝えれらない部分も、動画ではバッチリ伝わると思います。
特設Webサイトへのアクセス方法は本の中に載っていますので、是非チェックしてみてくださいね。
⇒ 心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
今回は書籍の紹介です。わたくし福田りえも執筆させていただきましたコチラの本。
『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』
今年はこれまで2回、ピアノレッスンで使えるiPadアプリというテーマで、ムジカノーヴァに寄稿させていただきましが、今回は音楽療法のセッションで使えるiPadアプリという切り口で書かせていただきました。
本のタイトルにもありますように、主に子どもたちを対象とした音楽療法でのセッションのネタ帳となっていています。
しかしひと口に子どもを対象とした音楽療法といっても、一般的にはなかなか想像がつかないのではないでしょうか?
どんな考え方に基づき、どんなセッションを行っているのか、伺い知る機会も少ないかもしれません。
その反面、ピアノ教室をはじめ保育の現場などでも、さまざまな発達障害を持っていたり、判別が難しいグレーゾーンの子どもたちに接する機会は増えています。
私のピアノ教室でも半数は、そういった子どもたちなんですね。
ほかのピアノの先生方からも、どう接してどう指導すればよいのか、というご相談もよくいただくようになりました。
- 落ち着かない生徒がいるのですが…
- なかなか集中してくれません…
- まったく言うことを聞いてくれなくて…
- 指示への理解が難しいようなのですが…
といった、通常の音楽教育だけでは対処が難しいケースに悩まれている指導者の方も多いんですよね。
中には指導を投げ出してしまいたくなるような、シビアな状況に陥っているケースもあるようですが、それに対応した参考になる情報というのも、まだまだ少ないのが現状です。
もちろん音楽療法に関する詳しい文献や書籍もたくさん出ていますが、今すぐ現場で、明日のレッスンで、目の前のこの子に、ということになると、専門書はヘビー級すぎて小回りが効きません。
音楽療法を専門に学ばれていない先生方にとっては、取っつきにくい上に理論が先行しているので、クリティカルではないんですね。
実践ではすぐ使えない、となってしまいがちです。
しかし今回の『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』では、その名の通りネタ帳です。
音楽療法の現場で生み出されたセッションネタが満載、今すぐ使えるテクニックがテンコ盛り。^^
実践ですぐ使える、ネタの宝庫なんです。
▲今年の日本音楽療法学会学術大会の書籍コーナーに並んでいました!
音楽療法にもセオリーというものがありますが、個々の子どもたちにピッタリ合ったセッションをいかに組み立てるか、これが現場ではとても大切になってきます。
同じ自閉症、同じアスペルガー症候群だとしても、ひとりひとり性格も家庭環境もちがいますし、好き嫌いや“こだわり”も様々なんですよね。
共通するところもあれば異なるところもあるので、それを見極めてその子に最適化されたセッションにしていくことが大切です。
そのためにはたくさんの経験と多くの事例を学ぶことが大切になってきますが、それには時間もエネルギーも膨大に必要となってきます。
今すぐそちらに全力投球するというわけにもいきませんよね。
その点『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』には、時間もエネルギーも膨大に注ぎ込んだ結果、そこから抽出された生きたセッションネタが惜しげもなく掲載されています。
現場の音楽療法士の方や指導者の先生方が、頭を捻って工夫されてきたアイディアの数々が、実践で効果のあったセッションネタが、大公開されているんです。
しかも今すぐ現場で、明日のレッスンで、目の前のこの子に使える虎の巻として。^^
今回の『心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids』には、音楽療法に携わっている8名の指導者の先生方が、秘蔵のセッションアイディアを寄稿されています。(私もその末席に加えて頂きました。^^;)
それぞれの先生方のお名前と掲載テーマです。(掲載順)
- 下川英子 先生:成長し続ける子どもたち
- 根岸由香 先生:「一緒が楽しいね♪」みんなの心がつながる集団の活動
- 鈴木涼子 先生:人生にかかわる重みに耐えうる実践を続けるために
- 樋口利江子 先生:「音楽」の持つたくさんの可能性を信じて
- 福田りえ:その子にぴったり! アプリを使ったアセスメント&セッション
- 智田邦徳 先生:被災地で熟成されたネタの数々
- 赤羽美希 先生:世界に一つだけのオリジナル「関係性の」音楽を作る活動
- 二俣泉 先生:対象児とのコミュニケーションの回路をひらく
▲著者のお一人、智田邦徳先生と。
では少しだけ私の掲載部分での内容をご紹介しますね。
今回は「その子にぴったり! アプリを使ったアセスメント&セッション」と題して、子どもたちへのセッションやレッスンで使えるiPadアプリを5つご紹介しています。
5つのアプリはそれぞれバラバラに選んだわけでなく、掲載順に沿って…
- さわるを育てるiPadアプリ
- なぞるを育てるiPadアプリ
- かぞえるを育てるiPadアプリ
- くらべるを育てるiPadアプリ
- つたえるを育てるiPadアプリ
という具合に、成長の過程に合わせた順番とチョイスになっています。
■“さわる”を育てるiPadアプリ
発達障害の子どもたちの中には、物に触ることに躊躇する子も多く、まずここをスタート地点として「さわる」ことに慣れるアプリを選んでいます。
■“なぞる”を育てるiPadアプリ
その次に、お手本をまねしたり、自分の意図した通りに「なぞる」アプリをチョイス。「なぞる」ことは色んな技術を習得する上で大切な能力であり、「書く」ことにもつながりますから、ワークブックへの橋渡しになります。
■“かぞえる”を育てるiPadアプリ
「かぞえる」は数の概念を育てて、後々の楽譜を理解する基礎を作ります。また発達障害の子どもたちの中には数字が苦手な子も多いので、アプリで楽しみながら理解を進めていくようにします。
■“くらべる”を育てるiPadアプリ
もの事を比較してその違いに気がつくことは、本や楽譜を理解する上でも、また日常生活でも重要です。「くらべる」を育てるアプリで、比較し発見する力を養います。
■“つたえる”を育てるiPadアプリ
発達障害の子どもたちにとって音楽で自己を表現するということは、絶好の成長のチャンス。最後の「つたえる」を育てるアプリで表現力を育て、人に伝える喜びを学びます。
▲本書編集者の芹澤一美様と一緒に
それぞれのアプリでは、アセスメントのチェックポイントと、実際のセッションやレッスンを想定したアイディアも書いています。
■アセスメントのチェックポイント
アセスメントはピアノ教室でいう体験レッスンの当たるものですが、一番最初にチェックしておくべきポイントを箇条書きでまとめてありますので、参考にしてくださいね。
■セッション&レッスン・アイデア
またセッション&レッスン・アイデアでは、できるだけ具体的に紹介していますので、特にピアノレッスンでもお役に立てるのではないかと思います。
■サブで使えるアプリも
さらにメインのアプリ以外にも、それぞれサブで使えるアプリも紹介していますので、同じ意味合いを持つ複数のアプリを用意しておき、状況に合わせて使い分けると幅のあるセッション・レッスンになりますよ。
是非、実際に本をお手にとってご確認ください。
ちなみに、挿絵のイラストも自分で手描きしました。お恥ずかしい…。^^;
そしてさらに!
それぞれメインのアプリに関しては特設Webサイトを設け、実際にレッスンで生徒さんが使っているシーンを動画で紹介しています。
▲実際にレッスンで使っているシーンを動画で!
やっぱりアプリは動いてこそ、音が出てこそですよね。文章では上手く伝えれらない部分も、動画ではバッチリ伝わると思います。
特設Webサイトへのアクセス方法は本の中に載っていますので、是非チェックしてみてくださいね。
⇒ 心ふれあう セッション ネタ帳 For Kids
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・