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ピアノを弾き出す前に固めておきたい曲の5つの軸要素とイメージの作り方

2015-10-04 : ピアノレッスン
ピアノを弾きはじめる前に
ピアノを弾く直前、何を考えていますか?
何も考えず漠然と弾きはじめると、余計に時間とエネルギーを使うことになるかもしれませんよ。
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


音楽というのはリズム・メロディ(主旋律)に加えて、ハーモニー(和音)など「音楽の三要素」の他にも、様々な要素で構成されています。


それだけにピアノを弾き始めるとき、何を考えてスタートするのかが、とても大切になってくるんですね。


もし何にも考えず漠然と弾き始めたら、せっかくの音楽も台無し。準備もなしに洞窟に潜っていくようなものです。^^;


そこで今回は、ピアノを弾き始めるときに何を考えてスタートするかについて、お伝えしたいと思います。




まず曲の軸となる要素を書き出してみよう!


楽譜に曲の要素を書き出す

まずピアノで弾く前に、その曲の軸となる大切な要素をいくつか書き出してみましょう。


  1. この曲は何調?
  2. 何拍子の曲?
  3. テンポはどのくらい?
  4. 音量は?
  5. 曲のイメージは?

などです。


曲構成によってはもっと増えることがあるかもしれませんが、演奏する上で軸となる要素を抜き出し、譜面上でもいいので書き出してみることで、その曲の彩りを明確にすることができます。


しかしここからが本番です。^^




音楽の要素を統合して曲のイメージングをしよう!


パズルの写真

書き出しただけでは絵に描いた餅と同じ。


その曲の軸となる要素を書き出しながら、同時にそれらを統合して曲の輪郭をハッキリさせ、どんな曲なのかを頭の中に描き出していく作業を行う必要があるんですね。


料理をする前に材料をそろえてレシピを確認して、調理してテーブルに出すまでを創造するような感じ。


つまりイメージングです。



例えば、レーソラシドレーソソ♪で有名なJ.S.バッハ『BWV Anh.114メヌエット ト長調』の場合。
(本当はペツォールト作曲)



1.調と2.拍子 - 楽譜を見てすぐわかること


まず…

  1. 何調? ⇒ ト長調
  2. 何拍子? ⇒ 3拍子

ここまでは楽譜を見ればハッキリ書いてありますよね。


では次の…



3.曲のテンポは? - より具体的に


『メヌエット ト長調』はb>Allegretto[アレグレット]と一応書いてありますが、果たしてAllegrettoとは一体どれくらいのテンポを表しているのでしょうか?


Allegrettoを日本語に訳すと「ややAllegroに」。
ん?よくわかりませんよね〜。


Allegro[アレグロ]は「快速に・陽気に」という意味ですから、Allegrettoはそれよりも少し遅いテンポ、「やや快速に・やや陽気に」というニュアンスになります。


しかしこれでもよくわからないという場合は、メトロノームの速度に置き換えてみます。すると…

  • Allegretto ⇒ 四分音符=96〜120

となり、4分音符が1分間に96拍から120拍のテンポだとわかります。


しかし96〜120と幅がありますから、ここでは間を取って四分音符=108としておき、最終的には曲のイメージなどを加味して調整していきます。



4.この曲の音量は? - 弾く強さを見極める


まず楽譜上にどんな強弱記号が出てくるのか確認しておきます。

  • 一番強い音と弱い音は何か?
  • アクセント記号は?
  • クレシェンドやデクレッシェンドなど音の強弱の変化はあるのか?

などなど、しっかりチェックします。


特に強弱記号:ピアノ[ピアノ]や強弱記号:ピアニッシモ[ピアニッシモ]、強弱記号:フォルテ[フォルテ]や強弱記号:フォルティッシモ[フォルティッシモ]など、強弱の振れ幅には要注意。


自分が出せる一番強い音を100として、どれくらいの強さで弾きはじまれば、強弱の振れ幅の上から下までを綺麗にカバーできるか、イメージしながら当たりをつけておきます。


もし何も考えずにいきなり80くらいの強さで弾きはじめてしまったら、強弱記号:フォルティッシモ強弱記号:フォルティッシッシモに出くわしたとき、出せる音の強さに限界が来てしまいますよね。


反対に何も考えずに10くらいの強さ(弱さ?)ではじめてしまったら、途中で強弱記号:ピアニッシッシモに出くわしてしまったら、それ以上に弱い音を出すのが難しくなります。


また強弱記号の上と下は考えていたものの、クレッシェンドやデクレッシェンドに対応する余力がないと、平坦な演奏になってしまいます。


そうならないようにしっかりと楽譜全体を見通して、音の強弱の振れ幅と、自分の出せる音の幅をリンクしてイメージしておくことが大切になってくるんですね。



さてこの『メヌエット ト長調』の出だしは強弱記号:メゾピアノ[メゾピアノ]で始まっています。強弱記号:メゾピアノは、日本語にすると「やや弱く」という意味。


ほかにも「やや強く」という意味の強弱記号:メゾフォルテ[メゾフォルテ]、「弱く」という意味の強弱記号:ピアノ[ピアノ]も登場しています。


また「だんだん強く」するクレッシェンド[クレッシェンド]、「だんだん弱く」するデクレッシェンド[デクレッシェンド]も随所に出てきています。


しかしそれほど強い音の指示はないので、比較的に優しいタッチで弾いて大丈夫そうですね。


そして「やや快速に・やや陽気に」というAllegrettoのテンポと併せて考えると、軽やかで軽快な曲というイメージができると思います。


※使用する楽譜によって書かれている内容に違いがありますので、しっかり確認しましょう。今回のこの記事では、全音楽譜出版社刊『プレ・インベンション J.S.バッハ・インベンション---のまえに(日下部憲夫編)』を参照しました。



そして最後…



5.曲のイメージは? - 軸要素を統合して考えよう


曲のイメージを考える場合、その曲の題名にヒントが隠されている場合もあります。


この場合『メヌエット ト長調』のメヌエットが大ヒント。メヌエットとはヨーロッパの舞曲、つまり踊りのための伴奏曲です。


そしてこの曲の拍子は3拍子ですから、「イチ・ニ・サン、イチ・ニ・サン」という踊りの曲になります。


さらに調性やテンポ、音量を加味して考えると、軽やかに楽しく踊る感じの曲というイメージが浮かび上がってきますよね。


これで曲の大枠の輪郭線が見えてきたかと思います。




まとめ:雲をつかむような曲でも


綺麗に整理された道路

今回はわかりやすいように、よく知られた『メヌエット ト長調』をサンプルにとして、曲の5つの軸要素とイメージ作りについて見てきましたが、こんなにハッキリとわかりやすい曲ばかりではありません。


初見では一体どんな曲なのか見当がつかない、雲をつかむように曖昧模糊としている場合もあるかと思います。



そこで今回のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

要点を書き出して整理してみよう♪


曲のイメージがつかめない場合でも、何も考えず漠然とピアノに向かってみても、曲の輪郭線をつかむまでに時間がかかってしまい、ただ疲れてしまうことになりかねませんよね。


でもその曲の軸となる大切な要素を書き出してみて、ひとつひとつをハッキリさせることで、イメージの糸口をつかむことができます。


【関連書籍】

イメージでえらべる! ピアノで弾きたいクラシック Vol.1(A day)
一度は弾いてみたいクラシックの名曲を、弾きやすいアレンジで楽しめます。楽曲をカテゴリー別にまとめているので、その時の気分で選ぶことができます。全曲に春畑セロリ先生のコメント付き!カテゴリーごとにコラムも挿入。難易度は、弾きやすいブルクミュラー程度。(学研おんがく.net より引用)


今回はひとつの方法としてご紹介しましたが、こうすることで予め曲のイメージを持った状態で、ピアノを弾き出すことができるわけですね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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