• 【連載開始!】障がいを持つ子どものためのピアノレッスン - ムジカノーヴァ2017年1月号

テンポ、合ってる!?曲のテンポ通りにピアノを弾くためのスイッチの切り替え法

2015-10-11 : ピアノレッスン
曲のテンポ通りにピアノが弾けない
えっ、曲のテンポ通りに弾けない?
それ、ひっとしてマイテンポが邪魔しているのかも。
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


「マイテンポ」って何?そう思われた方もいらっしゃると思います。^^


ご存知の通り、「テンポ」はピアノを弾くときに大切になる要素のひとつですが、実はピアノを弾く人それぞれにも固有のテンポがあり、演奏に影響を与えているとしたらどうでしょう?


そしてそのマイテンポを、楽曲のテンポに合わせるにはどうすればいいのでしょうか?




マイテンポが生み出す楽曲テンポとのギャップ


ランドセル背負っている女の子の写真

マイテンポ、My Tempo。
自分の、私の、あなたのテンポ。


マイテンポというのは、あなたの性質や性格が醸し出している「テンポ」のことです。


これは私が今までピアノのレッスンを通じて、たくさんの生徒さんたちと接してきて感じたことですが、その人が持っているマイテンポは、その人の「話し方」に一番表れているみたいです。


ゆっくりと話す人もいれば、ひとつひとつ言葉を選んで話す人、たっぷり間合いをとって話す人もいます。


逆に弾丸トークの人や、立て板に水を流すように流暢に話す人もいれば、緩急を自在に操り劇的に話す人もいますよね。


子どもも大人も、人それぞれに話し方のテンポが違っていて、それはその人の性質や性格と密接に関係しているようです。




そしてピアノを弾くときも、それぞれのマイテンポがひょっこりと顔を出してきます。


緩やかなマイテンポの人は、早いテンポの楽曲でも自然とゆっくりな演奏になりがちだったり、反対にスピーディーなマイテンポの人は穏やかな曲で急ぎすぎる演奏になってしまう傾向もあります。


特にその曲のテンポについてあまり意識して弾いていないとき、自分の持っているマイテンポの方が優位に現れるみたいです。


あるいは、曲のテンポを意識しようとしても、どうしても自分のテンポの方が強く出てしまうこともあります。


そんなとき、曲のテンポとのズレギャップが出てしまうんですよね〜。さて、どうしましょう?^^;




ピアノを弾く前にテンポを合わせるためのABテスト


ABテスト

それぞれの人のマイテンポと曲のテンポとのギャップに気がついた後、あるABテストを行ってみました。


レッスンで生徒さんがピアノを弾く出す直前…

  1. そのまま弾きはじめる
  2. 曲のテンポを想定した会話をしてから弾きはじめる

というABテストです。さて結果は…



A.そのまま弾きはじめたケース


このケースでは、生徒さんがピアノを弾きだす前には特に何もやっていません。そのまま素直に弾き出してもらいました。


すると、ゆっくり話す生徒さんはゆっくりとした弾き方になり、早口で話す生徒さんは急ぎ気味の弾き方になりました。つまり、その人固有のマイテンポが優位になったわけですね。



B.曲のテンポを想定した会話をしてから弾きはじめたケース


Bのケースでは生徒さんがピアノを弾きだす前に、あらかじめ曲のテンポを想定した会話を楽しむように心がけました。


穏やかな曲の場合はゆったりとした会話を、スピード感のある曲の場合は早い流れの会話を意識して行ったわけです。


そしてその後ピアノを弾いてもらうと、そのテンポは一変。


ゆっくり話す生徒さんでもテンポの早い曲をスムーズに弾きだすことができ、早口の生徒さんでもゆっくりとしたテンポの曲を急ぎすぎることなく弾きだせるようになったんです。


つまり楽曲のテンポに合わせて、ピアノを弾きはじめることができたんですね〜。これにはちょっと驚きました。^^




環境の力を借りてギャップを埋める


砂浜のスコップの写真

先ほどのABテストは、事前にマイテンポと楽曲テンポを擦り合わせておくことで、スムーズにピアノを弾きだすことができた一例です。


使ったのは会話というコミュニケーションツールだけですが、果たしてポイントはどこにあったのでしょうか?



そこで今回のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

ピアノを弾く前に、テンポスイッチの切り替えを!


楽曲のテンポを意識した会話を事前に行うことで、自然と波長が合うようになり、自分のアンテナも楽曲の方へ向くようになったのではないかと思います。


つまりテンポのスイッチが、マイテンポから楽曲テンポにカチッと切り替わったわけですね。


人間というのは環境にとても影響を受けるもの。自分の意思だけで変えられないときは、まわりの環境も上手く使いながら、スイッチを切り替えていきましょう。


家族との会話やピアノの先生との会話でもいいですよね。


もちろんひとりで弾くときは会話は使えませんが、そのときは音楽そのものをツールとして使うといいでしょう。




余談ですが、自分のスイッチを切り替えたりモチベーションやコンセントレーションを高めたいとき、音楽の力はとても役に立つんですよね。


たとえば2000年のシドニーオリンピック。女子マラソンで金メダルを獲った高橋尚子選手は、スタート前にヘッドフォンでhitomiの『LOVE2000』を聴いていたのは有名なお話し。


また映画『エイリアン』の監督リドリー・スコットは、主役シガニー・ウィーバーの演技のテンションを上げるために、撮影現場で冨田勲先生の編曲によるホルスト『惑星』の一曲「火星」を流していたそうです。


音楽の力を借りることで、現状の自分と、これから行わなければならないこととのギャップを埋め、より高い次元での結果につなげていくわけですね。


【関連書籍】

子どものピアノが上達する50のポイント (コツがわかる本)
演奏がレベルアップする練習の工夫や、手の大きさに合わせた曲選びのポイントなど、パパとママが簡単にできる、子どもの音楽の素質を伸ばすコツを紹介します。(メイツ出版株式会社Webサイトより引用)


いずれにしても、マイテンポと楽曲テンポのギャップを意識する訓練をすることで、どんなテンポにも対応していけると思います。


僕はいっつもスローだなぁ〜とか、私はいつも急ぎすぎるなぁ〜とか、予め自分のマイテンポを知っておき、楽曲とのギャップを埋めるように意識して練習に取り組んでいきましょう。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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