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よし本物だ!電子ピアノかアコースティックピアノか購入を迷ったときの選択は……

2015-11-15 : ピアノレッスン
よし本物だ!電子ピアノかアコースティックピアノか購入を迷ったときの選択は……
お子さんにどんなピアノで、練習させていますか?
電子ピアノ? それともアップライトやグランドピアノ?
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


グランドピアノにアップライトピアノ、電子ピアノ、いいとこ取りのハイブリッドピアノ、練習用と割りきった小型キーボード、くるくると巻けるロールピアノ、それに紙鍵盤まで。


昔と違って今はいろんな選択肢があります。


しかし、もしどんなピアノで育ってきたかによって、結果が大きく変わってくるとしたらどうでしょう?




アコースティックピアノの方がよいと言われる訳




「ピアノを買わないとダメです? 電子ピアノでもいいですか?」よくあるご質問です。また……

「ピアノを買うなら、買い換えるなら、いつがいいですか?」これもよくお聞きする質問ですし、何回か記事にもしています。


以前は「手指が出来れば」と思っていましたが、今なら「すぐに!」と答えます。即答ですね。


間違っても「電子ピアノのままでいいです」とか、「くるくるロールピアノでも十分です」とは答えません。少なくとも一番のオススメとしては出てくることはないでしょう。


つまり答えはもう決まっているんですよね。唯一無二の絶対解とまではいいませんが、もっとも望ましいであろう最適解であるのは間違いないですし、実は質問される親御さんもお分かりなのです。


電子ピアノよりアコースティックピアノ、後回しにするよりも今すぐに、ということが。


多くのピアノ指導者の先生方も、ほとんどそうお答えになられると思いますが、これは一体何故でしょうか?




育つ過程で大きな差がつくピアノの選択




普段から練習するピアノの影響で、鍛えられる筋肉の質も量も、そして耳も変わってきます。毎日のことですから、その影響は絶大です。


また発表会にしてもピアノコンクールにしても、あるいは合唱の伴奏にしても、“電子ピアノでOK”ということはほとんどありません。ステージ上の本番はいつでもアコースティック、それもグランドピアノです。


電子ピアノで育ち、そこそこ上達したと期待してコンクールに望んでも、その力量差と冷酷な結果に愕然とされる親御さんもいます。


アコースティックで育った子と、電子ピアノで育った子との間には、ドナウ川よりも広い差がついている……なんてことも珍しくありません。


気のせいだとか、調子の良し悪しというレベルではなく、明らかに差がついてしまうんですよね。年齢や学年が上がれば上がるほど、その差はより歴然となっていきます。


ちょっと残酷かもしれませんが、でもよく考えたらこれは当たり前のことです。


甲子園を目指している野球少年は、プラスチック製のバットで素振りの練習はしませんよね。たとえ自主練であっても、やっぱり本物のバットを使います。


そう、この本物というのがポイントなのです。




ピアノに限らず、人生の糧となる若いときの本物体験




先日Amazonプライムビデオでドラマ『孤独のグルメ』を見ていたら、こんなシーンがありました。舞台は東京中野の焼肉屋「平和苑」。


〜ここから引用〜
焼肉屋の店主:
「玉子でも肉でも醤油でも、本物を食べなきゃいけないんですよ。私いつでも言ってるんですけどね、特に若いときに本物を食べないと、味覚がね……ニコッ。」


主人公 井之頭五郎:
「死んだばあちゃんも、そんなことを言っていた。」

『孤独のグルメ』シーズン2 第3話より引用
〜ここまで引用〜


ヨダレじゅるりのシーンでしたが、いやいや何気にスゴイことを言っているではありませんか!


本物を、若いときに


本物を知るというのは、ピアノに限らず、多くのことに通じる大切なことのような気がします。(決して「贅沢をしろ」ということではありません。)


たとえ結果的にその道を極めることがないとしても、本物に触れ、本物から学ぶということは、何よりも貴重な学習の機会であり、その後の人生の糧となりますよね。


そうでなければ、この世の中イミテーションだけでOKってことになってしまいますから。


ピアノにしろ何にしろ、やっぱり本物に触れる体験、そこから学ぶという経験から、良くても悪くても何らかの実績を生み出してみることが大事。それもできるだけ若いうちに。


小さい頃から本物に接することは、その後音大を志望するとかしないとか、プロを目指す目指さないに関わらず、普遍的に大きな価値を持っているものなんですよね。


だからこそ、電子ピアノよりアコースティックピアノ、後回しではなく今すぐ、できるだけ早くに、という答えになってしまうのは必然だといえます。



それにしても、本物を食べなきゃいけない、特に若いときに……。というセリフの示唆することは、とても味わい深いですね〜。^^;

あ、なんだか急に、腹が減ってきた……。




全身で感じる本物のピアノの振動は向上心の源泉




もちろん大人になってからピアノを習いはじめる方も少なくありませんが、やっぱりアップライトピアノでよいので、本物の弦の響きを楽しみながら弾いて欲しいですね。


その本物の響きに思わずうっとりして、もっと弾きたい、弾けるようになりたい、と意欲が湧き上がってくるはずです。^^



そこで今回のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

とにかく振動を感じるのがカギ!


私たち人間の身体の大部分は、振動が伝わりやすい水分で出来ていると言われています。


それだけに、弦を鳴らしている指に伝わる振動と、その指から生み出す空気の振動とを、手で、腕で、耳で、身体全体でキャッチすることが、上達のためにとても大切なんです。


特にペダルを踏むとき。ダンパーペダルを使ったときの空気感が変わる瞬間など、振動の違いを体感してもらえれば、電子ピアノとの差を感じることでしょう。


構造的にピアノは、ハンマーが弦を叩いて音を出し、それをピアノの心臓部といえる響板が調整・増幅させることで、実際に空気を振動させて音を響かせています。


しかし電子ピアノにこの機構はありません。ただシミュレートし、それを再現しているだけです。




電子ピアノやハイブリットピアノの中には、本物のピアノのタッチ感や弦の響きを再現したというものもあります。


どうしてその再現にこだわるのかというと、それが本質的にとても重要なことだから、ではないでしょうか。


であれば、もう本物の方が絶対いいわけです。再現されたものより、その元となったオリジナルの方に価値があるわけですからね。




とはいっても、現実的には妥協しなければならない局面もあるかと思います。そんなとき、本物は何なのかということを意識しながら、ベターな着地点を探されるといいでしょう。


またすべての場面で電子ピアノやキーボードを否定的に捉えることもありません。目的や用途によっては、とても有効的な道具として活躍してくれますからね。私も持ってますし。^^


【関連書籍】

ピアノがうまくなる子、ならない子
「練習しないのならやめさせるわよ」とか、「うまくなっているの?」と子どもに言っていませんか? ピアノレッスンは技術だけでなく、子どもの心を育てるもの。音楽指導・教育に携わる著者がどんな風に子どもに接すればよいのかを書いたハウツー本。親の姿勢テストや、うまくなる子の10か条、特別付録には、親もピアノに親しむ誌上ピアノ・レッスン付き。(情報センター出版局Webサイトより引用)


これで弾きたい!って心から思えるピアノに出会えるといいですね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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