間違えたらどうしよう…ピアノを弾く直前、舞台袖で緊張と失敗への不安を払うルーティン

2015-12-06 : ピアノレッスン
間違えたらどうしよう…ピアノを弾く直前、舞台袖で緊張と失敗への不安を払うルーティン
いよいよ本番、でも間違えたらどうしよう……。
ピアノを弾く前、失敗への不安が頭をよぎりませんか?
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


本番直前の舞台袖。どんどん高まってくる緊張とともに、気持も身体もますますこわばっていきます。手足の震えはピアノの演奏に直接影響を与えますよね。


そしてさらに、不安なイメージが頭の中を駆け巡ります……




本番ステージでピアノを弾く前のイヤなイメージ




発表会やコンクールなど本番のステージでピアノを弾く前、ついつい……

  • 間違えたらどうしよう
  • 失敗したらどうしよう
  • 途中で止まったら!?
  • やっぱりダメかも〜
  • あぁーどうしょう

そんな言葉が出てしまう人いませんか? 実際に口に出さないまでも、頭の中でぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる、不安な考えが渦巻いてしまう人も多いでことしょう。


控室や順番待ちの舞台袖で、失敗してしまうイメージや、ちゃんと出来ないかも予想が無限に膨らんで、その考えが頭から離れなくなってしまいますよね。


私のピアノ教室の生徒さんの中にも、毎回「あぁー間違えたらどーしよぉ……先生、何回だったら間違えてもいい?」って聞いてくる子もいたりします。^^;


いや、コンクールだから間違えたらダメなんだけどねぇ〜と思いつつ、何とかネガティブイメージから脱出できるようにサポートするのですが、メンタルの弱さはどうしてもピアノの音に反映されます。


ましてやネガティブなイメージトレーニングはバッチリ出来上がっているわけで、そこから出てくる音は……そりゃ〜そうですよね、っていうそんな音しか出ませんよね。


ここまで練習を重ねてきたのに、せっかくの本番が台無しです。




本番直前の舞台袖でカンタンに緊張をほぐすには




条件さえ選ばなければ緊張感をほぐす方法はたくさんありますが、見知らぬ人同士が順番待ちをしている舞台袖では周囲の目もあり、できることも限られてきます。


また小さい子どもたちは、呼吸法やツボ、瞑想や自己暗示、意識の使い方やイメージトレーニングなど、あまり高度なことはできませんから、大人のサポートも必要になりますよね。


そんな限られたスペースと時間の中で緊張をほぐすには……

  1. 手や指、腕、足、首など軽いストレッチ
  2. 飴(アメ)を舐める

の2つが効果的。これだったら子どもたちでもできます。


手足の軽いストレッチを行うと筋肉がほぐれ、緊張緩和とリラックス効果が得られるのは、経験上よく知られていますよね。


舞台袖ではあまり大きな動きは出来ないかもしれませんが、その場で屈伸したり、手足をブルブル振る、首をゆっくり回すなど、可能な範囲でストレッチを行うといいでしょう。


また飴を舐めることで血糖値が上がります。すると血糖値を正常に戻そうと副交感神経が働き、緊張感が和らぐというわけです。


ただあまり大きな飴だと、舐め終わらないまま自分の演奏が来てしまうので、比較的小さめの飴の方がいいかもしれませんね。^^;




余談ですが、実はこの2つの方法。

私が生徒さんの付き添いでピアノコンクールの舞台袖にいたとき、実際に目にした方法で、それもその後良い結果を残した子2〜3人が、別々の会場で同じようにやっていたんですよね。


またその中のひとりの男の子は、違うコンクールとコンサートの舞台袖で、同じようストレッチをし、飴を舐めていたんです。


そんなことを思い返していると、今年流行ったあのポーズとの類似点に気がつきました。




ピアノで五郎丸ポーズ!?日々の練習からルーティンに取り入れておこう




今年2015年9月、イングランドで開催されたラグビーワールドカップ。優勝候補にも数えられていた南アフリカを相手に、史上最大の番狂わせで勝利を飾った日本代表。


その中でひときわ目を引いたのが、五郎丸歩選手です。キック前に見せる独特のポーズと動作、通称「五郎丸ポーズ」が、流行語大賞にノミネートされるほど話題になりました。



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▲五郎丸ポーズ


その印象的なポーズばかりがクローズアップされましたが、実は一連の動作とそのポーズは、ルーティンと呼ばれる集中力を高めるためのものだったんです。


ルーティン(Routine)というのは、あらかじめ決めておいた一連の動作やパターンのことで、練習のときから本番まで同じ動作を行うことで、普段通りの実力を出し切るためのメンタルトレーニングのこと。


常に強いプレッシャーや緊張感にさらされる一流のアスリートの中には、ルーティンを取り入れることで結果を残している人も少なくないそうです。


ご存知イチロー選手もそのひとり。バッターボックスで腕を回し袖を上げる仕草が有名ですが、シーズン中は朝起きてから球場に着くまで、そして練習メニューもルーティン化されていたと聞きます。

お昼は必ずカレーライスというくらいの徹底ぶり。


そうやって同じルーティンを繰り返すことで、調子の良し悪しに気がついたり、ここ一番という場面でも、いつもと同じルーティンを行い、練習通りの結果を出せるというわけですね。



そこで今回のピアノ魔法は…

(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

いつも通りを保つために、いつも通りの行動を!


ルーティンをピアノに当てはめてみると、普段の練習やレッスンのときから同じストレッチをやってピアノを弾きはじめる。そして本番前でも普段通り同じストレッチ。


練習でもレッスンでも本番でも、いつもと同じ動作をこなすことで、普段通りの精神状態を保ち、間違ったら、失敗したらどうしよう、というネガティブイメージを遠ざけることに繋がるでしょう。


もちろん一流アスリートには、ちゃんとしたメンタルトレーナーの方がついて指導されていますから、同じようにというわけにはいかないかもしれません。


しかし何もしないよりはいいですよね。感覚だけで突き進むよりも、基準や規則性を持って本番に望む方が、反省や改善のための拠り所を持つことになりますし。


子どもたちには、周囲の大人がサポートしてあげて、ピアノを弾くときのルーティンを習慣化させてあげるといいでしょう。


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心と頭を鍛えれば演奏が大きく変わる!音楽家のための必勝メントレ本。プレッシャーに勝てる心、ポジティブな生き方を手に入れるには、心と頭に負荷ををかけるトレーニング・メニューを繰り返し行うことが大切です。全ての演奏者を応援する一冊。(ヤマハミュージックメディアWebサイトより引用)


ピアノコンクールの舞台袖で見かけたあの男の子も、実はしっかりとルーティンをこなしていたんだなぁと思うと、なかなか考えさせられるものがありますね。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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