• 【連載開始!】障がいを持つ子どものためのピアノレッスン - ムジカノーヴァ2017年1月号

【動画あり】ヨナ抜き音階でピアノ黒鍵への苦手意識を克服!懐かしくて新しい五音音階

2016-07-31 : ピアノレッスン
【動画あり】ヨナ抜き音階でピアノ黒鍵への苦手意識を克服!懐かしくて新しい五音音階
なんとなく黒鍵が苦手な人への処方箋です。
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


前々回は臨時記号とそのピアノ練習曲、そして前回の記事では、半音階のクロマティック・スケールによるエチュードをご紹介してきました。




そのどちらでもポイントとなるのは、黒鍵ですよね。臨時記号も半音階も、黒鍵を避けて弾くことはできませんからね。


ところが、黒鍵が出てきただけで苦手意識が発動しちゃうという人も多いもの。「うぅ、黒鍵かぁ〜、イヤだなぁ……」なーんて冷や汗タラリで身構えてしまったりして。


しかし、いつまでも黒鍵から逃げててもしかたがありません。ヨナ抜き音階で慣れちゃいましょう!




懐かしくて新しいヨナ抜き音階ってな〜んだ?


ヨナ抜き音階というのは、4番目と7番目の音が抜けている音階のことです。「四七抜き音階」と書くこともあります。


決してサビ抜きでもメシ抜きでもなく、クギ抜きや栓抜きでもありません。ヨナ抜きです。


西洋音楽が日本に伝わってきた明治時代に、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」を「ヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナ・ヒ」と読んでいたことから、ヨナ抜きと呼ばれるようになったともいわれています。


ハ長調「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の場合だと、4番目の「ファ」と7番目の「シ」を抜いた音階ですね。

ハ長調のヨナ抜き音階

「ファ」と「シ」の2音を抜いた「ド・レ・ミ・ソ・ラ」という、5音の音階になりますので、ピアノの鍵盤の「ファ」と「シ」(上図のグレイの部分)は使いません。



日本人の琴線に触れるヨナ抜き音階


ヨナ抜き音階は日本固有の音階ということで、日本音階と呼ばれたりもしますが、古くから伝わる民謡や童謡、唱歌などに多く、また今でも演歌や歌謡曲でも使われているんですよね。


意外なところでは、テクノポップグループPerfumeの『レーザービーム』や、アイドルソングではAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』なども、ヨナ抜き音階が使われています。


代表的なボカロ曲『千本桜 feat.初音ミク』も、実はヨナ抜き音階がベースとなっているんですよね。知ってました?^^



どことなく哀愁や憂いを帯びた曲調で、抒情感やノスタルジックな思いにかられるヨナ抜き音階は、私たち日本人の遺伝子のどこか深くに根をはっているようでもあります。


実際、歌いやすくて耳に残るんですよね〜。ヒットソングや流行歌になったり、長く歌い継がれやすいのかもしれませんね、ヨナ抜き音階の曲って。



海外のヨナ抜き音階


ところで、日本独自のようなこのヨナ抜き音階ですが、実は海外でも伝統的に使われていたりします。


『蛍の光』としてお馴染みの歌は、典型的なヨナ抜き音階の曲なんですが、元々スコットランドの民謡なんです。


原曲は『オールド・ラング・サイン(Auld Lang Syne)』といって、結婚式や誕生日などのお祝いごとのときに歌われていたそうで、卒業式や閉店時などで使われる日本とは対照的ですね。


J.S.バッハやベートーヴェンも編曲したそうなので、スコットランドでは古くから、ヨナ抜き音階が使われていたということになります。


他にもボヘミア民謡などもヨナ抜き音階が使われているそうですよ。



五音音階


伝統的な西洋音楽の「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」には、1オクターブに7つの音があることから、七音音階と呼ばれています。


それに対して、ヨナ抜き音階のように1オクターブに5つの音がある音階を、五音音階といいます。ヨナ抜き音階も五音音階のひとつ、なんですね。


五音音階は東アジアや東南アジア、南アメリカ、アフリカなどでよく見られますが、すべて五音音階かというとそうではなく、部分的に七音音階が使われたりと、多様性があるようです。


つまり五音音階というのは、西洋音楽の立場から見た呼び方でしかなくて、世界の音楽はとても広くて深いということなんですね。

一筋縄ではいきませんね。^^




弾いてみよう!黒鍵でヨナ抜き音階


と、うんちく話はここまでにして、今回のピアノ魔法を!


(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

ヨナ抜き音階で黒鍵体験を!


「ファ」のシャープシャープを「ド」に見立てて弾いてみるとあら不思議! 簡単にヨナ抜き音階を体験できる上に、黒鍵での演奏に慣れることができます。

「ファ」の♯シャープを「ド」に見立てて弾く


例えば、童謡『チューリップ』の弾きはじめ……

『チューリップ』のドレミ

のところを……

『チューリップ』のドレミ半音階

と弾いてみると、黒鍵だけを弾いているのに、ちゃんとヨナ抜きの『チューリップ』になっています。


ほかにも『メリーさんのひつじ』や『めだかの学校』なども、黒鍵だけでヨナ抜き音階の演奏ができるんですが、その辺りに注目して、動画を見てみてください。




ガラケーの方はコチラ⇒ https://youtu.be/QqhbS8G1XDo

動画の後半で出てきますが、五音音階のことをペンタトニックスケールといい、黒鍵の五音音階だけでピアノを弾くことをペンタトニックと呼んだりします。


また「ファ」のシャープシャープからはじまる黒鍵の音階は嬰ヘ長調といいますが、曲の最後を嬰ヘの音にすると、曲が終わった感じを演出できます。試してみてください。


【関連書籍】

黒鍵で育てる指と耳-初心者から上級者まで

「ピアノは白鍵で入門する」という従来のピアノ教育での常識を疑い、そこから生じる弊害についての解説を加えながら、入門者から上級者レベルまで有用な、効率的で音楽的な指の訓練法をまとめました。(ムジコネイションWebサイトより引用)


ヨナ抜き音階の童謡を使って、黒鍵が難しいという感覚を早くに無くしておきましょう。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!

  • もっと楽しく♪動画でピアノレッスン
  • 人気記事ランキングTOP20
もっとピアノが大好きになっちゃう無料メルマガ
『人生を楽しくする☆魔法のピアノレッスン♪』

読者購読規約powered by まぐまぐ!
| /PAGES |
  • 保育士試験ピアノ実技と筆記まとめ
  • 【まとめ】ピアノコンクールの参考になりそうな関連記事をまとめました
  • 【まとめ】譜読みの上達に参考になりそうな関連記事をまとめてみました
コメント
コメントする






   

スマホ版を表示
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...