子どもが家でなかなかピアノの練習をしてくれないとき、まず確認したい4つの改善策

2016-12-05 : ピアノレッスン
子どもが家でなかなかピアノの練習をしてくれないとき、まず確認したい4つの改善策
どうしてうちの子は家でピアノを練習しないの? 言っても言っても、ホントにもぉ~!
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


今回は親御さん方にとってよくある、そしてなかなか悩ましい問題「子どもが家でピアノを練習してくれない」について、まず4つの改善策をご紹介してみようと思います。


もともとこの文章は別の記事に同居していたものなんですが、割りと普遍的な悩みなので、独立したひとつの記事としてピックアップし、大幅に加筆してみました。


また我が子の練習嫌い、練習してくれない問題は、ほかにも記事を書いていますので、この記事の末尾にリンクを掲載しておきます。そちらも併せて読んでみてくださいね。



さて始まりは、こんなご相談メールからでした。


自分の娘のことなんですが、家でなかなかピアノの練習をしてくれなくて、いったいどうしたらよいでしょうか?



どうしたら家でピアノの練習に取り組んでくれるようになるのか? それも親御さんが口すっぱく言わなくても、自分から進んで積極的に練習してくれるようになるのでしょうか?




お子さんとピアノの先生とのやりとりを、しっかり聞いていますか?


まずレッスン中のお子さんとピアノの先生の両方の発言に、よ~く耳を傾けることがとても大切になってきます。そこにはいろんな情報が混ざっているからなんですね。


どんな会話が交わされているのか? 我が子の受け答えや振る舞いは? 先生の口調や表情は? お互いの信頼関係は? などなど、そこから読み取れることはとても多いはずです。


もしかしたら家庭では見せない表情や発言があるかもしれません。割りとしっかりしているとか、横柄だったりタメ口だったりと、意外な一面が窺い知れることもあるかもしれません。


そしてそこには、なぜ家ではピアノを練習しないのか、その原因や改善のためのヒントが隠されているはずです。




親御さんの中にはレッスンには立ち会わない、色んな都合で立ち会えないという方もいらっしゃるでしょうし、親御さんの立ち会いを受け入れていなピアノ教室もあるかもしれません。


でも時々でもいいのでレッスンにお邪魔させてもらい、その様子をご覧になってください。得られるものはとても多いはずです。




お子さんのレベルに合ったレッスンをしてもらってますか?


果たしてお子さんに合ったレッスンになっているのかどうか、これもレッスンを見ないと、なかなかわからないことのひとつですよね。


もし必要以上に難しいことをさせられていたり、まだ理解できていないのに先に進んでしまっていると、段々と練習しなくなっていきます。


自分がレッスンについていけていなことに気がつき、そのことで気が重くなっていって、次第にやる気が減退していくんですね。どよ~んと憂鬱に感じるようになるんです。




反対に、自分がいい感じで上手くなっていると思えると、意欲や興味が持続して、気持ちも晴れやかでいられます。また簡単過ぎると、見くびったり、軽く考えるようになってしまいます。


このようにレッスンのレベルが合っているかどうか、ついていけているかどうかは、精神的にも影響が大きく、家庭での練習にも影響を与えるものなんです。


そのことに気がつけるのは、ピアノだけじゃなくて、学校やほかの習い事の成績も知っている親御さんならでは、なんですよね。一面だけじゃなく、多面的に見てあげられますからね。


もしお子さんのレベルに合ったいないなぁと感じたら、一度ピアノの先生にご相談してみてください。何かしら変化をもたらすためのキッカケになるはずです。


これらのことに気がついたり、先生とコミュニケーションを図るためにも、やっぱり普段からレッスンにお邪魔させてもらうことが大切になってくるんですね。




レッスンや練習のご褒美はありますか? その効果のほどは?


レッスンのご褒美とは、そのお子さんが頑張れる“何か”です。その“何か”は、特に定まったものはありません。精神的なものや物質的なもの、抽象的なもの、具体的なもの、いろいろ考えられます。


がもらえたらそれでいい子もいますし、何かモノに反応を示す子もいたり、性格や年齢、性別によって違います。でもモチベーションが上がる“何か”があるはず。それを見つけてあげてください。


次にこなすべき課題の提示そのものが、やる気を引き出すご褒美となる子もいます。新しい曲やその楽譜を見せるだけで、もうワクワクが止まらなくなる子もいたりするんですよね。^^




大事なのは、ご褒美というのはただ誉めるとか、物欲を満たしてあげるといった表面的なことではなくて、子どもにとって認められているという実感があるかどうか、これなんです。


人間誰しもが持っている承認欲求と、それが満たされることによる自己肯定感が、ひとつひとつのステップを確実にクリアしているんだ、これで大丈夫なんだという安心感をもたらしてくれるからです。


そしてそれが次のステップへと進んでいくための、確かな足場、安心できる土台となって、自然とピアノへと向かう気持ちが出てくる下地を作っていくことにつながります。


ただし、ご褒美ばっかりだと慢心につながりますので、その子のレベルに応じた適度に挑戦的な課題やレッスンとワンセット、これが肝。挑戦すべき課題があるから、練習するわけですから。




家でピアノを練習する環境や時間を確保してあげてますか?


ご家庭でのピアノの練習は、その環境がとても影響を与えます。テレビ、マンガ、ゲーム、インターネットなど、ピアノ以外の誘惑が周りにたくさんあると、当然練習の優先度が下がりやすくなりますよね。


また学校の宿題や塾通い、ほかの習い事、校外スポーツなど、子どもたちの興味を惹き、承認欲求や自己肯定感、そして成長を与えてくれるものは、たくさ~んあります。


しかしあれこれ全部やっていると、当然ピアノの練習時間は少なくなってしまいます。子どもも大人も、ピアノが上手な子も下手な子も、1日は平等に24時間しかありません。やれることには限りがあります。


そこで親御さんが、子どもを取り巻く環境を上手く整理して、時間を確保してあげる必要が出てきます。(ピアノを指導する側としては、そこには直接的に関与することができません)




お子さんが学校から帰ってきて、まず真っ先に目にする興味を惹くであろうものは何でしょうか?


玄関に置きっ放しのバットやサッカーボール? それとも台所のおやつ? つけっ放しのテレビ? スタンバイ完了のプレステ? あるいは読みかけの少年ジャンプ? それとも塾のバッグ?


これらの目から飛び込んでくる視覚情報を整理してあげるだけでも、やることの優先度を明確にでき、意識付けをすることができます。


帰宅してテーブルの上にホクホクの焼きイモがあったら、私もソッコーで飛びついてしまいます。でも無ければ何も思いませんよね。意識や行動が変化するんです。


言うまでもないことですが、練習しているピアノの近くで、家族の誰かがテレビを見ていたりゲームをしていれば、気が散るのは当たり前。そういった“状況”のコントロールも必要ですよね。


また帰ってきたら手を洗ってすぐ15分練習するなど、約束や時間の設定をしてあげることでも、意識や行動は変わります。はじめの設定だけしてあげると、あとは時間を長く(短く)したり、自分で考えるようになります。


まずその子に“やる事”をプログラムしてあげる、これが重要なんですね。


【関連書籍】

子どもが伸びる!自信とやる気が育つ! アドラー式「言葉かけ」練習帳

子どものやる気や自信を高めるには、どんな言葉をかけたらいいの?子どものためを思ってはいるけれど、実際は「早くしなさい!」「いつまで○○してるの?」など、命令口調や急かすフレーズばかり……。そんな子育てに一生懸命なお母さんのための、フレーズ集。(Amazonより引用)


いかがだったでしょうか?

  1. お子さんとピアノの先生とのやりとりをしっかり聞く
  2. お子さんのレベルに合ったレッスンをしてもらう
  3. 効果のあるレッスンや練習のご褒美
  4. 家でピアノを練習する環境や時間の確保

という4つの改善策。


家でピアノを練習するかどうかは、その場その場のピンポイントで決まるわけではなくて、様々なことの積み重ねや大きな流れの中で決まってくるものだったりします。局所的ではなくて、大局的なんですね。


あと、これも言うまでもないことですが、その子にとって何が一番優先されるべきなのかは、それぞれのご家庭や状況によって違います。必ずしもピアノが最優先とは限りません。そこは各々ご判断くださいネ。



では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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