【動画・楽譜】ピアノのペダルの初歩的な練習曲とペダリングに大切な身体の部位と姿勢
2016-12-13 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
ピアノを習いはじめの初心者の方でも、ペダルを使いこなしてみたいなぁ~と思っている方は多いですよね。音色に深みが出ますし、単純に上手そうに見えることもあり、憧れますよね。
私もあんな風にペダルを自由自在に操ってみたい! って。
ところが、いざペダルを使うとなると、なかなか難しいものなのです、これが。思ったような結果にはならないんですよね。
ピアノ演奏にとってペダルというのは魔法のようなもので、天国の音色を作り出すこともできますが。使い方を間違えると、地獄のような音と化してしまいます。まさにアポカリプスサウンド。^^;
そこで初心者の方に、ペダルを使う際の基本姿勢と、初歩的な練習方法を動画でご紹介したいと思います。
特に小さい子どもたちはすぐにペダルを使いたがります。何やら面白そうですから、踏む必要もない曲でも、冗談半分で踏んでみようとするんです。
しかしまだ身体が小さいために、どうしてもツマ先で踏むことになってしまったり、そもそも届かなかったりして、照れくさそうに苦笑いでごまかすんですよね。う~ん、カワユス。
このことからもわかるように、ペダルをちゃんと踏むためには身体や姿勢がポイントとなります。その中でも欠かせない2つの身体の部位があるんですが、さて、それはどこだと思いますか?
はい、それは……
の2つ。ピアノのペダルは、お尻と踵にかかっているんです。
お尻を後ろに下げてイスに深く座ると、身体の重心まで後ろに下がってしまいますので、身体の前方であるペダルを踏む足に、力が入りにくくなってしまいます。
また踵が床についていないと足首の回転が使えないので、これもペダルが踏みにくくなります。試しに踵を床につけずにペダルを踏んでみると、そのことがよくわかります。
このようにイスに座るお尻の位置が悪かったり、踵がしっかり床についていないと、ペダルが安定して踏めません。
安定して踏めないので、タイミングが悪かったり、踏み込みが中途半端だったりして、思うような効果が得られないんですね。連続してペダルを踏むときなどは、特に大切になってきます。
お尻はイスにドカっと座らず、椅子の半分から後ろは使わないと思ってもいいくらい。踵はしっかりと床につけてペダルを踏む。ピアノの基本的な姿勢と矛盾しないんですよ。
小さい子の場合、お尻はともかく、踵が床につかないので、上手くペダルを踏むことができないのです。その場合はアシストペダルを使って、お子さんに合った高さにしてあげましょう。
【関連アイテム】
ピアノ演奏補助用品≪アシストペダル≫4点セット(専用バッグ付) (黒)
大人でもヘンなクセが付いたペダリングしていることもあるので、自分の足元にクローズアップして、ピアノを練習している姿を動画を撮ってチェックしてみることをオススメします。
何事も客観的に見るというのは大切ですよ。自分でも気が付かなかったことを発見することができますからね。
さて初めて正式に(?)ペダルを使うとなったとき、おっかなびっくり、恐る恐る踏んじゃうと響きもイマイチになってしまいます。演奏しながらだったら尚のこと、ぎこちなくなってしまうかもしれません。
そこでまず、演奏としてペダルを踏む前に、何回か一番下までしっかりと踏み込んでみましょう。野球のバッティングと同じで、素振りをするようなイメージですね。
ピアノによってペダルの深さや重さなども違いますから、演奏する前に何度かペダリング・テストしてください。もし音が出せる状況だったら音を出しながら、ペダルの感触と音の変化も確かめてみてください。
さぁチェックができたら、次はいよいよ実際にピアノを弾きながらの、ペダルの基礎練習ですよ!
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
今回のペダルの練習に使うコードは3つ。
お馴染みの基本的な3コードです。
それぞれのコードを1オクターブずつ上がりながら、まず和音で一度ペダルの練習をします。その後に今度はアルペジオ(分散和音)で弾きながらペダルも使ってみます。
……と文章で説明してもよくわからないと思うので、さっそく動画を見てみましょう!
ガラケーの方はコチラ⇒ https://youtu.be/uekwr8TmbIo
楽譜も置いておきますネ。
※楽譜をクリックすると拡大して表示します。(1280 x 1810)
PDF版(498KB)
※楽譜をクリックすると拡大して表示します。(1280 x 1810)
PDF版(496KB)
上記の楽譜にも登場していますが、一応ペダルの記号についても書いておきますね。
楽譜でこの「ペダル」記号が出てきたら、そこでペダルを踏みます。
よ〜見ると、ペダル(pedal)を表すように「Ped.」と書いてあるのがわかりますよね。
楽譜上この「センツァ」記号のところでペダルを離します。
センツァ(senza)とは、イタリア語で「…をなしにする」という意味。つまりペダルをなしにする、ペダルを離すことを表しています。
ペダルの記号は他にもありますが、今回は「ペダル」と「センツァ」の2つだけ、押さえておきましょう。
【関連書籍】
堀江真理子編著 ペダルの練習帳 I ~必ず上手に踏めるようになるペダルメソード
いかがでしたか?
ペダルを踏む箇所では、基本的に「同じ和音が響く」よう注意してください。タイミングを間違えると、前のハーモニーが混ざって不協和音となってしまいますから、よく気をつけてくださいね。
ペダルはしっかり下まで踏み込むこと、そして耳を使ってハーモニーを意識すること、これが大切です。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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ちなみに今回のアイキャッチ画像は、以前Amazonで購入した「イヤーフィギュア2005 ミッキーマウス&ミニーマウス」という、1,000個限定生産のディズニーオフィシャル陶器製フィギアです。シリアルナンバーは0583。
残念ながらAmazonでの取り扱いはもう終わってますが、2016年はこんなのが出ていました。
う~ん、ソソられますネ!!^^
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
ピアノを習いはじめの初心者の方でも、ペダルを使いこなしてみたいなぁ~と思っている方は多いですよね。音色に深みが出ますし、単純に上手そうに見えることもあり、憧れますよね。
私もあんな風にペダルを自由自在に操ってみたい! って。
ところが、いざペダルを使うとなると、なかなか難しいものなのです、これが。思ったような結果にはならないんですよね。
ピアノ演奏にとってペダルというのは魔法のようなもので、天国の音色を作り出すこともできますが。使い方を間違えると、地獄のような音と化してしまいます。まさにアポカリプスサウンド。^^;
そこで初心者の方に、ペダルを使う際の基本姿勢と、初歩的な練習方法を動画でご紹介したいと思います。
ペダルを上手く使うための基本的な姿勢
特に小さい子どもたちはすぐにペダルを使いたがります。何やら面白そうですから、踏む必要もない曲でも、冗談半分で踏んでみようとするんです。
しかしまだ身体が小さいために、どうしてもツマ先で踏むことになってしまったり、そもそも届かなかったりして、照れくさそうに苦笑いでごまかすんですよね。う~ん、カワユス。
このことからもわかるように、ペダルをちゃんと踏むためには身体や姿勢がポイントとなります。その中でも欠かせない2つの身体の部位があるんですが、さて、それはどこだと思いますか?
はい、それは……
- お尻
- 踵(かかと)
の2つ。ピアノのペダルは、お尻と踵にかかっているんです。
お尻を後ろに下げてイスに深く座ると、身体の重心まで後ろに下がってしまいますので、身体の前方であるペダルを踏む足に、力が入りにくくなってしまいます。
また踵が床についていないと足首の回転が使えないので、これもペダルが踏みにくくなります。試しに踵を床につけずにペダルを踏んでみると、そのことがよくわかります。
このようにイスに座るお尻の位置が悪かったり、踵がしっかり床についていないと、ペダルが安定して踏めません。
安定して踏めないので、タイミングが悪かったり、踏み込みが中途半端だったりして、思うような効果が得られないんですね。連続してペダルを踏むときなどは、特に大切になってきます。
お尻はイスにドカっと座らず、椅子の半分から後ろは使わないと思ってもいいくらい。踵はしっかりと床につけてペダルを踏む。ピアノの基本的な姿勢と矛盾しないんですよ。
小さい子の場合、お尻はともかく、踵が床につかないので、上手くペダルを踏むことができないのです。その場合はアシストペダルを使って、お子さんに合った高さにしてあげましょう。
【関連アイテム】
ピアノ演奏補助用品≪アシストペダル≫4点セット(専用バッグ付) (黒)
こんな方に・ピアノのペダルが重たい、踏みにくい方。・従来の補助ペダルまでは必要ないが、その補助ペダルがないと届きにくい方。(Amazonより引用)
大人でもヘンなクセが付いたペダリングしていることもあるので、自分の足元にクローズアップして、ピアノを練習している姿を動画を撮ってチェックしてみることをオススメします。
何事も客観的に見るというのは大切ですよ。自分でも気が付かなかったことを発見することができますからね。
ペダリング エチュード - 初歩的なペダルの基礎練習曲を動画で
さて初めて正式に(?)ペダルを使うとなったとき、おっかなびっくり、恐る恐る踏んじゃうと響きもイマイチになってしまいます。演奏しながらだったら尚のこと、ぎこちなくなってしまうかもしれません。
そこでまず、演奏としてペダルを踏む前に、何回か一番下までしっかりと踏み込んでみましょう。野球のバッティングと同じで、素振りをするようなイメージですね。
ピアノによってペダルの深さや重さなども違いますから、演奏する前に何度かペダリング・テストしてください。もし音が出せる状況だったら音を出しながら、ペダルの感触と音の変化も確かめてみてください。
さぁチェックができたら、次はいよいよ実際にピアノを弾きながらの、ペダルの基礎練習ですよ!
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
ハーモニーを意識してペダルを踏んでみよう!
今回のペダルの練習に使うコードは3つ。
- C:ド・ミ・ソ
- G:ソ・シ・レ
- F:ファ・ラ・ド
お馴染みの基本的な3コードです。
それぞれのコードを1オクターブずつ上がりながら、まず和音で一度ペダルの練習をします。その後に今度はアルペジオ(分散和音)で弾きながらペダルも使ってみます。
……と文章で説明してもよくわからないと思うので、さっそく動画を見てみましょう!
ガラケーの方はコチラ⇒ https://youtu.be/uekwr8TmbIo
楽譜も置いておきますネ。
ペダル練習曲1 - 和音 + ペダル
※楽譜をクリックすると拡大して表示します。(1280 x 1810)
PDF版(498KB)
ペダル練習曲2 - アルペジオ + ペダル
※楽譜をクリックすると拡大して表示します。(1280 x 1810)
PDF版(496KB)
ペダルの記号について
上記の楽譜にも登場していますが、一応ペダルの記号についても書いておきますね。
ペダルを踏む - ペダル
楽譜でこの「ペダル」記号が出てきたら、そこでペダルを踏みます。
よ〜見ると、ペダル(pedal)を表すように「Ped.」と書いてあるのがわかりますよね。
ペダルを離す - センツァ
楽譜上この「センツァ」記号のところでペダルを離します。
センツァ(senza)とは、イタリア語で「…をなしにする」という意味。つまりペダルをなしにする、ペダルを離すことを表しています。
ペダルの記号は他にもありますが、今回は「ペダル」と「センツァ」の2つだけ、押さえておきましょう。
【関連書籍】
堀江真理子編著 ペダルの練習帳 I ~必ず上手に踏めるようになるペダルメソード
ペダルも手と同様の表現力が必要であり、踏み方を基礎からしっかり学んで技術を習得しなければなりません。そこで本書が誕生しました。小学校低学年でも理解できるような内容になっていますので、ぜひご活用ください!(Amazonより引用)
いかがでしたか?
ペダルを踏む箇所では、基本的に「同じ和音が響く」よう注意してください。タイミングを間違えると、前のハーモニーが混ざって不協和音となってしまいますから、よく気をつけてくださいね。
ペダルはしっかり下まで踏み込むこと、そして耳を使ってハーモニーを意識すること、これが大切です。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!
ちなみに今回のアイキャッチ画像は、以前Amazonで購入した「イヤーフィギュア2005 ミッキーマウス&ミニーマウス」という、1,000個限定生産のディズニーオフィシャル陶器製フィギアです。シリアルナンバーは0583。
残念ながらAmazonでの取り扱いはもう終わってますが、2016年はこんなのが出ていました。
う~ん、ソソられますネ!!^^