貼るだけでピアノ練習が習慣化!成績まで上がった“やることリスト”の活用法
2017-04-03 : ピアノレッスンこんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
このブログで何度も書いているように、ピアノの上達に欠かせないのが、練習する習慣ですよね。
毎日コツコツと練習を積み重ねることで、しっかりとした基礎が身に付きますし、計画性や継続する力、集中力の維持など、思考やメンタル面も育ちます。何より、日々の生活習慣が整うという効果もあります。
しかし親御さんが無理強いしてしまうと、上に書いたような悲しい結果になることもしばしば。
そこで今回は、療育の分野でもよく行われている行動の視覚化という方法を、実例を交えながらご紹介してみます。
私のピアノ教室に通う小学4年生の男の子A君は、学校から帰って来てまず手を洗い、次に行動表のところへ行きます。
その行動表にはやることリストが、付箋(ふせん)で貼ってあるんですね。たとえば……
という具合です。
ひとつできたら、その付箋を出来たことゾーンへと移動させ、次の行動に移っていきます。次の行動が完了したら、またそれを出来たことゾーンへ移動。それをやることリストがなくなるまで繰り返します。
付箋ひとつひとつが、家に帰ったらやるべきタスクで、自分が具体的に何をすればよいかを、視覚で捉えられるようにしたものなんですね。もちろん、ピアノの練習もその中に含まれています。
こうやって行動を視覚化し、目で見て確認できるようにすることで、毎日のピアノ練習の習慣化の支えにしているわけですね。
当然ながら演奏力も徐々にアップ。と同時に、自信がついた彼は塾でも一番上のクラスになり、学校の成績までもがアップ。宿題や予習・復習も“やることリスト”に含まれていたからなんですね。
行動を視覚化することで、生活のいろんな面にとっても、良い効果を及ぼすことができた一例です。
次は小学1年生の女の子Bちゃんのケース。家に帰ったらやることリストを、私が付箋に書いて、レッスンノートに貼ってあげました。
すると早速、Bちゃんのお母さまから次のようなメールが。
Bちゃんはまだ“やることリスト”を始めたばかりですが、この方法で上手くピアノ練習の習慣化できるかもしれませんね。
ピアノを習いはじめた初期段階での「悩み」はとても大切で、その後の進む道を暗示していることがよくあるんですよね。
日常的に家でピアノを練習しないという悩みは、学校の宿題や課題など、他のやらなくてはならないこともやらない、という悩みに繋がりやすいんです。
何かひとつ“やらず癖”がついてしまうことで、それが習慣化してしまい、生活のほかの面にも波及することがあるんです。先ほどのA君とは真逆ですね。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
が付いてしまうと、ほかのことも同じような傾向が生まれます。人の心も低きに流れやすいですからね。
それを
に導いてあげることで、良い生活の流れにつながります。そして良い生活の流れの中でこそ、ピアノを練習する習慣が成り立つんですよね。
流れが澱んだり滞ったりしないよう、行動を視覚化した“やることリスト”を活用してみてください。付箋に書いて貼るだけ、ですからね。
【関連書籍】
勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!
行動の視覚化、いかがでしたか?
たったこれだけのことですが、日常的に出来ることだからこそ、習慣化につながりやすいのだと思います。
ちなみに私の場合、やることが溜まって切羽詰まってきたら、教室にあるホワイトボードに“やることリスト”を書き出して、できたら消す、できたら消す、ってやってます。
たまに生徒にみつかって、「先生ぇ、これなぁ~にぃ~?」って聞かれることも。^^;
ピアノの練習の習慣化だけでなく、勉強やスポーツ、ビジネスや日常生活などにも、“やることリスト”を活用してみてくださいネ。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/
このブログで何度も書いているように、ピアノの上達に欠かせないのが、練習する習慣ですよね。
毎日コツコツと練習を積み重ねることで、しっかりとした基礎が身に付きますし、計画性や継続する力、集中力の維持など、思考やメンタル面も育ちます。何より、日々の生活習慣が整うという効果もあります。
しかし親御さんが無理強いしてしまうと、上に書いたような悲しい結果になることもしばしば。
そこで今回は、療育の分野でもよく行われている行動の視覚化という方法を、実例を交えながらご紹介してみます。
成績もアップ!?行動を視覚化することでピアノ練習の習慣付け
私のピアノ教室に通う小学4年生の男の子A君は、学校から帰って来てまず手を洗い、次に行動表のところへ行きます。
その行動表にはやることリストが、付箋(ふせん)で貼ってあるんですね。たとえば……
- [ ピアノを弾く ]
- [ 宿題をする ]
- [ お風呂に入る ]
という具合です。
ひとつできたら、その付箋を出来たことゾーンへと移動させ、次の行動に移っていきます。次の行動が完了したら、またそれを出来たことゾーンへ移動。それをやることリストがなくなるまで繰り返します。
付箋ひとつひとつが、家に帰ったらやるべきタスクで、自分が具体的に何をすればよいかを、視覚で捉えられるようにしたものなんですね。もちろん、ピアノの練習もその中に含まれています。
こうやって行動を視覚化し、目で見て確認できるようにすることで、毎日のピアノ練習の習慣化の支えにしているわけですね。
当然ながら演奏力も徐々にアップ。と同時に、自信がついた彼は塾でも一番上のクラスになり、学校の成績までもがアップ。宿題や予習・復習も“やることリスト”に含まれていたからなんですね。
行動を視覚化することで、生活のいろんな面にとっても、良い効果を及ぼすことができた一例です。
反抗的だった子も自分からピアノに向った付箋パワー
次は小学1年生の女の子Bちゃんのケース。家に帰ったらやることリストを、私が付箋に書いて、レッスンノートに貼ってあげました。
すると早速、Bちゃんのお母さまから次のようなメールが。
福田りえ先生
お世話になっております!
今週もレッスンありがとうござました。
レッスンの後、娘は帰ってきたその日に、自分からピアノに向かっておりました!
レッスンノートの先生の付箋にあった、やることメモがとても刺激になったようです。
私がいくら言ったり、紙に書いたりしても、本人は
「わかってるから!」
「今やろうとしてたのに…」
とか、なかなか反抗的なのですが、さすが先生!
お気遣い、ありがとうございます。
娘は何をするにも自分でやりたがる性格で、うまくいかないと癇癪を起こすこともしばしば……。
ピアノを始めたばかりのころは、私もレッスンの習慣づけにと付き合ってピアノの前に座っていましたが、最後はだいたい喧嘩……。
本人にまかせて見守りに徹していても、これでいいのかな……と、やきもきしていました。
見た目は大きい小学生のようにみえて、まだまだ一年生。中身はぽやぽや……。
いろいろご迷惑おかけしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
ペンネーム:なべ
お世話になっております!
今週もレッスンありがとうござました。
レッスンの後、娘は帰ってきたその日に、自分からピアノに向かっておりました!
レッスンノートの先生の付箋にあった、やることメモがとても刺激になったようです。
私がいくら言ったり、紙に書いたりしても、本人は
「わかってるから!」
「今やろうとしてたのに…」
とか、なかなか反抗的なのですが、さすが先生!
お気遣い、ありがとうございます。
娘は何をするにも自分でやりたがる性格で、うまくいかないと癇癪を起こすこともしばしば……。
ピアノを始めたばかりのころは、私もレッスンの習慣づけにと付き合ってピアノの前に座っていましたが、最後はだいたい喧嘩……。
本人にまかせて見守りに徹していても、これでいいのかな……と、やきもきしていました。
見た目は大きい小学生のようにみえて、まだまだ一年生。中身はぽやぽや……。
いろいろご迷惑おかけしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
ペンネーム:なべ
Bちゃんはまだ“やることリスト”を始めたばかりですが、この方法で上手くピアノ練習の習慣化できるかもしれませんね。
行動の視覚化で“すぐやる癖”のプラス習慣を
ピアノを習いはじめた初期段階での「悩み」はとても大切で、その後の進む道を暗示していることがよくあるんですよね。
日常的に家でピアノを練習しないという悩みは、学校の宿題や課題など、他のやらなくてはならないこともやらない、という悩みに繋がりやすいんです。
何かひとつ“やらず癖”がついてしまうことで、それが習慣化してしまい、生活のほかの面にも波及することがあるんです。先ほどのA君とは真逆ですね。
そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆
すぐやる癖=プラス習慣
水は低きに流るといいますが、一旦何かで
- やらず癖=マイナス習慣
が付いてしまうと、ほかのことも同じような傾向が生まれます。人の心も低きに流れやすいですからね。
それを
- すぐやる癖=プラス習慣
に導いてあげることで、良い生活の流れにつながります。そして良い生活の流れの中でこそ、ピアノを練習する習慣が成り立つんですよね。
流れが澱んだり滞ったりしないよう、行動を視覚化した“やることリスト”を活用してみてください。付箋に書いて貼るだけ、ですからね。
【関連書籍】
勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!
「小学生の子どもに、何度「勉強しなさい! 」と言っても、まったく勉強する気配がない。。」そんなお悩みをお持ちの親御さんにぜひ試していただきたいのが、本書でご紹介する「子ども手帳」という仕組みです。(Amazonより引用)Kindle版
行動の視覚化、いかがでしたか?
- やるべきことを付箋に書いて貼ってお
- やり終わったら移動させて次の行動に移る
たったこれだけのことですが、日常的に出来ることだからこそ、習慣化につながりやすいのだと思います。
ちなみに私の場合、やることが溜まって切羽詰まってきたら、教室にあるホワイトボードに“やることリスト”を書き出して、できたら消す、できたら消す、ってやってます。
たまに生徒にみつかって、「先生ぇ、これなぁ~にぃ~?」って聞かれることも。^^;
ピアノの練習の習慣化だけでなく、勉強やスポーツ、ビジネスや日常生活などにも、“やることリスト”を活用してみてくださいネ。
では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・
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