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余計な力を入れずにピアノを弾くための簡単な脱力練習法とビー玉の行方!!

2017-12-26 : ピアノレッスン
余計な力を入れずにピアノを弾くための簡単な脱力練習法とビー玉の証明

「ほら、もっと力を抜いて弾いて」とピアノの先生に言われていませんか?

こんにちは、FUKUON 福田音楽教室 ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/

ピアノという楽器は身体に余計な力が入ったままだと、スラスラと流暢に弾くことがムズかしくなります。曲の難易度が上がれば上がるほど、力み(りきみ)が邪魔になってくるですよね。

「脱力奏法」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、ピアノをよりスムーズに弾くためには、余計な力を抜く、すなわち「脱力」が大切になってくるんです。

もちろんただ力を抜けばいいわけではなく、さじ加減が必要なんですが、しかしこれがなかなか難しい。しっかり弾こうとすればするほど、ついつい余計な力が入ってしまいます。

そこで今回は、基礎的な練習曲を使って身体の余計な力を抜く、ごく簡単な方法をご紹介します。

余計な力 - 音高生の私が感じた、ピアノを上達する上で大きな壁

先ほども書いたように、余計な力というのは、ピアノが上達する上で大きな障害となってきます。

ピアノに関しては超遅咲きだった私は、音楽高校1年生の終わりから2年生にかけて、この大きな壁が目の前に立ち塞がってきました。

テンポの速い曲や長い曲を弾き切るのが、だんだんと苦しくなってきたんですよね。エチュードを1曲弾き終わるたびに、ゼェゼェと疲れ切っていました。^^;

体のアチコチに余計な力が入るような弾き方を、小さいころから無意識に続けていたんですが、それではもう保たなくなっていたんです。弾き方によるピアノの限界、ですね。

本来であればもっと早い内に見直して、力みのない自然な弾き方を身に着けておけばよかったのですが、まじめにやってこなかったツケを、音高生になって払わされることになったというわけです。トホホ……

本当にシャレではなく、ここで弾き方を見直さなければ、今後大曲を弾くことができないことを意味していました。音大進学まで見据えると、致命的な欠点になるんですね。

しかし今になって考えると、とてもいいタイミングだったと思います。

自身が完全に固まってしまう前に、目の前のリアルな課題に対して、自分の意思で取り組むことができたからです。

“余計な力”を抜いて弾く。

それに気がついた私は、遂に自分でその方法を編み出したのです。その方法とは、果たしていったい……?

ビー玉が証明する、ピアノを弾くのに余計な力はいらない理由

ところで、ピアノの鍵盤の上にビー玉を置くと、どうなるか知っていますか?

  • 手前に転がって鍵盤から落ちる?
  • 鍵盤の奥に向かって転がって行く?
  • それともどちらにも動かない?

実際にやってみるときは、黒鍵では幅が狭くてムリなので、白鍵の上に小さめのビー玉をひとつ置いてみてくださいネ。

実はこの結果というのが、ピアノは余計な力を入れなくても、しっかり音が出せるということの証明にもなっているんです。

音大のピアノ構造論の授業で初めてこのことを聞いて、へぇ~っと思ったものです。よく考えて作ってあるなぁ~って、あらためて関心させられました。

さてビー玉の行方ですが……。

なんと鍵盤の上に置いたビー玉は、奥に向かって転がっていくのです。

アニメーションGIF:ピアノの鍵盤の上に置いたビー玉が、鍵盤の奥に向かって転がっていく様子
鍵盤の奥に転がるビー玉

なぜ奥に転がるのというと、鍵盤が斜めになっているからなのです。鍵盤というのは、手前側が高くて奥側が低くなる、シーソーのような形なんですね。

この形状がテコの原理となって、ことさら指を振り上げたり、必要以上の力を入れて弾かなくとも、ちゃんと音は出るのです。ピアノを弾くのに、余計な力はいらないんですね。そう作ってあるんです。

楽器の機構や特性を知っていれば指を酷使することもない、というわけです。

音高生の私が編み出した脱力してピアノを弾くための練習法

さて音高生だったころの私が編み出した、余計な力を抜いてピアノを弾くための練習法です。

そのやり方は至って簡単。

一般的にピアノの基礎力のアップのために、ハノンやツェルニーなどがよく使われていますよね(最近はそうでもないかもしれませんが)。

そういった基礎練習のときに、余計な力が入っていないかどうかを、自分でチェックするように弾く、ただこれだけなんですよ。

そこで今回のピアノ魔法は…
(〃^∇^)ノ~エイ*・゜゜・*:.。..彡☆

ゆっくり弾いて、しっかり脱力!

たとえばハノンの第1番を使って、1音1音を力を抜いたまま、超ゆっくりのテンポで弾いていきます。あっ、ハノンと言えばもちろん『60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト』のことですね。

そのハノン第1番を、超が付くほどのスローテンポでゆっくり弾くことで、身体に余計な力が入っていないかどうかを、自分で感じ取るための余裕が生まれます。

「まだ力が入っているな~」とか、「あっ、いま一段階、力が抜けた!」といったことを、実際に体感しながらピアノを弾いていく。すると自分の身体がどういう動きをしているのかが、よ~くわかるのです。

基礎中の基礎に立ち返って、力を抜いたままゆっくり丁寧に。たったこれだけのことですが、これを意識して行うことで、いろんなことに気付かされます。

特に、余計な力が抜けて脱力した状態でピアノを弾くことがどういうものかを、自分で発見すること。これが大切なんですね。

是非お試しを!

【関連書籍】

演奏者のカラダストレッチ ~「りきみ」を取る、演奏が変わる~
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まとめ - 考えるんじゃなくて感じことを知る

いかがでしたでしょうか、ゆっくり弾く脱力法。今、私のピアノ教室では、大人の生徒さんが挑戦しています。

大人の場合は、弾こう弾こうと頭で考える傾向があるみたいで、かえって余計な力みを生んでしまうのかも。特に、指を動かさなきゃっていう思いが強いので、筋肉に力が入ってしまうみたいです。

なので、考えるんじゃなくて感じことを知るために、あえてゆ~っくり弾くようにしてもらっているんですね。

ある程度時間はかかりますが、こういった基礎的な練習の上に積み重ねることで、手や体幹に負担をかけることなく、余計な力が入らない弾き方への改造がスムーズに行なえます。

もし力んで弾くことにお疲れの方は、やってみてくださいネ。

では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ

*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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