• 【出版】できた!を明日の自信へ『気になる子へのピアノレッスン』事例でわかるグレーゾーン・障がい児指導

【出版】できた!を明日の自信へ『気になる子へのピアノレッスン』事例でわかるグレーゾーン・障がい児指導

2018-05-09 : お知らせ
【出版】できた!を明日の自信へ『気になる子へのピアノレッスン』事例でわかるグレーゾーン・障がい児指導

私の初めての単著がいよいよ出版となります!

こんにちは、FUKUON 福田音楽教室 ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/

昨年末の更新からずいぶん間が空いてしまいましたが、実はその間、本の執筆に時間を割いていたのでした(ピアノ発表会もあったり……)。

不慣れな私には雑誌の連載だけでも大ごとなのに、本の執筆、それも単著ともなるとわからないことだらけ。原稿が仕上がるのに、かなりの時間がかかってしまいました。トホホ

ピークは1月末で、大急ぎで原稿全体をまとめ、その後は担当の編集さんと二人三脚で、時には営業さんも交えながら校正・修正を繰り返し、なんとかここまで険しい山を登り進めてきたのですが……

し か し

遂に発売です!
ヽ(=´▽`=)ノ ワーイ

たくさんの事例でわかる、グレーゾーンや障がいを持つ子どもたちへのピアノ指導の本

初の出版となる今回、書籍のテーマを「障がいを持つ子どもへのピアノレッスン」と設定し、ムジカノーヴァ連載時の原稿を元に大幅に加筆。より具体的な事例をたくさん交えながら、ボリュームアップする方向で書き進めました。

本の名前は……

画像:本のタイトル
できた!を明日の自信へ 気になる子へのピアノレッスン:事例でわかるグレーゾーン・障がい児指導

……に決定。

  • 指示が通りづらい
  • なかなか言うことを聞いてくれない
  • レッスンが難しいなぁと感じる

……と感じていらっしゃるピアノの先生方のお悩みに応えるべく、これまで障がいを持つ子どもたちへのレッスンを通じて得ることができた知見を、できる限りたくさん盛り込みました。

  • じっと座っていられない
  • 集中力が続かない
  • 話が噛み合わない
  • 目を見てくれない
  • 理解力が乏しい

……など、具体的な事例を取り上げ、その原因や対処法などを思いつく限り載せました。

本書の前書きにも、(本書は)決して理論の書ではなく、また愛に溢れた感動の書でもありません。あくまでレッスンで役立つ実用の書を目指していますと書きましたが、本当にその通りで、感動に涙する場面はありません。(笑)

そのかわり、現場で起こっていることを具体的にピックアップすることに注力しています。

  • 独特の“こだわり”
  • オウム返しでの返答
  • 極度の人見知りや場所見知り
  • 同じ行動の繰り返し

……といった意味をつかみかねる言動の裏には、こんな原因があったのか、そういう対応の仕方があるのか、と気づいていただき、ピアノの指導やレッスンの組み立てに、役に立ててもらえるような構成になっています。

画像:ピアノの下に潜り込んでいる男の子のイラスト

障がい基礎的な情報からレッスンの組み立て、問題行動への対処まで、まるまるっと網羅

では少しだけ本書の構成をご紹介しますね。

第1章 最初は私も混乱と困惑の中にいました―障がいを持つ子どもたちを教え始めたキッカケ

この最初の章では、私がどうして音楽療法や障がいを持つ子どもへのレッスンに興味を持ったのかについて、その衝撃的な出会いと戸惑いからはじまり、とある書籍との出会いに至るまでのお話をベースにご紹介しています。

私も最初はまったくどうしていいのかわかないところからスタートしたわけで、それはもう教室を畳んでしまおうかと思い詰めるくらいの衝撃だったのです……。

【この章の小見出し】

  1. 運命を決めた“ピアノに登った女の子”
  2. パァーっと拓けていく世界

第2章「アレ?この子もしかして…」

障がいを持つ子をWelcomeで受け入れていらっしゃる教室は別としても、知らず知らずのうちに受け入れていて、その対応に困っているというケースをよくお聞きまします。

その場合の問題整理の方法と、レッスンを進めるための方向性についてご紹介しています。

レッスン中に、「アレ?この子もしかして…」と思ったときに読んでいただきたい章ですね。

【この章の小見出し】

  1. 障がい児を受け入れているわけではないのに……
  2. Re-アセスメントで問題整理
  3. まずはその子の特徴を捉える

第3章 体験レッスンでやるべきこと

いかにその子の特徴を捉え、記録し、その後のレッスンにどう備えるのか。体験レッスンには、やるべき大切なことがたくさんあります。

そのことについて、具体的な方法をご紹介しているのがこの章です。

【この章の小見出し】

  1. 観察とヒアリング、そして記録
  2. 「そんなこと、聞いていいの?」
  3. 4つの能力を見極める
  4. アセスメントシート
  5. 始めたら、続けよう!

第4章 親御さんの気持ちに寄り添う

障がいを持つ子のレッスンでは、親御さんのご協力が欠かせません。

そのためには親御さんの気持ちに寄り添うこと、そして言葉がけが非常に大切になってきます。

【この章の小見出し】

  1. わが子のために
  2. 心に響く“言葉がけ”

第5章 障がいの知識――基礎の基礎

ひと口に障がいと言っても、行政や法律と医療、また診断を受けたご家族とで、立場によって捉え方が様々です。年代による移り変わり、国や地域によっても違いがあります。

そこで障がい区分について、「ああ~そうなっていたのか」と理解していただけるように、基礎的な情報をこの章でご紹介しています。

【この章の小見出し】

  1. 障がいを大きく分けると?
  2. 発達障害って何?
  3. 広汎性発達障害
  4. 自閉スペクトラム症
  5. 重いか軽いかの程度区分
  6. グレーゾーンとは?
  7. 冷静で的確な判断を

第6章 それぞれの障害の特徴と指導ポイント

前章では障がいの区分についてでしたが、この第6章ではそれぞれの症例ごとの一般的な特徴や傾向、そしてレッスン時のポイントについてまとめてあります。

【この章の小見出し】

  1. 自閉症
  2. アスペルガー症候群
  3. 学習障害
  4. 注意欠如(欠陥)・多動性障害
  5. 遺伝子異常による障害・疾患(ダウン症, プラダーウィリー症候群, アンジェルマン症候群, 染色体異常など)
  6. 脳性麻痺、肢体不自由
  7. 視覚障害
  8. グレーゾーン
画像:ボンゴのイラスト

第7章 レッスンの組み立て方

いよいよレッスンの組み立てについてのご紹介ですが、いきなり「このテキストを使う」とか「楽譜はこれからスタート」ということではなく、まずその子の理解力がどの程度あるのかを見極め、それに応じて組み立てていきます。

その入口となるのが、まず「見ること」と「聴くこと」です。

【この章の小見出し】

  1. 「見る・聴く」から「5つのステップ」へ
  2. 理解度に合わせた教材選び
  3. プログラムの大枠を決める
  4. レッスンの組み立て例

第8章 心に留めておきたいこと

障がいの特徴によっては、意外なことが出来なかったり、理解が難しかったりします。その反対にちょっと視点を変えてあげるだけで、レッスンがスムーズに進むこともあります。

そこで私の今までの経験から、あらかじめ知っておいた方がレッスンが組み立てやすいと思うことをピックアップしてご紹介しています。

【この章の小見出し】

  1. レッスン室の環境づくり
  2. 絵や写真、音で伝える
  3. 見通しが立つという安心感
  4. 「~しましょう」よりも……
  5. “できたこと”に目を向ける
  6. 質問は選択式から
  7. プレッシャーを軽くする工夫
  8. 完璧を求めない
  9. 抽象的な概念を理解するために
  10. 要注意!レッスンプログラムの急な変更
  11. 役に立つ「同質の原理」
  12. オリジナルへの強固なこだわり
  13. 複数のことを並行して進めるには?
  14. 記憶定着のためのプログラム
  15. レッスンの主導権はだれの手に?
  16. 粗大運動と微細運動
  17. 数字とアルファベットの活用
  18. 気づきにくい障がい
  19. ボディタッチは慎重に

第9章 あると便利!レッスンアイテム

いきなり一般的な教材を与えても、ピアノを弾くところまではなかなか行きません。そこで音楽教育に入る前の段階で、橋渡しをしてくれるアイテムが必要となるんですね。

また障害のある子が音符を理解したり、ドレミと鍵盤の対応を覚えたりする上でも役立つアイテムも、使い方と共にご紹介しています。

【この章の小見出し】

  1. ウォールポケット
  2. 色丸シール
  3. ドミノ倒し 積み木
  4. ミシンボビン
  5. 小さめのホワイトボード、色付きマグネット
  6. カード類
  7. らくがき帳
  8. 2段の五線ノート
  9. 折り紙、A4コピー用紙
  10. ストップウォッチ、キッチンタイマー
  11. 柔らかいボール、紙風船
  12. パペット
  13. 和音笛
  14. いろいろな打楽器
  15. ピアノ補助台
  16. ビッグシール、フレークシール
  17. 10円玉チョコ
  18. アメ
  19. 音楽アプリ

第10章 問題行動とその対処法

レッスン時に出会ういろんな問題行動の中から、代表的なものを30件ピックアップ。その原因と対処方法をご紹介しています。

この第10章が、一番力を入れた章かもしれません。^^

【この章の小見出し】

  1. 挨拶ができない
  2. 場所見知り
  3. 頻繁に同じ行動を繰り返す
  4. チック症
  5. クレーン行動
  6. オウム返し
  7. 同じことを繰り返し言わせる
  8. とにかく待てない
  9. 新しい課題への恐怖
  10. “順番通り”にこだわる
  11. 繰り返しを拒否する
  12. 他人に合わせるのが不得手
  13. 同じ道順、決まった時間しか受け入れない
  14. 選ぶことが苦手
  15. 自分の意思かどうか判断しづらい
  16. 一度泣き出したら手がつけられない
  17. じっとしていられない
  18. 拍の理解が難しい
  19. ピアノを怖がったり嫌がったりする
  20. 姿勢が安定しない
  21. 想定外に弱い
  22. トイレへの執着
  23. 様々なことへの“こだわり”
  24. 暴力や暴言
  25. グループレッスンで和を乱す
  26. 声の大きさをコントロールできない
  27. 答えがなかなか返ってこない
  28. 身体のどこかが動いてしまう
  29. 自傷行為
  30. 教室の物を黙って持ち帰る

第11章 レッスンの先に広がる未来

発表会や演奏会などに障がいのある子がチャレンジすることの意義や、ピアノや音楽の学習を通じて最終的に獲得するものは一体何なのか? そんな将来のビジョンについて書いています。

【この章の小見出し】

  1. 初めての発表会
  2. 失敗という概念
  3. 演奏だけにスポットを当てない
  4. チャレンジ前の大切な準備
  5. “つまずき”も貴重な経験
  6. 「できない」を「できた!」に
画像:カーテンに隠れている女の子のイラスト

障がいを持つ子に対する理解への入り口とピアノレッスンの糧に

本書の中でも書いていますが、同じ障がいであっても人それぞれ違いがあり、知的レベルもまちまちです。性格やこだわりもみんな違います。

全員に通用する“必勝メソッド”や“決定版的な教材”は存在しないので、必然的にレッスンプログラムはオーダーメイドになってしまうんですね。

しかし、ある程度共通するセオリーや傾向はありますし、レッスンプログラムのアウトラインを描くこともできます

本書をご覧になることで、その辺りをつかみ取ることができ、そこを足がかりとして、次のステップへとレッスンを進めるヒントが得られると思います。

 

本書を教材としたセミナーを、音楽之友社さんと各地の楽器店さんのご協力で開催していますので、是非ご参加ください。

セミナーの日程についてはアメブロの方に掲載していますので、ご確認くださいネ。

本書のカバーや本文イラストは、大好きな吉田しんこさんに描いていただきました。とても楽しい雰囲気で、読みやすさ倍増です。特に私の顔が似ていると、大評判(大ウケ)です。^^

また「第5章 障がいの知識――基礎の基礎」と「第6章 それぞれの障害の特徴と指導ポイント」では、生徒の主治医である、むさしの小児発達クリニックの川崎葉子先生に、医療面からのご教示をいただくことができました。

本書を入り口として障がいへの理解を深めていただき、ピアノレッスンの糧としていただければ嬉しいです。

ぜひ手にとってお読みください。

画像:Amazon新着ランキングのキャプチャー
▲少しの間ですが、Amazonの新着ランキング(鍵盤楽器の楽譜・スコア・音楽書)で1位に!

できた!を明日の自信へ 気になる子へのピアノレッスン: 事例でわかるグレーゾーン・障がい児指導(Amazon)

では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ *'∀'*)ノ

*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

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