ピアノの練習時間は一日何時間くらい?子どもの成長のための練習する3つの理由

2011-05-07 : ピアノレッスン
ピアノの練習時間
あなたは一日どのくらいの時間、ピアノを練習していますか? あるいはお子さんは?
こんにちは、FUKUON 福田音楽教室
ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。 (*^-^)/


さて今回は「ピアノの練習時間」のお話しです。ピアノを習っていると必ずついて回る話題ですよね、練習時間の長さって。


特に親御さんにとって我が子の練習時間というのは、「宿題やったの!?」と同じくらいの重みを持った関心事かもしれません。


1日何時間くらい練習させればいいですか?

といった疑問をお持ちになるのも、ごもっともだと思います。




最適なピアノの練習時間って1日何時間?


ピアノの練習時間に関しては偉人たちも……

  • 1日あたり午前中を中心に、5時間以内の練習をするように(アルフレッド・コルトー)
  • 重いピアノで1日6時間弾け(フランツ・リスト)
  • ピアノは1日3時間、疲れたらその都度休むように(ショパン)

といった言葉を残しています。


ピアノに人生の多くを捧げる決意をした人でもない限り、現代社会ではなかなかクリアするのが難しそうですよね。えっ、仕事や学校は? ってなっちゃいます。^^;

※実際は自分の門下生たちや、よりハイレベルな演奏家を目指す人たちに向けた言葉だと思いますが。


私自身については、習いはじめや初心者の生徒さん、そしてその親御さん方に、「毎日このくらいは絶対に練習してくださいね!」とは言わないようにしています。


理由は簡単。ピアノはたくさん練習すれば上手になることくらい、誰でも知っているから。ごく当たり前のことですよね。


ピアノの上達と練習時間とは、比例しやすい関係なんです。やればやるだけ伸びるし、サボればサボるほど落ちていきます。^^;


問題はそのもっと手前。どうやったら練習したくなるか? なんです。




音って楽しいなぁ〜、オラ、わくわくしてきたぞ!


ピアノの習いはじめや、まだ小さいころというのは、練習時間の長い短いよりも、「音って楽しい〜!」って思えることが一番大切です。


ピアノはもちろん、いろんな楽器に触れて、弾いて叩いて音を出して、音色を感じて、うわ〜楽しい!って心から思えること。これが重要。


楽しいと思えるから、やりはじめる。ワクワクするからもっとやる。興味や好奇心、小さな成功体験の積み重ね、それが前に進んでいくための原動力となります。


好きこそ物の上手なれとはよく言ったもので、楽しいから好きになり、好きだから練習もする。練習するから伸びる、伸びるからますます好きになる、といった良い循環が生まれます。


その良い循環のスタート地点にあたるピアノの習いはじめは、「練習すること・させること」よりも、まず「楽しくなる」ことの方が大切な時期なんですよね。




どうしてピアノを練習しなきゃいけないの?


習いはじめの時期をすぎ、小学校に入ったり学年が上がると教材も変わり、曲の方も少しずつ難しくなっていきますから、やはりそれなりに練習時間が必要になります。


まだ「楽しい〜!」が続いていればいいですが、環境の変化にともなって相対化されていくことも。別の楽しいこと、興味を引くこと、やりたいこと、やらなきゃいけないことが、目の前に現れてくるからです。

人はピアノのみに生きるにあらず、ですからね。


すると……

なんでそんなに練習しなきゃいけないのよ、もォ!

という感情がフツフツと芽生えてくることも。


親御さんからしたら、ただの口答えや屁理屈、横柄な態度のように見えても、本人の中では摩擦や葛藤が渦巻いているはず。


むやみに練習練習と追い立てたり、今日は短かったとか、もう終わったの? など、練習時間だけにこだわっても、あまりよい結果にはならないかもしれません。


それよりも、どうして練習した方がいいのか、それにはどんな意味があるのか、まずはそこを理解してあげ、上手く伝えてあげてください。




ピアノの練習をする3つの理由


ではピアノの練習は何故するのでしょうか?


レッスンに行って花丸やシールといった、先生からの合格印をもらうためではないんですよね。それはひとつのプロセスに過ぎません。


ましてや「先生に怒られるからね!」というのは、ただ脅しているだけです。^^;


私が考える、ピアノの練習をする大きな理由は次の3つです。


1.やれば出来ることを実感するため


先ほどもご紹介したように、ピアノは練習すればするほど上達します。努力に見合った結果が得られるので、がんばった自分を、自分自身で認めてあげることができるんです。

そのことによって、社会を積極的に生きていくために必要な、自己肯定感を育むことにつながるんですね。



2.自分の出す音に反応が返ってくることを知るため


自分がピアノを弾くことで、周囲の人から何らかのリアクションが返ってくることを知るのは、とても大切なことです。

良い反応もあれば、あまり心地よくない反応もあるでしょう。しかし、それが人の社会であり、自分がこれからも生きていく世界なんです。

それらに対応し順応していくことで、コミュニケーション力を養い、社会性を身に付けることにつながります。ピアノも音楽も、社会と切り離されて存在はしていないからです。



3.自発的な“やろうとする能力”を引き出すため


ひとりでピアノを練習していても、大なり小なり自分なりの創意工夫が生まれてきます。

ここはこうした方がいい、こうやると上手くいきやすい、メモもとっておこう、などなど。無意識であっても自然と工夫していくんですよね。

こうした小さな発見や発想が、自ら何かを生み出す力や創造力、企画する力につながっていきます。



これら3つの練習する理由は、ピアノの演奏技術の向上とはまったく関係ないように見えますし、実際そうかもしれません。でも子どもたちの成長という視点で見ると、大きな意味があるのではないでしょうか。


人はピアノのみに生きるにあらず、ピアノから得られた一つ一つの糧による。そんなふうに言えなくもないですよね。


【関連書籍】

簡単! 楽しい! おうちでできる音楽&リズムあそび

育児が楽しくなるあそびが満載!知識も体力も道具も不要で“音楽の素養"が身につく!(Amazonより引用)


では最後に重いピアノで1日6時間弾けと言ったリストの言葉を。

私を真似てはいけない。私のやり方で私は成功出来たが、あなたはきっと失敗するだろう。これは私だからできたとしか言えないのだ


ピアノの練習は時間の長さだけで測るのではなく、そこから何が得られているのかに着目すると、より大きな成果に近づいていけそうです。

※もちろん音大など専門の道を目指す場合は、大きく事情が異なりますよー。


では みなさん!
今日も楽しいピアノライフを♪ ・∀・*)ノ
*:゜・*:.。.*.。.:*・・*:.。*・

【関連記事】
この記事を読んでいる人にオススメ!


  • もっと楽しく♪動画でピアノレッスン
  • 人気記事ランキングTOP20
もっとピアノが大好きになっちゃう無料メルマガ
『人生を楽しくする☆魔法のピアノレッスン♪』

読者購読規約powered by まぐまぐ!
| /PAGES |
  • 【まとめ】全26選!ご家庭でのピアノの練習に参考になりそうな記事をピックアップ
  • 保育士試験ピアノ実技と筆記まとめ
  • 【まとめ】ピアノコンクールの参考になりそうな関連記事をまとめました
  • 【まとめ】譜読みの上達に参考になりそうな関連記事をまとめてみました
  • 【連載開始!】障がいを持つ子どものためのピアノレッスン - ムジカノーヴァ2017年1月号
コメント
コメントする






   

スマホ版を表示
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...